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    stupidrgm

    @nu_ojiki

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    stupidrgm

    MAIKINGレイワト書きかけ。昔に貰ったマロのリクエストをベースに書いてる
    頭の中を反響するようなけたたましい声が聞こえて、レネイはソファーから飛び起きた。彼女の元来の浅い眠りを覚ますには充分な声だったが、脳が普段通りの活動を再開するまでにはまだ少し時間がかかりそうで、レネイは目をゆっくりと瞬かせながらソファーの対面に掛けられたウォールクロックを見上げ、状況を確認する。時刻は深夜2時。もう随分と遅い時間だが、声が聞こえたということはこの部屋の主が未だに活動しているに違いなかった。しかし夜が明ければ炎天下のキングスキャニオンでのゲームが待ち受けている為、起きているには望ましい時間ではない。レネイは明日、この部屋の主とデュオを組むことが決まっている。チームメイトとして、また彼女のプライベートにおけるパートナーとして、日付を跨ぐ前に作業をやめさせようと考えていたことを思い出したが、結局うたた寝をして予定は2時間もオーバーしたのであった。自分の身体に掛けられた彼女のオレンジ色のジャケットを見るに、一度作業を中断してレネイの様子を見に来たようだった。これはいい傾向で、彼女が深いトリップ状態にはないことを示した。レネイはソファーから立ち上がると、廊下を抜けたすぐ目の前の作業部屋のドアへ向かい、2度ノックした。
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