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    教祖様の小抽斗

    教祖がおわす極楽教寺院の謁見の間。
    御座所の大座布団の後ろに安置された
    螺鈿細工の美しい小抽斗のこと。

    中にはこれまでに贈られてきた戴き物の数々が
    思い出と共に納められている。

    使用している画像は全て
    贈り主から提供されたもの(掲載許可済み)
    または自由画を使用したものです。

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    教祖様の小抽斗

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    《区別名 一覧》

    【紅 ―べに―】

    今もその名を呼ぶ者が多い
    一番親しまれている区別名。

    教祖がここに極楽教を開いた当時
    周りには当寺院教祖を含め四人の童磨がいた。
    それぞれが白、桃、黒、名を冠し
    桃が当寺院教祖に「紅」の名を授けた。

    しかし今や ここに残っているのは
    紅だけとなってしまった。



    【光暈 ―こううん―】

    同じ音を持つ言葉は同じ意味を持ち
    それと同じ現象を呼ぶ。
    『幸運』(こううん)の音になぞらえて。
    呼ぶ者と呼ばれる者に幸あれ。

    長き付き合いの白髮の麗しき君より。



    【虹蓮 ―こうれん―】

    虹と蓮という この教祖を象徴する
    漢字二文字を連ねた名前。

    教祖のお気に入りである
    赤目に白髪の可憐な少女よりの頂き物。



    【菊妖石 ―きくようせき―】

    「菊石」とも呼ばれる。
    七色の石で 才能、想像力、
    幸運などを意味する宝石。

    反面脆く、陽の光や水を好まず、
    月光や音、煙を好む性質を持つ。

    象徴するそれぞれが
    まさに教祖の人となりを表している。

    白髮の少女の庇護者、
    敬愛するあのお方より賜ったもの。



    【 凍葉 ―とうよう―】

    旧・下弦の弐が上弦の弐が使う
    氷の血鬼術の形状を元に考案してくれた。

    ひょんな戯れ遊びより生まれたもの。



    【蓮華 ―れんげ、れんか―】

    恋柱の君からの頂き物。

    咲かせる氷の蓮華から
    着想を得たものだったか。

    別所にあるの御休所では
    教祖はこの名を名乗っている。



    【冰晶 ―ひかる―】
    【氷河流 ―ひかる―】

    「冰」は「氷」の旧字体。
    良さげな漢字をぜひ使いたく
    縁者である蟲柱の継子と共に考えたもの。



    【瑠璃緖 ―るりお―】
    【玻璃緖 ―はりお―】

    なんの因果があってか迎えることになった
    蟲柱の君が授けてくれたもの。

    「玻璃も瑠璃も照らせば光る」の諺より。
    「緒」は良き縁結ぶ紐の意にて。



    【氷結 ―ひょうけつ―】

    言わずと知れた酒の名を
    血鬼術になぞらえそのままに付けたもの。
    授けてくれた眠り鬼の遊び心に乾杯。

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