初めまして2014年 1月着任
2015年までには赤城に出会ってる
2018年4月 呉に引っ越し申し込み
2018年 ?月 呉引っ越し完了
こんにちは!
この作品は、作者の妄想でできてます!
単冠湾泊地から呉にやってきて少し経った頃のお話となってます。
それでは、どうぞー
BGM:Butterfly/BUMP OF CHICKEN
3月31日。
ついにやってきてしまった。
コンコン
「赤城、準備できたか?」
「はい。今出ますね」
扉越しに返事が返ってきて、扉が開く。
赤城が荷物を持った状態で出てきた。
今日は小さめの赤いカバンを持っている。
私服もいつもより少し華やかな格好をしているが、少しカジュアルなのは変わりない。
俺も少しだけキレイめな服を着ている。
なんたって今日はケッコンカッコカリをしてから初めて両親に赤城を会わせるから。
赤城と一緒に、広島市内の方に行くため歩き始める。
両親は偶に呉で艦娘もでるイベントがあったりするので、それに行ったりすることはあるらしいのだが赤城はあまりそういった場に出ないこともあり見たことはないらしい。
広島市内。といっても、少し外れたところに両親は住んでいる。忙しいのが落ち着くのがこの辺りと言われ、俺達も都合がいい日が合わさった結果この日になった。行きたいカフェもあるときいてるのでとりあえず待ち合わせ場所で落ち合うことになってる。
そう思いながら赤城と話をしながら移動してるうちに待ち合わせの場所についた。ちょうどよく、両親もやってきた。
「久しぶりだな、母さん。父さん」
「久しぶり、歩。今日はコンタクトなのね」
「最近は外行くときはコンタクトが多いかな」
「元気そうだな」
「お陰様で」
お互い元気なことを軽く確認したあと、自然と赤城のことに移る。
赤城に両親を紹介し、両親に赤城を紹介する。
立ち話も何だしとカフェに行くことになった。
早速本通りを通っていく。
母さんが赤城の隣に行って、何やら話をしている。
俺は父さんと前の方で久しぶりに話しているのであまり詳しく聞こえないが楽しそうだ。
「そういえば、赤城さん」
「はい。どうされましたか?」
「赤城さんはこの子と出会ってどのくらいなの?」
「4年、そろそろ5年になると思います。戦力も増強するケッコンカッコカリをしてからは4年目でしょうか」
「歩、身内に甘すぎるでしょ?困ったりはしないかしら」
「最初はそうでもなかったですが、時が経つに連れて言われる通り甘い気はしています。仕事のときはあまりその面が出ないので、大丈夫かなと思ってます。私も他の艦娘も受け入れるのは割と早かったです」
「あら、そうなの?ならよかったわ」
「二人共、着いたぞ……ちなみに何話してたんだ?」
「「秘密(です!)」」
なんとなくそう言われる気がしてた。そう言って、階段を登っていく。目的地は2階にあるカフェだ。
出入り口前まで来ると、アルコールがあるのでアルコールをつけて中に入っていく。
少し昼を過ぎたころのもあり、そこそこ人がいる。
ゆったりとした時間の流れを感じるような雰囲気だ。
出入り口の近くにある棚には、色んなフレーバーの紅茶の袋が並んでいる。
「何名様ですか?」
「4名です」
「こちらの方にどうぞ」
ちょうど四人席が空いてようで、すぐに案内される。
「こちらメニューです。お決まりになったらお呼び下さい」
「ありがとうございます」
2人に先に見せて決めてもらう。
あまりお腹が空いてないのか、デザートと飲み物を選ぶとのことだった。
メニューを渡されたので見ながら赤城と話をしていたが俺たちも(赤城も本当にそうかは分からないが)お腹はそんなに空いてないのでデザート系と飲み物にすることにした。今回はデザート系にしたが、ご飯物もあるようだった。
ここは紅茶が主なお店で、紅茶系統を頼むとフレーバーが大量の種類から選べるようだ。
メニューは小さめの冊子で、アイスミルクティーだと1ページ。ホットだと2ページ分のフレーバーの種類が書かれており各そこから一種類選べる。
ポットで頼む場合、時間が設けてあり1時間以内であればポットが空になり次第お代わりができて別のフレーバーの紅茶を頼むこともできるようだった。
「すみません」
「はい、お待ち下さい」
しばらくして店員さんがやってきて、俺たちはアフタヌーンティーセット、飲み物はフリーホットティーで フレーバーは杏子とオレンジの紅茶(ピーチアプリコット、オレンジ、マンゴー、ホワイトピーチ)を。
母さんたちはニ種類の選べるぷちデザート。何種類かから選ぶことができるみたいで本日のデザート(今日は紅茶のシフォンだとか)とマカロンとバニラビーンズアイスをチョイス。
飲み物はアイス エスプレッソミルクティーでフレーバーはココアな紅茶を。
頼み終わり、あとは待つだけだ。
「前に友達から教えてもらってねー来てみたかったのよ」
「素敵なお店ですね。フレーバーもたくさんあって迷う楽しみがありましたし」
「母さんも赤城もこういうところ好きだろうな」
「よく俺もちょこちょこお茶に付きあわされるよ」
「あら、締めはデザートだろって言ってお茶の流れにするのは誰だったかしら?」
「お前の友達じゃないか?俺は知らないなぁ」
「相変わらずだなぁ。本当に元気そうで安心するよ」
「私もデザートに目がないんです。とってもお父様の気持ちわかります」
「ほら、赤城さんもこういってるぞ」
「はぁ。本当にあなたったら」
そう言いながらも、母さんも好きだから仕方ないわねぇと言いながらお茶に付き合ってることを知ってる。
そうこう話してたら、デザートと飲み物が少しずつ運ばれてきた。