Q.タトゥーをいれる描写を入れた意味
A.蒙古斑ってわかりますか?赤ちゃんの時に生まれ持ってできている、青痣みたいなやつ。
あれって、国とかスピリチュアルな意味だと「神様からの贈り物」って言われているらしく。
大人になっても、消えなかったり、一般的には青緑色の痣のようなものもあれば、赤味のある色だったりと様々な色をしています。
そんな神様からの贈り物が、見つける為の贈り物で着けられたかもしれないって思うと、夢が広がるなって思い、痣や、タトゥーなど印を今回テーマに置きたくて入れました。
Q.髭切、膝丸のタトゥーの意味
A.タトゥーも入れる絵柄によって意味があるらしく。
今回主人公が入れた妖精は女性らしいなどです。
膝丸の蛇、髭切の獅子は
蛇→再生、永遠、霊力
獅子→賢明、力、君主、支配
なんだかぽいなぁ~とも思いつつ、また
みんな大好きな七つの大罪のモチーフにされる動物の意味もあると面白いかなと思い、蛇の嫉妬、獅子の傲慢は性格とかに反映させようとして膝丸は少し嫉妬が見える場面も入れたいなと思いました。
ただ、髭切の傲慢は少し違うのかなと思うので、髭切の方はあまりそこを重視していませんね。弟が入れるなら入れようかなって感じだったのかな笑
入れている場所とかイメージは、もろこしさんが上げているラフとか見てもらえるとわかりやすいと思います!(ピアスも実はもろこしさんの描いてくださったのを逆にここっちにも描写を入れたりとしました)
Q.髭切の性格
A.膝丸は嫉妬とかですが、髭切は?というと。
髭切は極の「加護」を与えるとかそっちに重きを置くようにはしました。
ただ、決めるのも主人公だし、ちょっと怖いセリフ回しもいれようとは思いましたが、髭切が主人公、以前の審神者に痕をつけた時から、見つける痕もそうですが、加護も与えていたと思っています。
家族から疎遠だったり、いじめもあったりしていますが、そこまで酷い暴力をされていないのは、髭切の加護のおかげだと良いなぁと。
ただ、どうしても全部を守り切る事もできないので、審神者を辿った人間の転生後は少し厳しいかもしれませんが、主人公が髭切にまた出会った事により、精神的に安定を保つようになったのは、また彼の加護のおかげだと良いなって思いました。
Q.膝丸の性格
A.膝丸は嫉妬、弟らしい可愛い面も入れたいなと思いました。
また、今回の発端は弟の審神者の時からの行動だったのですが(前日譚見た方はわかると思います)、なんとなく情緒不安定要素、不安な一面も入れたいなと思いました。
膝丸って、逸話、物語として髭切に比べると不安定なところがありますが、髭切が「弟」と呼ぶことで、髭切の対である「膝丸」としての形があると思うんですが、よく名前が大事と言われるように、刀もその刀自身の名前と物語が大事だと思っていて。
審神者が「膝丸」として詠んでいても、「膝丸」と親みたいな人の形を保つ為の主が名前をあまり呼ばないとそれが曖昧な存在、少し不安定な存在、名前をきちんと呼ぶことで形を成していると思うとするならば、最後まで好きだった思いを抱え、距離を置いて過ごしてしまい、権限当初の膝丸の苦労さを思うと、名前を呼ばれる事が少なくなった膝丸はより不安定な心を持ってしまったと思うと面白いのかなって思いました。
最後まで苦労させてますがね・・・笑
Q.本の遊び、色合い
A.新刊を手に取ってくださった方はまた見返してもらっても面白いと思いますが、まぁ源氏の色使いたいという安直な考えもありましたが笑
裏表紙、遊び紙など最初は寒色になっていると思いますが、今回の主人公の心の描写とか、始まってしまった事故、事件からずっと寒い冬を過ごしているところから始まり、最後はその刀に許してもらって、好きだった2人と一緒に長い時間をかけて春を迎えることができるようになったらいいなと思い、最初は寒色、最後の遊び紙は黄色より、少しまだ暖色ではないけれど・・・みたいになったらいいなと思いました。
Q.主人公の性格
A.私は主人公の要素や中身は読んでいる人にお任せしているんですが、一つあるのは、最初の情緒不安定要素は、あれは審神者の本来の性格ではありません。
髭切の性格の回答でも答えたように、加護の力も働いているので、普通に過ごせるところもあんな風に情緒不安定な様子も本来はないと思っていますが、審神者の時のあの事件以来、どうしても、自分を責めてしまっていているんですよね。(まぁ、それでも前を向いてあの源氏兄弟も極とか、該当の刀も修行に出すぐらいには強いです)
なので、その自分を責めてしまう要素を強く持ってしまったが故に、ある意味呪いでもあると思って。
自分で自分にかけた呪いをそのまま、生まれ持ってしまったからこそ、自分でもわけもわからずに泣いてしまったり、不安になるんですが、全て自分が審神者としての感情も持ってきているからこそなんですよね。
記憶があると、こんなにも不安になることはないんですが、無いからこそ普通の人間として、どうしても不安定な人になってしまっている・・・といったところはあります。