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    ほむら

    @rietokota

    SD右花メインの小説置き場です。
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    ほむら

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    以前Twitterにあげた三花こちらにもあげました。三にカンカン帽被せたかったのと花ちに浴衣着せたかったから書いたお話です🔥🌸
    スマホとか出てきます。

    #スラムダンク
    slamDunk
    #三花
    threeFlowers

    夏祭りとカンカン帽三井が大学に進学して初めての夏休み。
    大学進学と同時に実家を出て一人暮らしを始めた。
    大学は実家からも通える距離で、借りたアパートも実家から大して離れていない。
    実家より数駅大学に近いくらいだ。
    だが19歳になり親と同居というのも微妙な感じがして、将来のためにも一人暮らしはしておいた方がいいと思いワガママを言ってさせてもらっている。
    何より恋人と2人きりでゆっくり過ごしたいというのが一番の理由なのであるが。
    恋人の花道も一人暮らしだが部活が休みの日は大抵前日から三井の部屋で過ごす。
    自分の部屋のエアコンをつけると電気代が跳ね上がるので三井の部屋に入り浸っている、
    というのは半分口実で実のところ一緒にいたいのだ。
    今週末は学校の体育館が使用不可のため今日から三井の部屋へ転がり込む。
    部活が終わり三井に連絡したら帰りが遅くなるとのこと。
    一旦帰宅し私服に着替えて三井のアパートへ向かう。
    お泊まり道具やある程度の着替えは既に三井の部屋に常備してあるので特に持っていく必要はない。
    アパートに到着し外から三井の部屋を見るとまだ明かりがついていない。
    もらった合鍵で先に部屋に入り待つことにした。
    テレビを見ているとブブブと携帯が鳴った。
    見ると三井から『今から帰る。飯食った?』とメッセージ。
    軽くは食べたけどまだ入るといえば入る、育ち盛りだから。
    『軽く食ったけどまだ食える』と送ったら『牛丼食いに行こうぜ』と返信があり、三井のアパートから程近い牛丼屋で待ち合わせることになった。
    牛丼屋に着くとすでに三井が待っていた。
    「ミッチー!なんか大荷物だな」
    牛丼屋の前に立つ三井の肩にはいつものお供のドラムバッグ、そして手には大きな紙袋。
    「実家からいいもの持ってきた」
    「イイモノ?」
    「帰ったら見せるわ」
    牛丼でお腹を満たして帰宅すると、三井がさっそく紙袋から『いいもの』を取り出した。
    「ジャジャーン!」
    出てきたのは甚平と浴衣。
    「ミッチー浴衣着てどっか行くのか?」
    「浴衣着るのはおまえ。おれは甚平」
    きょとんとしている花道に
    「明日これ着て江ノ島デート行こうぜ!」
    と三井。
    「江ノ島?」
    夏休み期間に江ノ島で開催される灯籠祭り。
    大学にそのポスターが貼ってありとてもキレイだったから花道と見たいと思った。
    「灯籠祭りってのがあるみたいでよ、ポスター見たらすげーキレイでおまえと見に行きたいなって」
    「お、おう…」
    三井は自分の気持ちを素直にぶつけてくる。
    好きだとか可愛いだとか、花道が口にするにはちょっと勇気がいるような言葉も平気で言ってくれる。
    好きな人からのストレートな愛情表現は嬉しいのだけれど、どうしても照れが先にきてしまう。
    『おまえと見に行きたい』なんて言われたらドキッとするしとても嬉しい。
    それを実感して顔が熱くなる。
    照れているのを隠すために俯いた花道を見て
    「あんま興味ねぇ?」
    とちょっと気にしている三井。
    「キョウミある、し」
    チラッと上目遣いに三井を見ると
    「もしかして照れてんの?」
    「うるせー!ばかミッチー!」
    「え、オレのせいかよ?ほんとおまえ可愛いな」
    優しく崩れた顔で頭を撫でられた。


    いい匂いで目が覚めた。
    時計を見るともうお昼近い。
    昨日も身体を重ねたが、今日出かけるからと優しく抱いてくれたおかげで軽い倦怠感があるくらい。
    たまにお互いタカが外れると次の日だるすぎて動けなくなるくらい激しく求め合う時もあるが。
    「ミッチー…」
    「お、起きたか」
    「何作ってんだ?」
    「夏といえばカレーだろ?」
    ミッチーのカレーはうまい。
    スパイスから作る本格的なカレーだ。
    炊飯器から香ってくるライスの香りもタイ米を使ったサフランライスの香り。
    否が応でもお腹が鳴る。
    「花道、サラダ盛り付けて」
    「おうよ」
    「あ、その前に」
    そういってオレの唇にちゅっとキス。
    「おはようのキス忘れてたわ」
    そういってニコッと笑うミッチー。
    こういうちょっとした時に見せる優しい笑顔がたまらなく好き。
    カレーを炒めているミッチーのほっぺにお返しのちゅ。
    ミッチーが驚いた顔してこっちを向いてその後照れ笑い。
    「花道からキスしてくれるなんて珍しいな」
    「ん…」
    恥ずかしくてまともにミッチーの顔が見れない。
    オレは自分の気持ちを素直に表現するのが苦手だけど、ちゃんとミッチーのこと好きだぞって伝わってるかな?
    「だってオレ…ミッチーす、す…き…だし…」
    最後の方は恥ずかしくてちゃんと声に出てたかわからないけど。
    「おう、ちゃんと知ってる」
    最高の笑顔の後、後頭部を引き寄せられ唇が重なった。
    「あー花道抱きてぇ」
    その言葉に昨夜ミッチーを受け入れていた腹の奥がキュンとした。
    「カ、カレーこげるぞ」
    照れ隠しで強がってみる。
    「だよなー。それにこれから出かけるしなー…我慢すっか」

    午後6時からの開催に合わせ江ノ島に到着するよう予定を立てて三井に浴衣を着付けてもらう。
    「ミッチー帯結べるんか?」
    「おう、なんとなく…」
    スマホで動画を見ながらイメトレしている。
    素肌に浴衣を羽織りベッドに腰掛けてその様子を見ていると急に三井がこちらを向き視線が絡む。
    「エロいな、花道…」
    「はっ!?」
    「浴衣セックスしてぇー」
    そういって覆い被さってきた。
    「え、ちょ、ミッチー!?え、江ノ島行くんだろっ!?」
    「ん、いくー」
    弱い耳の真横で囁かれ、そのまま耳を軽く噛まれ身体が跳ねる。
    首筋を啄まれるようにキスされそのまま胸、腹、そして太ももを舐められる。
    「ん…」
    くすぐったいけど気持ちよくて下半身が熱を持ち始める。
    内股に強く吸い付かれ
    「あっ…」
    甘い声が漏れた。
    「はーい、おしまい」
    イタズラっぽく笑うミッチーを恨めしそうに睨む。
    だってオレの半勃ちしちまったし。
    「帰ってきたらたくさん犯す」
    今それ言うか!?
    それだけで煽られてしまう。
    「そんじゃ浴衣着るか」
    紐を数本首からかけたミッチーが器用に浴衣を着付けていく。
    「おーすげー!」
    帯を結んで完成。
    「完璧!」
    満足そうに花道の頭のてっぺんから足の先までじっくりみる。
    「やっぱ似合うな」
    よしよしと頭を撫でられる。
    ミッチーも甚平に着替え、最後に頭にカンカン帽を乗せる。
    オレの彼氏最高にカッコいい…知ってたけど。
    その視線に気付いたのか
    「惚れ直した?」
    ニヤニヤしながら聞いてくる。
    「そんなエロオヤジみたいなミッチーはヤダ」
    プイッとそっぽを向くと
    「ごめんごめん。花道が可愛いのが悪ぃ」
    と顔をガシッとつかまれぶちゅーとキス。
    顔が離れると2人で爆笑。
    ほんとミッチーと一緒だと何もかもが楽しい。

    日が落ち始めて昼間より多少涼しくなったとはいえ、アスファルトからの熱気と重たい湿度で少し歩いただけでもどっと汗が出る。
    特に汗っかきの花道は顔からポタポタと大粒の汗を垂らしている。
    その汗が首筋を伝って胸元へ流れていく様は見た目にもそそられる。
    今すぐホテルにでもしけこんでいたしたいところではあるが我慢我慢。
    「これで汗拭いとけ」
    手渡した手拭いも花道の水分を吸い取ってすぐに色が変わる。
    手拭いもっと持ってきたほうが良かったかな?
    「ふーすずしい」
    江ノ電に乗ると外気より快適な温度で汗をかいた体を包んでくれた。
    ホッと一息。
    花道を見るとなんだかちょっと浮かない顔。
    「どうした?浴衣だと歩きにくいか?」
    基本大股歩きの花道。
    浴衣だとどうしても歩幅が制限されてしまうので歩きにくいのかと思って聞いてみると
    「女子がミッチーのことかっけぇってコソコソうわさしてる…」
    可愛い唇を尖らせてヤキモチを妬いていた。
    可愛すぎて思わずふふっと笑ってしまう。
    「ぬっ…笑い事じゃねーぞミッチー」
    「オレはおめぇしか見てねーし興味ねーよ」
    耳元で囁いてやると首まで真っ赤にして俯いてしまった。
    可愛いしか言葉が出てこねぇんだが。

    江ノ電を降りると改札の外で祭のパンフレットを模したうちわを配っていた。
    表面には灯篭祭りの写真と文字、裏面には開催場所の地図、そして暑さを和らげるためにうちわとしても使えるという一石二鳥もの。
    考えた人に拍手。
    花道はもらってすぐにパタパタを仰ぎ出した。
    その風がオレにも届くのでオレはもらったうちわの地図の方を表にして花道の帯のところにさした。
    さすときにうちわの柄でわざと腰からお尻をスーッとなぞるとビクッ!と身体を震わせた。
    エロすぎだろ、ほんと。
    まぁ、オレが育てたんだけど。
    地図によると江ノ島大橋を渡り少し歩いたところから岩屋まで灯籠が灯されている。
    人の流れに乗ってその道を歩く。
    オレとしては正直どこか人の少ないところで花道とイチャイチャしたかったのだが、これだけ人が多いと難しいかな…
    チラッと隣の花道を見ると嬉しそうな顔で灯籠を見ている。
    灯篭の橙の灯りが花道の瞳に映り込んでとても綺麗だ。
    花道の手に指を絡ませて恋人繋ぎ。
    驚いた顔の花道がこちらを向いたが唇に人差し指を当てて「シー」のジェスチャー。
    恥ずかしいのかそのまま何も言わずに俯いてしまったが、その後ギュッと手を握ってきた。
    花道は周りの目を結構気にするからこんな人混みで手繋ぎなんて嫌がるだろうけど、せっかく浴衣姿の可愛い恋人が隣にいるのに手を繋げないのはそれはそれで拷問。
    それに誰に見られようが何を言われようがそんなことオレ達には関係ないし、そんなことくらいでオレが花道のことを好きだという事実は変わらない。
    階段を登りきりひらけた場所で休憩する。
    人気の少ない場所で2人くっついて地べたに座る。
    ざわめきが遠くに聞こえ、岩に打ちつける波の音と海風が心地よい。
    「灯篭すげーきれいだったな」
    ミッチーと見れて良かった、なんて嬉しことをボソっと付け足した。
    「オレも花道と見れて良かった」
    花道の顎を引き寄せてキスをする。
    舌を入れたいのを我慢して花道の唇を舐めると物足りなさそうな顔で三井を見つめる花道。
    「どーしたよ?」
    「ん…キス、もっとしてぇなって…」
    そんな可愛い顔でおねだりしてくるとか反則だろ。
    「オレが我慢できなくなるからダメー」
    ちょっとちゃらけた感じで言ってみたけど、正直もうここで押し倒したいくらいオレの三井寿は元気になってきている。
    だって朝から耐えてるんだぜ?オレ偉くない?
    「ミッチーとエッチしたい」
    波音のせいで聞こえるか聞こえないかの小さい声で花道が爆弾を投下した。
    花道からエッチのお誘いなんて…驚いて顔を見ると膝の上におでこをつけて顔を隠している。
    「帰るか?」
    耳元で囁くとコクコクと頷く花道。
    その首筋にキスを落とすと
    「んっ…」
    甘い声が返ってきた。
    あーもう我慢できない。
    花道の手を引き、さっき登ってきた階段を降りる。

    帰路は地獄だった。
    家が近づくにつれて破裂しそうなくらいオレ達の息子が元気になり、歩きながらお互い爆笑。
    部屋のドアを開けると同時に口付けて深いキス。
    そのままバスルームになだれ込み着衣のまま前を合わせて一度抜きあった。
    「ミッチー早く中にほしい…」
    とはいえ男同士というものは下準備が必要。
    半分泣きそうになりながら下準備に勤しむ花道。
    これだけ盛りながら下準備している恋人の姿は正直ヤバい。
    しかも浴衣着たままとか。
    ほんと今すぐブチ犯したくなる。
    下準備終了後すぐさま行為に及び、浴衣のままの花道で2回、収まらずその後2回抱き倒した。
    花道は何度もイッてたから多分明日はもう動けないだろう。
    今は隣でスヤスヤ眠っている。
    花道の首や肩、胸に残る鬱血痕と歯形。
    ちょっとやりすぎたなと反省するも、今日はそんなこと考えられないくらい花道を自分のもんにしたくて自分でいっぱいにしたくて。
    オレの所有物だって印をたくさんつけてしまった。
    明日絶対怒られるな…
    でもこれだけしたってまだ足りないくらいおまえが好きだよ、花道。
    寝ている愛しい恋人の頭にキスを落とし眠りについた。
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