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    ha_na_da_a_o

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    ⚠️書きかけ‪
    ジあにしたかったのかジあぃばにしたかったのか思い出せないけどこの時点では年下組+ぁんずさんの話 多分ジあにしたかったんだろうな‬

     思い出の共有とか、個人の記録とか、きっと多くの人がしている使い方じゃなくて、専らアイドルやその周辺の情報収集のために始めたSNS。話題のAIの技術なのか、私個人の興味の対象に関する話題も流れてくるようになって。そんな中でたまたま見かけた新味の飲み物はなんとなく気になっていて、これまたたまたま街中で見かけたから思わず買ってしまった。

    「珍しいものを飲んでいますね?」
    「あ、七種くん。お疲れ様です」
    「お疲れ様であります、あんずさん」

     同い歳でアイドルで、かつプロデューサーとしてライバルでもある七種くんが私のことを名前で呼ぶ時は大抵、疲れている時か、何か裏がある時。声のトーンがいつもよりやや低いことを考えると、今日のパターンは多分前者。だから、特に咎めることはしないでおいた。ここはES内で、周りに誰も居ないし。

    「いかにも甘そうなものを飲んでいますね。もしかして、本当にお疲れですか?」
    「いや、もともと気なってたんだけど、たまたま見かけたから」
    「いちご味……ですか?」
    「うん。いちごと……杏仁豆腐だったかな」

     ドリンク自体と杏仁豆腐の甘さが、いちごの酸味と合わさって美味しい。最近あたたかくなってきたから、冷たいのも良いところだ。

    「いかにもジュンが好みそうな味ですね」
    「あ、やっぱり七種くんもそう思う? 私も最初SNSで見かけた時にそう思って……でも意外と甘いから、漣くんなら無糖がいいかも」
    「はぁ。知りませんけど」

     そう言われてはっとする。最初に気になった時も、今日飲んでいる時も漣くんのことをなんとなく思い浮かべていたけど、それってどうなんだろう。……でも最近、漣くんと顔を合わせることが多いし、ご飯を一緒に食べながら話したりすることも多いから、きっとそのせい。
     

    「……て言うか、七種くんの方こそお疲れに見えるけど。大丈夫?」
    「そんなことはないですよ、と言いたいところですが……分かりますか。流石はあんずさんですね」

     これはこれは、『敏腕プロデューサー』殿には隠し事はできませんな! なんて返されない辺り、本当に疲れているらしい。

    「何か買ってこようか。コーヒー? それとも甘いやつとか?」
    「……コーヒーでお願いします。すみません」
    「いいよ、気にしなくて。私にも手伝いが出来るような案件なら、手伝うんだけど」
    「いえ、」
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    Replies from the creator

    ha_na_da_a_o

    PROGRESS⚠️せ〜りネタ⚠️のジュンあん

    続きはR指定入りますが、一旦全年齢部分を載せます🙇🏻‍♀️
    完成版は支部かな……多分……タイトルも未定…………
     プロデューサーの仕事は嫌いじゃない。むしろ、大好きなアイドルたちを輝かせるお手伝いのできるこの仕事が好きだ。でも、それはそれとしておやすみは楽しみにしている。それも、好きな人と一緒に過ごせるおやすみとなればなおさら。なのに。

    「はぁ……」

     下腹部の重いような感覚と、脚の間の不快感。もしかしてと思ってトイレに駆け込めば、案の定アレが来てしまっていた。予定日はもう少し先のはずだったけど、ここ数日仕事を詰めていた影響もあるのかな。
     『その日』が来るのは憂鬱だけど、十数年もこれと付き合っていれば、あぁまたか、くらいにしか思わない。けれど、何も今日じゃなくても。
     どうしよう、と思う。明日は久しぶりにふたりそろって完全オフの日で、だから、今日の夜からジュンくんがお泊まりに来てくれることになっている。私の家にジュンくんがお泊まりに来たことは今までに何度かあって──その時、『そういうこと』にならなかったことは今まで一度もない。……だから多分、ジュンくんは今回もその気だと思う。私も明確に拒否したことはないし……と言うか恥ずかしいだけで、私だって『そういうこと』をするのは嫌いじゃない。ジュンくんがいっぱい私を求めてくれるのはやっぱりうれしいし、その時ばかりは恥ずかしいという気持ちを忘れて、私もジュンくんのことが好きだといっぱい伝えられるから。
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