【二次創作】春さんのお家に行く話(春クリ)「どうぞ、入ってください」
「お、おじゃまします」
春の家は初めて訪れる。緊張した様子で、クリスは玄関に足を踏み入れた。
家に入ると、いい香りが漂ってきた。なんだかとても落ち着く、優しい香りだ。
リビングへ通され、テーブルの前に座る。すると、女性がお茶を運んできてくれた。
「こんにちは、よくいらっしゃいました」
「うちの母です。お母さん、彼女がクリスさんです」
「はじめましてっ。あ、あの、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「まあ、名前で呼んでくれるの? 雪子といいます」
「雪子さん、素敵なお名前ですね」
「まあ、まあ、かわいらしい」雪子は満面の笑みを浮かべた。「よかったら後でお話ししましょうね」
「はい、ぜひ!」
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