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    kyan_0505

    @kyan_0505

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    kyan_0505

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    不ろー不死のロに拾われたペンギンとシャチ。ペンギンが字の練習ついでにお手紙書いてるテイです

    拝啓お父さんお母さん、お元気ですか。おれは元気です。ちゃんと、お父さんとお母さん、シャチのお父さんとお母さんと約束した通り、シャチと一緒にいます。シャチも元気です。お家に住まわしてくれているローさんも元気です。
    ローさんは、おれたちを二人でギリギリ一人前だからこれからも一緒にいろって言います。シャチはともかくおれはちゃんと一人前だと思うけど、シャチはまだまだ危なっかしいから一緒にいようと思います。
    ローさんはお医者さんです。街から離れた静かなところに住んでいて、森で怪我していたおれたちを助けてくれて、お家に住まわせてくれています。仕事も任せられています。包帯を巻いたり、街に買いに行くときに荷物持ちをしたり、掃除したり、洗濯したりしています。料理は教えてもらってる途中です。
    ローさんは街に住んでいるお医者さんじゃないのに、よく患者さんがやってきます。ボロボロのお母さんと子どもとか、痩せて骨が目立つおじいさんとか、お金の代わりにお花を持ってきた兄妹とか、それとは正反対のお金持ちの人もきます。嫌な人も、良い人も来ます。とにかくたくさん来ます。ローさんは言うことはあんまり優しくないけど、ちゃんと診てくれるし、お金がない人にはお金以外のものでいいと言います。でもお金持ちには容赦しません。だからお金持ちはもう来ないとか言います。だけどすぐにまた来ます。街のお医者さんよりローさんのほうが優秀だからって言ってます。
    おれたちは今は包帯を巻くことしか任されてないけど、時間があると医療のことを教えてくれます。簡単な傷の手当とか、置いてある薬とか。もうちょっとしたら縫合とか注射を教えてくれると言っています。シャチは手先が器用で、細かい作業もおれより好きだから包帯を巻くより楽しそうと言っています。
    ローさんとの生活は楽しいです。料理と医療のこと以外にも、文字の読み書きも、本の読み方も、計算も、なんで雷が落ちるのかも、動物のことも、狩りの仕方も、買い物の仕方も教えてくれます。なんでこんなに優しくしてくれるのか分かりません。
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    tono_bd

    DOODLEある時から女体化の変身魔法を続けているファウストについて、ヒースクリフ視点で語ってもらいました。
    妊娠・出産の話です。

    ※ある年の大いなる厄災の襲来で犠牲者が出ている旨の表記有り。誰が死んだとかは明記しておりませんが、死ネタを含んでいます。苦手な方はお気を付け下さい。
    ※フィガロのフィの字も出ません。
    ヒースクリフによる独白 暫く前からファウスト先生が女体をとっている。
     普段から体型の出にくいキャソックにマフラーを掛けていたから見た目には大きな違いが無いが、僅かに縮んだ背丈や一回り小さくなった手の平、喉仏が消えて高くなった声は隠せていない。そもそもファウスト先生本人は隠そうとしていないのだと思う。ただいつも通りに振舞っているだけなのだ。ファウスト先生は何もその体の事を説明はしなかったけれど、俺達も無理に聞き出そうとはしなかった。いの一番に問い詰めそうなシノですら、「変身魔法のやり方を教えろ」と講義を希望するだけだった。
     俺達は東の魔法使いだから。突然の変化に驚いたり、騒ぎ立てる事はしない。でも西の魔法使い達だって、ファウスト先生の体の事は誰も核心の部分は触れなかった。変身魔法が得意なムルは面白がって一時期女体で過ごしていたが、それも半月もすれば飽きてしまっていた。
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    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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