パーシヴァル×男夢主 いつかの聖杯戦争※今後シリーズものとして書く予定のもの(その際はすけべ要素あり)をイベント用に先出ししているので尻切れ蜻蛉感がありますがご容赦下さい。
「此度、極東の地にて聖杯戦争が行われる事となった」
「……俺が此処に呼び出された理由、聞きたくはないですね」
入室して顔を付き合わせるなり、向かいに座すロードの開口一番。此方は溜め息も吐きたくなる。
「君を、時計塔枠に抜擢したい」
「抜擢したい、ではなくて抜擢すると決めた、でしょう」
「まあ、うむ。魔力装置たる聖杯を、其処ら辺の魔術師に変に使用される事を防ぐ為であるが。人理保障機関にいた君なら、英霊と縁も深かろう」
目の前のロードは特に何かを揶揄した訳では無い。
俺が勝手に、とある英霊――カルデアで特殊な関係性を持つに至った英霊を思い浮かべてしまっただけの事。
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