Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    genso_akasyu

    @genso_akasyu

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 62

    genso_akasyu

    ☆quiet follow

    6/12は恋人の日だったと聞いたので

    #安赤

    Tap to full screen (size:750x1334).Repost is prohibited
    🍌🍆💞💕💗💘💋💋💋💞💞💓💓💓💖💖❤👏❤💖❤💞💞💞❤❤❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    aki_aki960807

    DONEシクトリ5の無配。パス外しました!
    ハロ嫁観て書きたくなったお話です。降谷さんは桜組をちゃんと心の中で整理付けてる感じがしたので。むしろ赤井さんの方が引きずってる?
    映画のネタバレ無し。(映画の内容には触れていません)
    そしかい前後、和解済、同棲している二人。日本の警察に手を貸すFBI。一年に一度だけ弱音を吐く赤井さんに、降谷さんは……。(季節無視ww)
    師走の雨 大きなクリスマスツリーが飾られた、東都の街の一角。建築中のビルの屋上には、ライフルを直置きし、うつ伏せでスコープを覗く赤井の姿がある。そこから直線で六百メートル離れた場所で、今まさに立てこもり事件が発生していた。
     犯人と警察がにらみ合うこと、すでに五時間以上。部屋にはカーテンが引かれ、中にいる人質の安否も分からず、膠着状態が続いている。

     やがて、現場一帯は雨が降り始めた。夜の帳が降りると気温は急降下。呼吸をするたび、まるでタバコの煙を吐くように、赤井の口から白い息が漏れた。
     緊張の糸を張り詰めたまま、時間は刻一刻と過ぎていく。無情に降る雨は雨脚を強くして、赤井のニット帽を濡らした。
     現場に詰める警察官たちの顏にも、疲れの色が見える。にらみ合いはこのまま朝まで続くのか、と誰もがそう思い始めた時——。
    3977

    sakaki_novel

    PAST第103回 安赤ワンドロワンライで投稿していたお話です。お題は【チョコレート】をお借りしました。
    pixivの方に赤井さんの差し入れコーヒーで始まるお話を載せましたので、再放送をば。
    安赤ワンドロワンライ【チョコレート】「あなたに毒を盛りました」
     自身のデスクで書類と睨み合う赤井の目の前に、降谷はトラベラーリッドが被せられた紙コップを一つ置いた。そして、もう片方の手に持っていた紙コップも、その隣に並べるようにして。二つのカップは大きさも模様も、巻かれたカップスリーブも全く同じで、どこかに目印がついている様子はない。無論、プラスチック製の蓋に覆われているからには、色や匂いも外からはわからない。
    「物騒なことを、随分と楽しそうに言うものだな」
    「ええ、僕の念願ですので」
     赤井の隣に立つ降谷は、くす、と笑みをこぼしながら、二つの紙コップの間で指先をゆるりと往復させた。
    「中身は近くで買ってきたコーヒーで、片方にだけ毒が入っています。あなたは必ずどちらかを選び、飲まなくてはならない。残った方は、僕が飲む。片方には死、片方には生が……ほら、あなたの好きな、あの名探偵が活躍する長編小説にも、そんなくだりがありましたよね? あれに倣った、賭けのようなものです」
    1922