劇:滅ぼしの神と乙女あらすじ大昔のインドである。
完全な世界を目指しユガを繰り替す滅ぼしの神アルジュナオルタ神と、神に心酔するアルジュナ神将がいた。
「数万年に1度現れる聖女である乙女が、滅ぼしの神の貴方を倒すため旅をしながら向かっているようです」
アルジュナはその乙女のスパイとして仲間になり、内側から倒してきますと舞台から去る。
次のユガ(悪人や不要な者を消し去る裁き)まで10日ある。
だが何万年も神の空岩から下界の人間界を見続けるだけのアルジュナオルタ神は飽きが来ていた。
神はアルジュナの真似をして、数万年ぶりに人間界に降りて悪を見極めることにする。
下界に降りてみるとアルジュナオルタ神は早速、盗賊たちに絡まれたので「裁く(消し去る)」
やはりこの世界には不要な「悪」ばかりだ。次のユガでほとんど消し去るだろう。
下界に来たのは間違いだっただろうか。
だが一度神の空岩から下りてしまうと、次のユガ直前まで戻れないのである。
「こんな下俗な悪だらけの下界にいなければ成らぬとは!しかも人間の常識がわからぬぞ」
街で、花売りをしているアーシャという少女を見かける。神は「ほう、綺麗な花だ」と取ってしまう。
「お兄ちゃん、『お金』を払わないとならないんだよ!」と言われるが『お金』がわからない。
すると通りかかった乙女が、代わりに払って助けてくれる。
花は乙女にプレゼントする。どれだけお坊ちゃんなの?と微笑む彼女に、神はドキッとする。
(ここいれるか不明?)乙女は平凡な家庭に生まれたが、両親を裁かれてしまったという。
神は心が痛む。今までなかった感情に戸惑う。
後に聖女の従者アシュヴァッターマン、そして「神に弟を裁かれた」と嘘をつき仲間になったアルジュナと合流。
アルジュナは神が人間のふりをしていることに困惑しつつも、どこかの御曹司ですが戦闘が出来るようですと神を仲間に加えてくれるフォローをする。
1つ1つ丁寧に神に風呂や食べ物のこと、生活や人間の常識を聖女乙女は教えてくれる。
神は次第に純粋な乙女に恋をしてしまう。
2人は恋愛をし、親密な関係になっていく。
街で足を怪我し歩けない男を見かける。今までの自分の価値観では不要と裁いていた存在である。
だがその男はとても良い父親で、妻や子供を愛していた。
他にも不要だと裁いてきた者にも、家族がいて、大切にされてきたことを知る。
アルジュナオルタ神の価値観が少しずつ変わっていく。
またその街は魔獣(カリだっけ)の襲撃がたびたび起こり、街の人は抵抗もできずただひたすら神に祈るしかないという。
私たち神に祈られては応えるしかないと、神は手加減しながらも乙女や従者たちと倒していく。
アルジュナオルタ神はだんだん、街の人々に信頼されていく。
神を倒すためのレジスタンスのリーダー、カルナにも出会う。(アルジュナは会いたくないと席を外す)
その村のレジスタンスの者は、大切な家族や愛する者を奪われた者たちばかりであった。
神は本当に自分が良かれとしてきたユガが善だったのか迷い始める。
一方で、乙女がアルジュナオルタが滅ぼしの神ではと疑いはじめ、葛藤する。
だが、だんだん変わっていくアルジュナオルタ神を許せなくなってきたアルジュナ。
ついに神将であると明かし、乙女たちと対決することになる。乙女たちは苦戦する。
そこでレジスタンスリーダーでありライバルだったカルナがアルジュナにとどめを刺す。
アルジュナは自身のトラウマである大昔の戦争について語り、神と完全なる世界が見たかったと息絶える。
ついにアルジュナオルタ神と乙女たちとの戦いが始まる。
だがお互い愛し合っている2人は、力が発揮できない。
こんなことになるのなら、愛するのではなかった。
しかし今まで助けてきた街の人たちからの声援があった。
アルジュナオルタ神、戦いなんで、ユガなんて辞めて良い神様になってくれ!
乙女と神は、戦うのを辞める。
ED候補:神は善い神になり、人々を守っていく。傍らには永遠の命を得た伴侶の聖女乙女がいた。
ED候補: 神は人間になり、街の人の中で限られた命を乙女を生きることにする。
ED候補:勝手なことばかり言うな と人間を焼き払う