見回りに来た曦臣はまだ湯殿の明りがついていることに気づく。
「誰かいるのかい?」
「…わっ…!」
小さな声とドスンと言う音が響く。
「!!失礼するよ」
「…!」
「あ…沢蕪君…?」
「大丈夫かい、江公子」
そばにあった布で包み込み体を引き上げてやる。
「す…すみません。もう誰も来ないと思っていて…」
「こちらこそ驚かせてすまなかったね」
ーこの子から目を離しては危険だー

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