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    零輝(れいき)

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    零輝(れいき)

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    AB純愛物語 〜馴れ初め編〜 の続き描きました!
    まだ読んでない方は是非!前の方から呼んでくれたら嬉しいです!! 今回はA弥目線で書いてみました!!! 一応if作品であり、所々端折ってたりするとこもあるのでご理解頂けると幸いです。

    AB純愛物語2 〜付き合ってから卒業〜『私ね、A弥の事が好き。』
    そんなことを言われるなんて思ってもいなかった。ーー

    僕の名前はA弥。クラスの中でも地味でパッとしないオカルトと噂話が好きな男子高校生。
    いつも通りのパッとしない日々を過ごしているが、ある日奇妙な噂話を聞いた。それは“終焉ノ栞“というものだった。最初は興味本位で僕とB子とC太とD音の4人でやったが凄まじいくらいにきついものだった。





    やがて年月は立ち、平和な日々を送る僕達だったけどとある日、突然B子に話しかけられた。
    『放課後、話あるからいつものとこに来て。』
    とだけ言われ、その日をすごした。
    放課後、呼び出されたのでいつもの場所に来たがまだB子は来ていない。「気長に待つか。」と思い待っていると、B子がきた。それも顔を赤らめて恥ずかしそうに緊張した様子で、そんなB子を見ているとB子が口を開いた。
    『私ね、A弥の事が好き。』
    は?何言ってんだこいつ。頭いったのか?逆に心配になるぞ。と思いながらも突然の事で衝撃を受ける。その間が苦しいのかB子が
    『んで、どうなのよ?』
    と聞いてきた、正直恋愛はよく分からないが断る理由もないので僕は、
    『あ、ああ僕みたいなもので良ければ』と返事を返し、その日はその場で解散したのだった。
    ーー次の日ーー
    朝、学校に着きクラスに入り席に着くとB子が近づいてきて『おはよう!A弥!』と言ってきた。
    今まで言ってこなかったろ。なんで急に言ってきたんだ?と考えるもそういや昨日から付き合い始めたんだってとも思った。
    とりあえず『おはよう。』とだけ返すと、周りの男子から突然話しかけられて、「おい、お前B子ちゃんに話しかけられるとか何かしたのか??」と煽る感じで言ってきたのにむかついたので、『昨日から付き合い始めたんだよ』と言うと周りの男子からは絶望や悲しみに打ちひしがれる声が広がった。
    その様子を見て僕はその日を満足気に過ごした。

    放課後、B子が『今日、一緒に帰ろ?』と言ってきたので『いいよ。』と言い帰ることに。
    2人で帰り道を歩きながら、B子が恥ずかしそうに『A弥はなんでOKしてくれたの?恋愛とか興味無さそうじゃん』と言い聞いてきた。そうだよ。興味なんかないよ。別に恋愛とかよく分かってないし。とか思いつつも『断る理由がなかったから?』と曖昧な答えを返すとB子は不満足そうに『ふーん。』と言った。何かおかしいこと言ったか?と思いながらもB子の愚痴を聞いたりしながら帰った。

    次の日、いつも通り学校へ行くとB子からは『おはよう!』と言われ『おはよう。』と僕も返す。ただいつもと違うのは周りの男子の殺意の目だろうか。それもかなりの。そんなことを気に止めることなく数少ない友達の1人であるC太と話したりしながら学校生活を終えた。
    そして放課後になるとB子が『一緒に帰ろ?』と誘ってくるので帰ることに。『おふたりともお熱いねぇ〜』と茶化してきたそこのC太よ。後で覚えとけ。そんなことを思いつつ帰る。
    普段通りの帰り道を代わり映えのしない話をしながら。





    そして数ヶ月が経ち、周りの男子からも殺意の目を向けられるのは減ったりしたものの未だに向けられる時はある。
    そんないつも通りの日々(?)を過ごし、放課後になる。そして放課後になるとB子が『今日も帰ろ?』と言ってきたので一緒に帰る。
    いつもの道を帰りながらふと疑問に思ったことをB子に聞いた。
    『なんで僕のことを好きになったの?』
    そう聞くとB子は、『あの件があったじゃん?あの件の時誰を信じていいかわからなくて。誰か助けてって思った時にA弥がいて。その後を誰かと喋ったり遊んだりしてる中でもA弥のこと考えてて。その時に気づいたの。もしかして私A弥のこと好きかもって。』と少し恥ずかしそうに言う。『んで、告白しようと思って。まさかOK貰えるとは思ってなかったけど。』それを聞き僕は『B子に告白されたのは驚きだけど断る理由もないからね』と前に言ったような気もする言葉を返したが、B子は『はいはい。』と満足そうに返し、そのまま家に帰った。

    数日後、いつも通りの学校生活を送り放課後になるとB子が『A弥!今日も帰ろー?』と言ってくるので今日も帰ることに。何気ない時間とともに帰る2人。そんな中B子が切り出す。
    『ねぇ、A弥。今度の休みの日にデート行かない?』と突然言ってきた。僕は、外に出るのがあまり好きじゃないので悩んだが、まあいいかと思い『ああ、いいよ。ただし行きたいとこは決めてね。』とだけ伝えた。
    するとB子は嬉しそうに『やった!じゃあ楽しみにしとくね!』と笑顔で言った。その顔を見てドキッとしてしまう僕がいた。


    デート当日、言われた場所にたどり着いたが少し早く来てしまったみたいで待つことに。
    休みの日に朝から外に出て日を浴びるのも悪くないなぁと感じていると遠くから『おーい!』と手を振りながら声をかけてくる女性の声が見えた。そう、その女性こそがB子なのだ。B子の服装は白のブラウスに赤チェックのスカート、そして茶色のブーツだ。誰がどう見ても可愛いとしか言えないくらい可愛いくて誰が見ても女の子らしい服装だ。そして僕はB子の方へ向かい、『おはよう。』と言う。それに対してB子も『おはよう!』と元気よく返した。
    そしてB子は僕の手を取り『じゃあ!行こ?』と引っ張って行く。そして、暗くなりはじめるまでB子に色んなところに連れ回された。
    時間いっぱい歩き回ったところで限界が来て終わることに。色んなとこに行って色んなB子の表情を見た。その中で僕の中にある何かが変わっていく気もした。ただまだ確信がないからB子には言わずにそっとしまっておこう。こうして無事B子との初デートは終わったのだった。

    それからは、何回かデートをしたりしていったのだが、少しずつ、少しずつ、僕の中で変化が起きていった。そう、B子のことが好きになっていったのだと思う。確信はできないしよくわかっていないのだが、最近学校で顔を合わせたり一緒に帰ったり、デートしたりする時に不思議と楽しいという感情が生まれてきた。最初はなかったはずなのに次第にこの感情が出てきていた。でも本人にこれを聞いたり伝えたりするのは恥ずかしいので言わないでおこう。
    と思っていたのもつかの間、次のデートをした時にはB子を見てドキッとしてしまうことが多々あった。恐らく、間違いなく、(僕は、B子のことが好きなんだ。)とその時に思うのであった。


    自分の想いを本人には伝えることなく色んな日々を互いにすごしていき、気づけばもう卒業の日も近くなっていた。互いに進路は決まり、やることを見据えており、この関係性は続けるか続けないかを、話し合ったのは言うまでもない。最初この話をした時にはB子が『嫌だ。進路が違くてもお互いの休みが合えば遊んだりできるじゃん。』と泣きそう半分怒り半分みたいな表情で言ってきたので『僕も、別れるつもりは元々なかったよ。』と言うとB子の表情がパァっと明るくなった。そして、『卒業しても、よろしくね!』といつもの可愛らしい笑顔で言ってくるのだった。それに僕も『ああ、こちらこそよろしく。』と言いすぐにこの話は終わった。

    やがて思い思いの日々を過ごし、卒業の日。
    B子との今の関係を築くことになった場所へと赴く。すると、先にC太とD音がいた。(正直この2人は仲がいいのか悪いのかよく分からないけどくっつくこともなかったな。)と思って見ていると、2人ともこちらを見るなり『やあ。』『こんにちは。』と言ってきた。僕は二人を見て『やあ2人とも早いね。』といい、残りの1人を喋りながら待つ。皆それぞれ色んな思い出を語り合い時間を潰しているとB子が遅れて『お待たせ!みんな卒業おめでとー!』と元気よく入ってきた。僕達3人はそれに対して笑いながら相槌を返した。
    程なくして、いい時間になったので帰ることになり、僕はB子と色んな思い出を語り合いながらいつもの道を帰る。そんな中僕はB子に伝えようと思っていたことがあったのだ。それも二人きりで。
    僕は心を決め、B子に伝えたのだった。
    『B子。僕は君のことが好きだ...と思う。正直この気持ちが好きなのかもよく分かってない。だけど、君といると楽しかったり嬉しかったりしたんだ。だから君とこの関係性になれて嬉しいよ。』と言うと、B子はきょとんと驚いた顔をして固まっていた。『おーい?B子?』と話しかけるとB子は慌てて素に戻り、顔を赤面させながら『私も、大好きだよ!A弥!』と笑顔で返す。
    心の中で(ああ、これがこの先も続けばいいのに。)と僕は思いながら家に帰った。

    続く?
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