1.2.3「リュウジさんが王子様!?」
名古屋支部の休憩室、シマカゼとナガラがハモる。
シマカゼ、ナガラ、リュウジ、そして浜松は飲み物を飲みながら1つのテーブルを囲み、座談に興じていた。
「そう、めちゃくちゃ王子様だったよ。」
浜松が腕を組んでリュウジを横目でニヤリと笑って見る。
「えぇ〜〜なんでリュウジさん教えてくれなかったの?ぜったい見に行ったのに!!」
ナガラが悔しそうに両手を握りしめ、前に乗り出す一方で、リュウジは額を抑える。
「誰が言うか。浜松さんと赤城さんが勝手に来たんだよ。」
リュウジは、苦虫を噛み潰したような顔でナガラを見る。
「いやぁ、リュウジくん学園祭いつなの?って聞いたら答えてくれたじゃないですか。その日赤城さんもちょうど出張で来てて、それじゃあリュウジくんの学園祭見に行こうかってなるのは自然な流れでしょ。」
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