浮かれポンチバカンスショック〔ロマ普〕
「耳の裏褒められてる気分だ」お兄様は不器用にそんなことを言う。褒めなれない人間ながらに考えたっていう意味なのは分かる、それにしたって、である…
「あの、お兄様…押し倒して何してるんですか」
「あ?お前があまりに浮かれてとんでもねえ格好を晒しやがったからだろこんちくしょう。どういうつもりだ?」
「んぐぅ、だって、…お兄様んちなんですよ?浮かれないわけないだろ?こんなに…その好きなんだし」
「ほー?」
ギラギラした緑の瞳は明らかに何かに昂ってるという証拠なのだ。
そんな普段2人きりでしか見せてくれない瞳と顔が間近で拝むことになる、まぁ恋人同士なんだから当たり前だとしてもこの体勢は明らかになにかするつもりなのである。
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