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    KIFUJIN0812

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    KIFUJIN0812

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    私と相互さんのTRPGキャラのBL二作目です。
    TRPGのネタバレはありません。
    香坂ジュン×石切律
    診断メーカーの「言ったもん勝ち」からお題頂いたんですが、結果的に「言っても届かない」になりました(笑)
    タイトルは相互さんが考えてくれました。

    伝えるには狭い世界"You two are really close, huh."
     休み時間に律と談笑していたら、キャシーにそう言われた。彼女は日本語と日本文化を学ぶためにLAから交換留学生としてやってきた。だから他のクラスメイトとは拙いながらも日本語で話すが、幼なじみの僕とは英語で話す。
    「ジュンくん、キャシー何て言ってるん?」
     律が僕に問いかける。
    「『あなたたちとても仲がいいのね』だって」
    「そりゃあ、僕ら幼なじみやしな!」
     そう言う律はどこか誇らしげだった。キャシーはそんな律にニコリと微笑んだ。最近日本語リスニング力が着いてきた彼女はおそらく意味がわかっている。そして僕の方に目線を戻すと真面目な顔でこう問いかけてきた。
    "Could it be that you are dating"
     キャシーが英語で言ってくれたことに感謝した。英語が苦手な律には多分わからないだろうから。だが、たまたま聞き取ったであろう、何人かの英語得意勢のクラスメイトたちがププッと吹き出した。
    "No we aren't.…so far."
     僕が冗談混じりにそう答えると、そのクラスメイトたちは何かが破裂したように笑いだし、キャシーは不思議そうな顔をした。律は僕らと周りの様子から不安になったのか、もどかしそうに僕の袖を掴んで揺さぶった。
    「なあなあ、なんで皆笑ってんの? 今何の話してたん?」
     焦る律が何となく可愛らしくて、ついにやけてしまった。僕が勿体つけて黙っていると、英語得意勢の一人である女子が代わりに律に教えた。
    「キャシーが『もしかしてあんたら付き合っとるんか?』ってジュンくんに聞いて、ジュンくんは『今んところはちゃうよ』って言ったんよ」
    「んなっ!?」
     律の顔が真っ赤になった。
    「ジュンくん!! なんで!! なんではっきり否定してくれへんの!? 否定してや!! そんなん!!」
     焦ってキャシーに向かってノー!ノー!と叫びながら僕の袖を掴んで揺さぶってくる律が面白くて仕方なかったが、何かがチクリと胸に刺さった気がした。
    "Don't worry if you are in kinda relationship.At least I'll accept. Everyone has various ways of loving someone."
     けして茶化すわけでなく、至って真面目にそう言ってくれるキャシー。
    「『あんたらがそういう関係でも私は受け入れるから心配しやんでいいよ』ってさ!!」
     さっきの女子がケラケラ笑いながらそう律に伝える。
    「お前らいつでも一緒やからそういうこと言われるんやろ!!」
     男子の一人が笑い転げながらそう言った。
     律はますます焦ってノー!ノー!と首を激しく横に振った。だが、キャシーは真剣な表情のままだった。周りが可笑しそうに笑っているのも、律が死にものぐるいで否定しているのも、彼女にとっては違和感があるようだった。
     ごめんな、キャシー。律は女子にもモテるし、きっとそういう奴じゃないんだ。それにここは僕らがいた世界とは違うから。
    "Thanks, Cathy. But He is not that kinda person."
     僕がそういうとキャシーは何かを察したような顔をしてこう言った。
    "Jun,I'm always here for you."
     「私はいつもジュンの味方だから」。ありがとう、キャシー。
     
     
     
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    KIFUJIN0812

    DONEお題メーカーからです。
    ☆初のゲタ父・鬼目ですが、目鬼からの成長リバになってます。
    ☆性描写は一応ないですが、内容が教育によろしくないので15禁とします。
    ☆倅可愛さがエスカレートしてついつい手を出してしまっていた父が倅の成長後に100倍返しを食らう…という設定です。全体的に不穏ではありますが、あまり妖怪らしさはなく2人とも人間臭いです。
    もうすぐだね「あの頃はしつこいくらい口吸いしてくれたのに、今は全然ですよね。なぜですか?」
     僕が顔を近づけると父さんは逃げるように顔を反らせた。僕より少し背の高い、細い身体が小刻みに震えている。
    「なんでそうやって逃げるんですか?成長した僕は受け入れられないんですか?」
    「……本来親子ですることではないんじゃよ……」
    「じゃあ親子でしないようなことをなんで小さい僕にしたんですかね?」
     父さんのすべすべの頬に手を添えてこちらを向かせる。その赤い瞳がじわりと滲んで、僕にそっくりなその顔が引き攣るのを見ると何故かゾクゾクとした感覚が肌の上を走る。顔をもっとよく見せて欲しいのに、今度は俯いてしまった。これじゃあ長い髪に隠れて顔が見えない。そんなに僕と目を合わせたくないのかな。
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    KIFUJIN0812

    DONEヤンヘラ激重性欲強め沢城くんの鬼水です。
    140字SS用のお題メーカーを使いましたが、なんか140字に収めたくなくて今回は550字程度です。
    具体的な性描写はないですが、内容が内容なので15禁程度…ですかね。後々違和感をもったら編集します。
    「自分だけが知ってればいい」「鬼太郎、お前は本当に可愛いなあ」
     お義父さん。あなたはいつまで僕を子供だと思ってるんですか。あなたは僕を人間の子供と同じように認識してるんでしょう?僕は母の胎の中に10年いたので精神年齢はもうとっくに成人してるんですよ。
     今もそうやって無防備に僕を膝に乗っけて頭を撫でてますけど、あなたは僕がいつまでも幼子のように心細さから毎晩添い寝を求めてくると思ってるんですか。そんなわけないでしょう。十中八九、性欲ですよ。
     ねえ、お義父さん知らないでしょう。僕、毎晩のようにあなたの寝顔を見ながら抜いてるんですよ。あなたをどうやって犯してやろうかと考えながら。あなたを押し倒して暴いたらどんな顔をするか想像しながら。そんな危険な獣のような男をあなたは何の警戒もせずに自分の布団の中に入れてるんですよ。あなたはきっと僕があなたで精通したことさえ知らないんだ。まあ精通する前からあなたで抜いてましたけどね。あなたは僕が下心を持ってることを伝えたところで「おかしな冗談はよせ」と突っぱねるだけでしょうね、きっと。
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