※ 秋さんが書いてくださったバレンタインデーの続き前提。
☆リキトの場合
リースさんの意図を何となく察する。
「……変なところで遠慮するよな、お前」
「ヤマトナデシコなので」
「なんの影響なんだ」
「まぁ、こっち貰っとく」
「わたし付きとはお目が高い!」
「自分で言うか」
バレンタインはリースさんに付き合って過ごします。
二択でも実質一択!
リースさんが付いてくるチョコを選ばないわけがない。
チョコだけをもらうフリして揶揄おう、とも思うけど、今日みたいな特別な日はガチ落ち込みしちゃいそうだからと考え直すリキトはいるかも。
ホワイトデーには買った可愛らしいスイーツをお返しするか、そういうものを食べられるところにデートで連れて行ってお返しに奢ったり。
「今日は喜ぶリースが見たかった」と、こういう時は直球で行動力のあるリキト。
☆ 充希の場合
「……え、は、夢じゃ……ない!?」
自分の手の甲をつねって現実か確認しだす。
夢じゃないと分かるやいなや、自分と卵夢ちゃん、二人だけの世界で辺り一面に花が咲き乱れる(充希君の幻覚)
「え、待って、なんで!? なんで二つ?」
「秘密」
「気になるなぁ!?
え~~~……謙虚なのがいいと思う?」
「ん~……今日は謙虚より正直な方が嬉しいかも」
「じゃ、じゃあ……○○○○(ブランド名)の方」
「わかった、はい」
「待って待って、選んでって言ったよね!?」
選んだのに両方渡されてとても驚く。選 ぶ と は 。
驚き嬉しいバレンタインデー。
貰ったチョコが嬉しすぎてチョコ見ながら帰宅するから多分転ぶかぶつかるかしてる。チョコは死(なない程度に)守る。
ホワイトデーには、めちゃくちゃ悩んだ末に激選したスイーツをお返しにプレゼント。
付き合ってからならともかく、付き合う前に個人的な手作りスイーツのプレゼント計画や、デートを意識したお誘いは出来なさそう。
本命の子にめちゃくちゃ奥手になる充希君。