吉デン.







「腹減った〜」
　ぐぅ、と腹から音が鳴る。目の前の机の上には真っ白な課題のプリント。デンジは力が抜けたように机に突っ伏す。ゴン、と頭を打ち付ける痛そうな音と、グシャ、と紙が揉みくちゃにされた音がした。色んな音を出せる男だな、と、どうでもいいことを思いながら、吉田は読んでいた本から顔を上げる。
「その課題早く終わらせないと帰れないよ」
「わかってるってのー」
　でも腹減ってんの！　死ぬ！　と、デンジは小学生のように喚く。教室には他に生徒がいないのが幸いだった。
「ああ。そういえば俺、お菓子持ってるよ」
「は？　それ早く寄越せよ！」
　吉田が鞄から取り出した赤い箱を、目を輝かせたデンジが早速取ろうとしてくる。掴まれる寸前で、吉田はその手を躱した。

番外
“电次君，要跟我一起去出任务吗？”
电次在周六的早晨被吉田的声音喊醒，眼睛还没睁开就被邀请去干活，电次可是不爽的很啊。
“唔，我为什么要跟你去出任务啊？自己一个人去啊傻逼，你不是挺强的吗？让我继续睡啊。”
“……电次君陪我去的话我可以请你和那由多吃蛋糕。”
“……一个蛋糕而已。”
“外加一万块钱。”
“……成交。”

于是电次毛毛躁躁地换好工作服跟在吉田后面出了门。
“我看看……商场三楼……是那个吧？”
吉田指了指商场三楼那个明显到不行的肉团，黏糊糊的肉团挤破了玻璃墙，有一部分悬空，不断往下掉落恶心的肉块。
“……跟那什么，无尽恶魔，好像啊。”
“嗯？为什么？”
“这家伙，在利用玻璃碎片刺伤自己的疼痛感还是什么的让自己变大的样子，是这样吧？”