第三章 暗殺の狙撃者「…私も…あまく見られたものですね…ガキ相手に本気はだしたく無いのですが…」
「……ああ………てめえ…今なんつった…」
「…ガキ相手に本気はだしたくないと言ったのです…」
「…てめえ…なめやがって….ᐟ」
にるは相手の呟きに怒り露わにすると、拳銃向け放ち
「……っ…….ᐟ…どうやら…本気のようですね」
「…オレを舐めた事…あの世で後悔させてやるよ.ᐟ」
弾が何弾も撃ち抜かれ上手くかわしながら近距離攻撃を試みた
「…隙だらけだぜ…」
二刀拳銃構えると弾撃ち抜くも、素早くかわされた
「……なるほど……二刀拳銃ですか…なかなかやりますね」
「…………………………(…俺のあの攻撃をかわすとは…ただ者じゃない…)」
「……にる……気をつけてください….ᐟあの人はただの人間ではありませんよ…」
「……………………どういう事だ……」
「…彼のいうとおりです…私は悪魔と人間の血が交じっているので…簡単には殺せませんよ…」
「……悪魔……ベルナエルとおなじ……」
「…あの人は…私の兄です……兄は人間の血の方が濃いはずなんですが……悪魔のような力もあるようです……」
「……なるほどな……オレの知り合いが随分お世話になっているみたいだな……」
「……ええ……おかげさまでね……本当は私の弟も返してほしいですが……そうもいかないようですね……」
「…わるいな…あんたの弟はもう俺のもんだから簡単にはやれねえんだわ…」
「…おやおや…それは残念です…」
にこにこにこしながらもプリンシパルは近くにある椅子にるに投げつけた
「……では……力づくでうばいかえすまでですよ……」
「……は……なぜ俺の弟にそこまでこだわる……」
「……私の……大事な先生だからですよ………バルディ先生はあの子たちといる事で変わったんです……だから…なんとしてでも…かえしてもらいます…」
「…ふ~ん…必要な人間…ね…くだらないね…友情だの愛情だのなんだの…そんなものはただの戯言だ….ᐟ」
「…そうおもいますか……あなたにだってまだ…、人の心はあるんじゃないですか」
「…だまれ…お前に俺のなにが分かる….ᐟ…俺は…俺はお前らとはちがう….ᐟ.ᐟ」
「…どうやら…分かり合えないようですね…」
にるは二刀拳銃構えると相手に向けて何発も撃ち続けた
「……く…….ᐟ(さすがに近付けないか)」
「…おらおらどうした…さっきよりも動きがにぶってきてるんじゃねえか?」
にるは隙ついて相手のはいごにまわると脚蹴りした
「……う……」
「……口でいうほど…大した事はないな……とどめだ…」
…にるは気を失ったプリンシパルに銃口向け撃つが、腕掴まれ体が宙に浮くと投げつけられて
「………っ…….ᐟ」
「…どうやらあなたも大した事は無さそうですね…さあ、私の大事な先生かえしてもらいましょうか…」
「…バルディ先生かえしやがれ….ᐟ」
「……そうよ…そうよ…….ᐟ」
「………….ᐟ…いつのまに…まさか…あのとき…」
「…ええ…椅子投げたのは、この子たちを解放するためです…あなたが施錠してたカギは意図も簡単に壊れてくれました…爪があまかったですね…ベル…」
「……く…….ᐟ」
「…てめえ…なめた真似しやがって…いいだろう…この学校ごと、消しさってやる….ᐟ」
にるはバルディの傍に行くとバグで自分の体内にとりこみ
「……にる……一体なにして…….ᐟ」
「…は……、はははははは…オレはだれにもとめられない….ᐟオレがこの学校の…この世界の支配者だ….ᐟ」
「…なんて事を….ᐟ」
「…どうする…校長先生」
「……なるほど……そうきますか……」
『……たすけて……』
「……今の声……バルディ……」
『…1人は…怖い…さびしい…くらくて…、冷たい…』
「……………………校長先生」
「……バルディ……すぐに……たすけてあげますからね……」
「…なにをしても無駄だ…弟は既に俺の体内だ….ᐟオレは…この世界の真の支配者だ….ᐟ」
「…まだそんな戯言いうのですか…あなたは私には勝てませんよ」
「…オレを…あまくみるなあああああ….ᐟ」
相手の叫びとともにカフェテリアはバグ化されにるの身体も悪化おびながら黒く染まり
「……にる……どうして……」
「…こまりましたねぇ…」
「…校長先生….ᐟ」
「…オレたちも協力するぜ.ᐟ」
「…あなたたちを危ない目に合わす訳にはいきません…」
「…バルディがいるんだろ…ならあのドスグロいの掃除してやろうぜ.ᐟ」
「…バルディ先生を助けたいの…お願い…校長先生….ᐟ」
「……分かりました……くれぐれも無茶はしないでくださいね……」
「…は…人間が何人束になろうが俺にはかなわねえよ….ᐟ」
「…さあ…、どうでしょうね……私は…この子たちの事を信じています….ᐟ」
「……くだらないね……まとめて消し炭にしてやる.ᐟ」
にるはバグの岩をうみだして攻撃した
「……みんなかわして…….ᐟ」
「……プレイタイム…….ᐟ縄で拘束.ᐟ」
「……はい…….ᐟ」
「…ブリー.ᐟBSODAで視界見えなくしてしまいなさい….ᐟ」
「……ああ…….ᐟ」
「……うあああ……なにも見えない.ᐟ」
「…プライズハグ….ᐟ」
「……ハグシマス……」
「……う……動けないだと……」
「…スイープ…お掃除の時間です….ᐟ」
「…掃除だ掃除だ掃除だあああああ….ᐟ」
「…な、なにをする….ᐟ」
身動きできないにるに近付くと胸に両手当てて
「…バルディをかえしてもらいますよ….ᐟ」
プリンシパルはバグの中に手をいれて探り、バルディ引き摺りだす
「……う……ああああああああ…….ᐟ」
…にるの体内にいたバルディが消えた事でバグは消え元の場所にもどる…
「……なぜ…どうして……」
「……バルディ……」
「……バルディ先生…….ᐟ」
「……バルディ先生…….ᐟ」
「…………う…………」
救出されたバルディが目を覚ますと、生徒たちは泣きながら抱きつく
「……よかった……」
「…バルディ先生がしんじゃったら…どうしようかと…」
「……みなさん……心配かけましたね………ボクはもうだいじょうぶですよ……」
「……バルディ先生……」
「…校長…たすけてくださって…ありがとうございます…」
「…あなたが無事で…、なによりです…」
「…オレが…このオレが…人間如きにまけるなんて….ᐟ」
「……兄さん……」
…バルディはフラフラになりながらも兄の傍に行き屈んだ…
「……バルディ…….ᐟ」
「…兄さん…兄さんは…さびしかったんだよねボクとおなじ………1人で……さびしくて…ごめん…ごめんね…兄さん…」
「……なにを今さら…….ᐟ…お前に…オレのなにが分かる…」
「…分かるよ…兄さんはボクの、たった1人の兄弟だから…そうでしょう……兄さん…」
…バルディが優しくバグに触れると光となり消え、元の姿になる…
「…………っ…………」
「……兄さん…….ᐟ」
にるは気を失い、バルディの肩に凭れかかるように頭預けた
「……兄さん……」
「……にる………」
「…見つけた…こんな所にいたんだな…」
コツコツと靴音たてながらバルディたちのはいごからオールバックの人物が姿見せた
「……ベル……一体どういう状況だ……監視していろと指示したはずだか……」
「……うるさい……そもそも来るのが遅すぎだ…馬鹿者……」
「…まあ、ベルの処遇はあとでするとして…お前…、バルディ…だろ…」
「…どうしてボクの事を…」
「……お前とは面識がある……まあ昔の話だ……覚えているわけないか……」
「…………………………」
「…とりあえず…にるはかえしてもらうぞ…」
…バルディが振り向くと既ににるはおらずベルナエルが肩に担ぎ、謎の人物の傍にいた…
「……いつのまに……兄さんをどうするつもりですか……」
「…どうもしないが…にるがどうなろうと、俺たちの勝手だろ」
「……まって…兄さんを…どこにもつれていかないで…….ᐟ」
「……じゃあな…またどこかで会おう……」
バグで歪んだ空間の中に2人がはいりバルディがおいかけるもまにあわず泣きくずれて
「……兄さん……」
「……バルディ……」
「…………………………」
空間の中で虚しく泣きすする音だけがこだましていた
……そのころ……
とある研究所の研究室の中に白衣着た人物が1人、指齧りながら幾つもある画面の中見つめてイライラしていた
「……失敗したか…私の研究は完璧だったはずだ……」
「……イライラするな…もあよ…… ゛ 記憶を新しくつくりかえて ゛ しまえばいいだろう……」
白衣の人物のはいごからくちばしマスクした黒の服着た人物が姿見せた
「……ペスト……私の部屋にはいるときぐらいノックしろといったはずだが……」
「…すまない…ノックしても返事が無かったのでな…」
「……はあ……まあ…、いい……」
「……………………………………」
「…記憶をつくりかえる…か…、中々わるくない…」
「……だろう……どうする」
「……そんなの……、分かっているだろう………お前の好きにしろ……」
「……仰せのままに……」
ペストはモアに軽くお辞儀すると研究室から出ていく
「……まだだ……まだ……私の計画には程とおい……やらねば……」
to be continued…