寝かせません吸血鬼、朝方まではしゃぎすぎて仕方なくラブホ泊まる。
こんなあるあるが集会で飛び出すほど、吸血鬼はラブホに泊まることが多い。日光による身体ダメージに個人差はあれど、大半の吸血鬼は活動できなくなるし、何より吸血鬼にとって昼は眠る時間なのだ。日光を避け、寝るだけならビジネスホテルやマン喫などの手もある。しかしいつでもオールチェックイン可能、部屋さえ開いていればすぐに入れ、完全防音窓なし。しかも割と広いし安い(実質二人部屋だしな)ラブホは吸血鬼にとって快適な寝床だ。しかも最近はそういった目的の吸血鬼の為に棺桶をおいてある場所もあるらしい。
そんなわけで本日、羽目を外して遊び過ぎた俺、野球拳大好き様ことケンと弟、マイクロビキニことミカエラは二人でラブホ泊まりとなった。迫りくる朝日を躱し、駆け込んだホテルの空きは一部屋のみ。普通ならば男兄弟同士、気持ち悪いとぎゃーぎゃー楽しく笑いながら寝るだけだろう。普通ならば。
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