顔を洗いに向かった洗面所には、先客がいた。昨晩恋人と早々に自室に消えた兄弟だ。白い首筋を晒して、のんびりと歯を磨いている彼の隣に、静かに立った。
「おふぁよ」
「おはよシュウ。昨晩はどうだった？」
「どうって…？」
　歯磨きを済ませたシュウはとりあえずうがいをし、怪しむような顔で俺を見た。
　いやいや、そんなわかんないなんて顔しなくても。恋人同士が同居人との会話もそこそこに部屋に籠るって、それはもう、やることは一つでしょう。って、昨晩も散々ヴォックスとアイクと酒を入れて盛り上がった。
「したんだろ？」
「し、し、あでゅでゅでゅ」
「セックス」
「………」
　右上、左上、左下、右下。目ん玉をぐるっと一周まわして、ぱくぱく口を動かして、わかりやすく動揺したシュウは、フリーズしたみたいに動かなくなった。

怪女人「你可以處理得再乾淨俐落一點。」
年幼的Eki轉頭看向身後，一個穿著黑西裝、身形高大的男人盯著他說著。
Eki不發一語，回頭看著自己剛用手中的小刀殺死的駝鹿，噴濺的血液渲染著雪地，還略微溫熱的血液稍稍融化他腳下的雪。
他略微不滿地嘖了一聲，默默地拿出手帕將小刀擦拭乾淨、收起來後，才慢慢轉身，準備走到男人身旁。
此時，在不遠處傳來了呼喊聲。
「爸爸！Eki的練習結束了嗎？」
接著，一抹金黃色的身影就撲到那高大男人身上，是金城家的大小姐，Lucy。

金城家的大小姐，Lucy，金城家唯一的掌上明珠，集萬千寵愛於一身———當然殺意也是。
「我的寶貝，外面這麼冷怎麼不多圍條圍巾再出來？」直至剛才都還冷漠嚴肅的男人彷彿是被陽光融化般露出了笑容伸手拉緊女孩身上的大衣。