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    たまぞう

    @5tamasan2

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    皆さんいつも見てくださってありがとうございます。
    絵文字や温かいメッセージに救われております。
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    たまぞう

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    完成したトル団。
    これより先はR-18のため支部にあります。

    #司類
    TsukasaRui
    #腐ロセカ
    BL prsk
    #トル団
    toluTroupe

    愛しいかわいいトルペくんいつからだろうか。
    自然とトルペくんを目で追っていた。 

    他の団員と何気ない会話をしている彼を、大切そうに慈しみながらピアノを弾く彼を、小さな動物たちと楽しそうに戯れ合う彼を、少しでも知りたいと思って、ずっと目で追っていた。
    その感情が恋だと自覚したのはつい最近のことで。
    でもきっとトルペくんは知らないだろうな、なんて呑気なことを考えていた。
    ………お酒を酌み交わして、酔っているであろう彼に指摘されるまでは。

    「ねぇ…団長さん…僕のこと、ずーっと……見て、ますよね……?」
    「え、………あ……な、なにいっ、」
    「ずっと………ずっと…いつも、僕のこと…」
    「ト、トルペくん…っ、………あ…っ」

    自分よりも小柄なトルペくんに両手首を掴まれて、そのままソファーに押し倒される。お酒の入った二つのグラスがかたんと床に落ちて中身が溢れていった。

    『たまには息抜きで世間話でもどうかな?』と彼を自分の部屋に招待したのが一時間前のこと。もちろんそれは団員の仲間として誘ったわけであって決して他意はなく。
    こちらが変なことをしなければ何も起こらないだろうと考えていたのだ、が。

    「うーっ……団長さん…!聞いてますか……!」

    知られたくなかった部分を暴かれて少し混乱していて。
    こういう雰囲気になるとは予想もしていなかった私は、身をよじりながら必死になってトルペくんに対話での解決を求めた。

    「い…っ、いったん落ち着こう、トルペくん。あとすまないね。無意識のうちに君に不快な思いを…ー………」
    「いえ、そんなこと、ないですよ?すごく、嬉しいです…。団長さん、僕を見てくれてる、って…そう思って」
    「え……?っ…ひあっ!?だめ…っ、まっ、」
    「…………だめ、ですか………?」
    「…っっ………!」

    ぐっとトルペくんは自分の固くなったモノを私の下半身に押し付けてくる。
    頬を赤く染め、蕩けそうな表情で、こちらを見つめる彼。
    しかしその下半身はとんでもないことになっている。
    お酒を飲んでいたら勃たないと聞いたことがあるが、全くそんな気配は感じられず、むしろ元気なトルペくんに襲われそうになっているこの状況。
    恋人同士でもないのに身体だけの関係は許されないと私の良心が囁く。
    こういうのはちゃんとした手順を踏んで、辿り着くべきなのに。

    「僕、団長さんが好きです…!」
    「それ、は…その……私は…」
    「団長さんも…僕のこと、好きですよね?」
    「っ、」
    「好きです…好きなんです…だから、付き合って、下さい、好き、すきで、」
    「わ、わかった…わかったから、トルペくん、手を、」
    「わぁっ…!ほんとですか……!」

    ーー…………あ"、やってしまったーー

    私は今、自分が何と言ったのか、すぐに頭の中で思い返す。
    『わかった』と言った。確かに言った。
    自分の声がそう発したのを鮮明に記憶している。
    その答えだと酔った彼には同意にしか聞こえないだろうし、ましてや正常な判断も出来ないだろう。

    様々な思考を巡らせている私のことはお構いなしに、彼は微笑みながら問いかけた。

    「なら、いいですよね………?」
    「……っ…!」

    ………有無を言わせない問いだった。
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    たまぞう

    DONE先にポイピクに載せます。
    日曜になったら支部に載せます。
    将参のお話。この間のとはセカイは別になります。
    ちょっと痛いシーンがありますがそこまで酷くないです。
    寧々ちゃんが森の民として出ますが友情出演です。
    最初と最後に出ます。
    何でもいい人向けです。
    将校は参謀と同じ痛みを感じて(物理的)生きたいというよく分からないお話ですね。
    誤字脱字は見逃してください。それではどうぞ。
    将参(友情出演寧々)「ねぇ、その首の傷痕どうしたの?」
    「っ、っっ!?」

    仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
    正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

    「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
    「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
    「将校殿に?」

    森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。

    あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
    どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。

    「ほら!話して!」
    「………わっ…!わかり、ました」








    あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
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