新刊裏話
もう忘れたんですけどまだ思い出せる間に覚え書きを!しま!す……(結構覚えてないなって思ってます)
今日は3月30日だからもう2週間も経ってしまった……
伯チヒ→伏漆の順です
■伯チヒ■
うさぎのりんご/アンソロ
―当時のメモ―
11時に起きる
シャワー
手当
昼ごはん、デザート
うさぎのりんご🍎
―メモここまで―
頭の中だけで全部書いたっぽいんですよね
1月上旬くらいに書いてたんですけど。。。全く覚えてないんですが。笑
救いと信頼と決意の話、のはず。です。
ハクリ君視点にしたのは、毘灼の統領と対峙した話をチヒロ君に問いかけてほしかったから。
それと、父親や家族、漣の家そのものを失った直後の彼の葛藤や内面を書きたかったから、です。
わりとすぐ泣かせてしまうのですが……泣いてるとこが魅力だな〜て思ってます。ゆたかな感情表現。でも、全部を吐露しているわけでもなく。
生育環境なんだとは思いますが、表出する内容も場所も無意識下で選んでいるようにすら思ってます。
互いにフラットな関係であるからこそ、表出できることもあるし、踏み込めることもあるのかな、と。
そうであっていてほしいという気持ちもありますね。
「ひと思いにやってくれェ!!」
「じゃあ遠慮なく」
のところとかすきです。
あと地の文なんですが、
チヒロの言葉はいつだってみんなに甘い。
という一文もお気に入りです。
ページ数に対して場面転換が多かったな〜という反省もあるのですが、何度読み返しても何かを増やすことも減らすことも腑に落ちなかったのでそのままいきました。12pマックス書きたかった、というのは発行した今も悔やんでいたりします、ひっそりと。(アンソロが12P上限だったので。私は10P)
この話は今まで書いたものの中でもダントツでお気に入りです。
ベースの設定が個人誌と似通っている(まあ個人誌の設定を基盤にアンソロ立ち上げているので当たり前なんですが)ため、明確に内容を変えたいと思ってアンソロにのみ、「毘灼の統領と対峙した話」をいれたのが裏話、かも?
最初は個人誌に入れようと思っていたのですが。
ボリュームと、密度を考えてアンソロにしました。アンソロにエピソードを持っていってよかったな〜と思っています。
作品が締まったというか。はい。いやまあアンソロなんでもうちょいかわいい、かわいい話……て思って、思ったんですけど、……
手当のとことか、うさぎのりんごのとことかかわいいし。ていう。アメとムチみたいなバランスになってしまった気がしますね
主催だったので、どういう話を書こうかなって立ち上げた時からずっと考えていて。
もっとほのぼのした一日を過ごす話にしようかなって思ってあれこれ捏ねたりもしたのですが、いつも通り書くか!と思った瞬間に筆が一気に進んでできあがった話です。
幾星霜/個人誌
いっぱいメモ残ってました!ドン!
―当時のメモ
「幾星霜(いくせいそう)」は、長い年月が経過したことを意味する慣用的な表現です。人の一生や歴史の長さ、物事の成熟度などを表現する際に用いられます。
「星霜」は「星は1年に天を1周し、霜は毎年降る」ということから「苦労を重ねて経た年月」を意味します。「幾」が付くので「幾つそんな年月を経てきたのか」という意味になります。
(タイトルこれにきーめた!と思って調べた辞書のコピペです)
Let's continue walking together.(表紙に入れた英語を忘れるのでコピペです)
これからも一緒に歩んでいこう
対話
命の価値
地獄に生きる意味
人殺し
父親、家族殺し、罪悪感
檻の外の希望
共犯
相棒
熱を出したチヒロくん、介抱するハクリくん、次第に恋心??
①チヒロが熱を出した、無自覚、手を繋いで寝る 8000
②次の日。なみだ。おかゆ。頬真っ赤。カレー 8000
③昼食の前、台所にて。柴さん。青春 5000
④エンテン手入れ。頬が熱い。なんだろう。5000
⑤台所。指切る。自覚。 5000
⑥夜、外でキス。8000
⑦初夜、どっちが下やるかですったもんだ。13000
⑧おわり。ホットミルク作りに行こ。3000
―メモおわり
はい。
11月末〜3月上旬まで書いてました。まじで落とすかと思った。まじで落とすかと思った…。
もともと短距離型なので短期間で物語書くほうが好きなのですが、いろいろ都合もあって原稿期間が長かったので終わらない苦しさも結構ありました。
①〜⑧は概算予定文字数だったものです。全体で1.5倍くらいになってます。ふ、増えた……。
でもすっごくお気に入りです。
思う存分初夜書いたといいますか。
今後自分が伯チヒの二次創作をするうえで、絶対に初夜の話を満足いく形で書きあげたくて。ていう決意のもとで書いた話です。
過去と今をつなぐ発熱のくだりとか。
国重さんとの思い出とか。柴さん薊さんとの思い出とか。
楽座市でハクリくんの父親を斬ったことへの贖罪とか。
父親の失い方が違うふたりの対比とか。
ハクリ君の葛藤とか。
淵天の手入れとか。淵天をハクリ君に持たせたかったとか。
そこからの、恋の芽生えというか。
ちょっとずつ近づいていく感じとか。
一歩踏み込んだ後、一足飛びにすることしちゃう感じとか。
エピローグまで含めて、二人らしく終われたような気がしています。
これ全年齢部分を書けたところから尻叩きでXをにあげていた話です。
その時と大きく変更はしてないんですけど、初夜まで含めて1本話が通ったものになっていたらいいなあと思ってます。不安。なぜなら長い話を書かないのと、物語の構成力にとてもとても自信がないので。。。
エピソード的には慟哭がサビ。
書きたくて…。この1エピソードと初夜を書きたいがためのこの1冊がある感じです。
境界線(R18)はめっちゃ張り切って書きました。
初夜!!!と思って。長すぎて一生書き終わらんのちゃうて思ったくらい。
初夜だからエロとしてはぬるいんですよね、ぬるいんですけど、細かな会話とか、反応とか、心情とか、いっぱい書いた気がします。ふたりが初めて同士なので、そういう意味でも、ゆっくりゆっくり進むイメージもあり結構気合い入れて書きました。
章タイトルは漢字二文字縛りなんですが、R18だけわざと漢字三文字にしました。気分です。笑
家柄関係ない、同い年の友達っていう伯チヒの関係性が本当にすきで…
あの夜に出会わなかったら、きっと二人の運命は違っていて。
出会ったから始まってしまった試練みたいなものもあるわけですけど。
絶対に乗り越えられるっていう信頼と、互いが互いに救われたと思っている関係性と、対等なところと、まあビジュアルから何から含めて全部すきなんですが!!!
恋知らないんじゃない?て思いつつ。
ちょっと柴さんに横槍入れてもらいつつ。
お気に入りのところもいっぱいあってぱっと思いつかないんですけど。。。
発熱してるときのチヒロ君と国重の会話の、勝手にころさないで。というモノローグ。
あと柴さんが、めっちゃ、喋ってるとこ……笑
もうあの、ページ全部が台詞になっちゃって!ヤダ〜〜てなったんですけど、地の文挟む隙がなくってそのままいきました。
ハクリ君とチヒロ君のふたりのところは、結構、全部お気に入りというか。地の文よりも会話にすっごい気を遣った気がします。
伯チヒ書くの難しくて……距離感というか塩梅というか、すっごく難しくて、伯チヒっぽいなって思って読んでもらえたらいいなあってすごく思っています。
いま書きたかったこと全部のせしたので本当に満足してる話です。
装丁で一個いうのなら表紙用紙ちょっと、薄すぎたなっていう、、、クゥ、、、紙だいすきなのに紙むずい、、、、保管しづらいと思いますスミマセン、私は自宅で落として表紙しっかり曲がりました、、、
表紙用紙はミランダという特殊紙です。キラキラのガラスフレークが魅力的な紙で、もっと余白を増やすべきか悩んだのですが、夜を超えていくイメージだったのでこの表紙になりました。
遊び紙で敢えて白を挟んだのですが、真っ白なところから始まるイメージをもたせてます。
絶賛2冊目の原稿をしているんですけども、前提で初夜失敗っていう話にしてて…
失敗のあとのすったもんだもありつつ、初夜がうまくいくっていう。
また初夜!?!?て感じだとおもうんですけど、初夜が性癖なので自分の好きに忠実になってしまいました。
3冊目はちょっと違う雰囲気の話書きたいですね。本誌次第!
■伏漆
桜雨/合同誌
実は11月末に本文が仕上がってました。笑
バンダナニキ改め伏見さんの本名がわかって、どうにか、名前を、呼んだりとか?とすごく悩んだのですが、名前を呼ばない設定で個人的には納得した状態で完成している話なので、なんだかよくわからないモブが「伏見ー」て名前を呼んでいたりします笑
―当時のメモ↓
桜、雨、夕方、酒
戦争、過去の思い出、年とった、感傷、
体の関係があるバン漆の話
ニキは明確に恋してる、片思い
漆羽さんは気づいているけど気づいてないふりしてる
―メモここまで。
ていうことみたいです。全く伝わらん!!!(いつもどおり)
好きとか愛してるとかそういう陳腐な言葉よりも態度や視線で全っ部伝わってて、でもまあすんなり受け入れるかっていうとそうでもなく、些末な駆け引きをしてみたり、ちょっと焦らしてみたり、反応を見てみたり、ていう話です。
いつまでかもわからない慚箱に居続けさせられることをある意味幽閉だと思っているので、まあそんな中での三年間に思うところが無いわけではなく、、、
でもきっと物わかりがよくて納得しているふりをしていたのかなって思ったりして書いたような気がします。(記憶薄くてすみません、、)
お気に入りのセリフ
「……足りないって、言っただろ」
「すきなくせに」