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    @ageplf

    prli腐・憧京、イツ京、ロク京ほか7右が好き

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    憧京(しょごけい)。同棲if。耳舐める話。ややすけべ。

    mygummy校正推敲なしの殴り書きなので変なところは見逃してください…



    mygummy




    「たっだいま〜、け〜い」

     深夜2時。曲作りが軌道に乗ってきた頃。部屋のドアがあき、ひどく脳天気な声が聞こえてきた。憧吾だ。今日は出演番組の打ち上げがあると聞いていた。テレビ局の打ち上げは4次会、5次会とキリがないと聞く。帰りは明け方になると思っていたから、思ったよりだいぶ早い。

    「おかえり。早かったね」
    作業の手を止め、声の方を振り返る、憧吾は酔いの回った赤い顔をして、嬉しそうに僕を見た。
    「良かった、やっぱり起きてた」
    「うん、リテイク今週末までだからね」
    「俺のこと、待ってたんじゃなくて?」
    「うーん…。待ってないって言ったら嘘になるけど」
     待つために起きていたわけじゃないけど、帰ってくるのを待ってなかったといえばそれは違う。困ったように返事をすると、憧吾は持っていた荷物をその辺に放り投げて真っ直ぐ僕の方に歩いてきた。

    「俺は、早く京に会いたくて帰ってきた」

     アルコールが入っている時の憧吾はいつもより饒舌で積極的だ。僕のそばに来ると、真正面から唐突に抱きしめてくる。そうして首筋に鼻をつけて、思い切り深呼吸をした。

    「はあ……癒される…。なんでこんないいにおいするの?」
    「いや、普通のシャンプーだけど…」
    やわらかい憧吾の髪がうなじに触れ、朝にくすぐったい。やんわりと体を押し返すと、やっと顔が離れた。
    「…結構飲んだ?」
    至近距離で見る憧吾の目はすっかりとろけている。酔いが回ってる時の目。それから、におい。僕はアルコールを飲まないけれど、時々憧吾からしてくるお酒のにおいが今日はいつもより強い。
    「そんな飲んでないよ」
    憧吾はそう言うけど、飲んでる人はみんなそう言うのを僕は知っていた。眉を軽く寄せて訝しげに見ていると、「そんな怖い顔しないで」とふいに唇を塞がれる。

    「ん」
    いつもより早いペースで唇を舌で開けられる。ジュースとも少し違う、甘いミルクのようなココナッツのような味が口の中に広がった。ちゅく、と響く音が妙に羞恥を煽ってきて、ぞく、と震える。そのまましばらく憧吾のしたいようにさせていると、やっと離してくれた。
    「…なんか、甘いお酒の味がした」
    「はは、すごいな、京の味覚」
    憧吾はそう言って目を細めると、今度は僕の右の髪の毛を柔らかく撫でた。そのまま、髪で隠れている方の耳を触ってくる。
    「…っ」
    ぶる、と肌が粟立つ。憧吾の指は何度か僕の耳朶をなぞって、それから耳の後ろの付け根に触れた。いつものをされる。思わず喉が鳴る。
    「けーい」
    憧吾の形のいい唇が耳元に寄せられる。ふ、と息を吹きかけられて、それから僕の耳朶をべろりと舐めてくる。
    「ぁ……っ」
    僕がそこを弱いのを知っていて、いつもこうしてくる。お酒が入っている時は大体そう。憧吾はこの行為がだいぶ好きなようだった。そしてさらにタチが悪いのは、僕もこの行為が嫌いじゃないということだった。
    「けい」
    「…っっ♡」
    大好きな声を耳に直接注がれる。ぴちゃ、とした湿った音に気持ちが散々昂揚した。声を出さないよう、思わず唇をぎゅっと噛む。耐えるのが苦しい。でも、それがどうしてか気持ちよくもあるから困ってしまう。
    「京、ほんとここ好きだよな」
    憧吾はそう言うと、今度は耳朶をはむ、と柔らかく甘噛みした。そのまま何度も何度も感触を楽しむようにはむはむとしてくるから、どうにかなりそうだった。
    「京のここ、グミみたいだな」
    「…っ、ぼくは、グミじゃない……っ…」
    「そう?弾力も甘さも似てると思うけど…」
    「ん、ちが……っぅ……♡」
    耳への刺激も響く水音も言われていることも、何もかもが恥ずかしくて、気が狂いそうになる。気がつけば憧吾の背中に手を回して縋りついていた。もう今日は作曲の続きなんかできそうにない。作業のことは諦めて、そのまま身を委ねることにした。





    翌朝、すっかり酔いが覚めた様子の憧吾が青い顔をして「昨日、俺何か変なことした?」と聞いてきた。「僕の耳のことグミって言ってたけど」と教えてあげると、バツの悪そうな顔をして「なんかごめん」と言ってきた。
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