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    nemui_kido

    @nemui_kido

    作品置き場、進捗アップ用に使ってます
    ⚠️腐向けと夢絵が混在してます⚠️

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    nemui_kido

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    行き詰まったので文章で書いてみた。
    むずかし〜
    ここまでで漫画1P分。
    ネームできたので2Pくらいで漫画にしたい。
    マイクとの会話は無いけどランマイのつもり。
    ※写真撮ってたり、ロアーを追い出されたことになってるけど妄想です。

    「なあファンガス、面白いもの見せてやるよ!」

    ある日の昼休憩、そう話しかけてきたのは緑色のモンスターだった。ロッカールームまで誘導され、見せられたのは2体の青年が写った1枚の写真。緑色のビーチボールと眼鏡姿の紫色の蜥蜴が笑顔で肩を組んでいる。一方は話しかけてきた当人──マイク・ワゾウスキ──であるとわかったが、もう一方のモンスターには見覚えがなかった。

    「友達との写真かい?どの辺が面白いんだ?」
    「実はさ……一緒に写ってるの、ランドールなんだ!」
    「……エ"ッ!?」

    ******

    終業後ロッカールームに向かうと、先程まで絶叫フロアで顔を合わせていた相棒に出くわした。そういえば、今日はいつもより怒鳴られる回数が少なかった。案外機嫌が良いのかもしれない。つい魔が差した私は、昼休憩での出来事について彼に尋ねてみた。

    「ねぇランドール、なんで今は眼鏡をしないんだい?」
    「……いきなりなんだよ。」

    意外な質問だったのか、彼が一瞬目を見開く。そう、私は彼から学生時代の話をあまり聞いたことがなかった。知ってるのは最終学歴と、学生クラブを途中で追い出されたことくらい。サリバンが原因らしいことは当時の大会記録や情報から察することはできたが、詳しい事情は聞いたことがなかった。

    「昼間、ワゾウスキに聞いたんだ。君が学生時代に眼鏡をかけていたこと。君達がルームメイトだったこと。びっくりしたよ。」
    「あンの野郎……。」

    彼が恨めしげな表情で低く唸る。細められた鋭い眼差しは、昼間見せられた写真とは似ても似つかない。
    すると彼は私から眼鏡を奪い、自身の目元にかざした。その瞬間、彼は姿を消した。三つ目の眼鏡だけが宙に浮かんでいる光景はどこか滑稽だ。姿を周囲に溶け込ませたまま、そんなの、と彼は続けた。

    「眼鏡があったら居場所がバレるからに決まってるだろうが!何年組んでるんだマヌケ!」

    再び姿を現した彼は呆れ顔で三つ目の眼鏡を床に放った。慌てて眼鏡を拾いあげる私を尻尾で小突きながら彼は退勤していった。
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