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    straight1011

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    straight1011

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    RPG SD
    流が仲間
    ソちゃとかが出てくる

    RPG SD③村人A「一体どこから来たのか……教会の前に置かれていた赤ん坊は」
    村人B「魔王は国王が封印したというのに」
    村人C「だが間違いない。このアザは勇者の証だ。この子は伝説の勇者なのだ」

    子ども「あっち行け! お前が村にいると魔物がやってくるんだ!」

    神父「あなたには神のご加護がついています。村人は魔物に怯えるあまり、あのようなことを言いますが、どうか、堪え忍ぶのです。彼らに悪意はないのです」

    シスター「ああ、勇者よ。あなたの旅路に幸あらんことを……」

    村人A「やっと出ていったな」
    村人B「誰があんな弱い勇者に期待してるんだ?」
    村人C「どうせすぐ野垂れ死にさ」



    流「……い、おい」
    流「うなされてた」
    流「……夢?」
    流「……」
    流「言いたくねーならいいけど」
    流「……」
    流「…………泣くなよ」


    町に到着した!

    流「ちいせーけど賑わってるな」
    流「センドーとやらはどこだ」
    流「……酒場で話でも聞くか」

    酒場に向かった。

    流「賑わってるな」
    流「……」
    男「よう兄ちゃん! 女連れでこんなとこくるとはやるなぁ!」
    流「……」
    男「ほら、酒だ。嬢ちゃんには水だな」
    流「……どうも」
    男「お嬢ちゃんたち見ない顔だな? 余所から来たのか?」
    男「今よ、飲み勝負してんだ! 先に酒で潰れた方の負けだ! ほら、あそこにいる兄ちゃんが今一番だぜ」
    ?「……ぷはぁ……もーいいだろ? お前限界そうやし……」
    男「参った……」

    男「勝った方にはこのありがたいお薬が与えられるのさ。これは大賢者仙道様が作った、何でも治せる薬だ」
    流「! 仙道……そいつは今どこにいる?」
    男「ほら! また挑戦者だ! あんちゃん、嬢ちゃんにいいとこ見せてやんねぇと」
    流「おい待て……」
    ?「えぇまた……もういいだろ。俺はどうしてもこの薬を手に入れないといけないんだ」

    流「……」
    流「俺達も薬に興味はねぇ。アンタ、仙道がどこにいるか知ってるか」
    ?「賢者様か? いやぁそれが、俺も探してみたんだがここらにはいないらしい。何でも、賢者様は世界各地を回って苦しんでいる人々を救っている……みたいなんだ」
    流「……無駄足だったな」
    流「……」
    ?「うぷ……流石に飲みすぎて気持ちが悪い」

    水をわたしますか?

    はい ←
    いいえ

    ?「いいのか? 悪いな、ありがとう」

    ドンッ
    扉が乱暴に開けられた。

    兵士「ここに勇者はいないか!!」
    流「!」
    兵士「俺は山王国の兵士だ! 勇者を探している! 小さい女の旅人だ」
    流「……」

    流川にフードを被せられた……

    兵士「そこの女! 貴様勇者ではないか?」

    流川が剣に手を掛けた。

    ?「待ってくれよ兵士さん。この子は俺の妹なんだ」
    兵士「……」
    ?「可愛い妹があんたを怖がっちまってる。早くどこかに行ってくれないか」
    兵士「……信じられないな」
    ?「……ならしゃーない」

    ?は呪文をとなえた!
    兵士は混乱した!

    男「おいおい、いいのか? 兵士に魔法なんか使っちまって」
    ?「適当に誤魔化しといてくれ。おい、アンタ達、さっさとここから出よう」

    町の宿にて……

    流「助かった」
    ?「いいよ。それよりお嬢ちゃん、顔に私はお尋ね者ですって書いてあるから、気を付けた方がいいぞ……はは、冗談だよ」
    ?「……俺? 俺は宮城ソータ。訳あって賢者様を探していたんだ」
    ソ「この町にいるって聞いていたんだが……収穫はこの普通の薬草だけ。あいつら、賢者様の名前を借りてぼったくり商売してるんだ。気のいい奴らだけど、やっぱり信用はできないな」

    流「……」
    ソ「で、アンタらは勇者様ご一行か?」
    流「……まぁ」
    ソ「なら、精霊のしずくって知ってるか」
    流「……」
    ソ「それさえあればどんな不治の病も呪いも、たちまち治るらしい。それに、魔物よけにもなるって話だ」
    ソ「俺の育った村は最近魔物がたくさん出るようになって……村のためにそれを探しに来たんだが、見つからないんだ。何か知ってるか?」

    流「……」

    精霊のしずくの話をしますか?
    はい ←
    いいえ

    ソ「そうだったのか……いや、そんな顔しなくていい。国の兵士さんのために使ったんだろ。仕方ないんだ」
    ソ「それに、精霊が封印されてるって話は初耳だな。この辺りの精霊は確か……風を司る精霊だろ?」
    ソ「よし。もう一度ほこらに行って様子を見てくるか」

    流「……」
    流「あの辺りの魔物は強かった。アンタひとりだとあぶねぇと思う」
    ソ「そうか?」
    流「…………ん」
    流「……まあ、そう言うと思った」
    ソ「え? 一緒に来てくれるのか?」
    ソ「そうか、はは、助かるな。よろしく頼む」

    ソータが仲間になった!

    風の精霊のほこらへ向かった!

    道中……

    ソ「俺の村は漁村なんだ。海に出て魚をとってきて生活してた」
    ソ「けど最近は魔物が強くなって。海に行くのも村の外に出るのも危険になった」
    ソ「俺は母ちゃんと弟、妹と暮らしてたんだけど……誰かがどうにかしなくちゃいけなくて、俺が旅に出ることになったんだ」
    ソ「早く帰って村人達……家族を安心させてやりたいな。きっと心配してるだろうし。まあリョータ……俺の弟がいるから、大丈夫だとは思うけど」

    ほこらにたどり着いた。

    内部に進む……

    ソ「流石勇者様、強いなぁ。それにそっちのアンタも」
    流「……アンタだって」
    ソ「はは、本当か? ま、これでも村一番の実力はあったんだ」

    ソ「アンタら、何で一緒に旅してるんだ?」
    ソ「……へぇ、魔王退治。そいつは大層なことだ」
    流「……」
    ソ「俺も、弟と話したことがある。世界が平和になったら一緒に旅をしようって」
    ソ「どっかの国の王様が魔王を封印したっていうから、世界はどんどん平和になるもんだと思ってた」
    ソ「なのに、今はこんな感じだ。変だよな。魔王を封印したなんて嘘なんじゃないか」
    ソ「勇者様、アンタには期待してる。平和な世の中を取り戻してくれ」

    はい ←
    いいえ

    流「……」
    ソ「……人任せ、だよな。俺より小さいアンタに世界のことをお願いするなんて」
    ソ「……もしアンタらさえよければ、俺も魔王倒しの旅についていってもいいか? 絶対に足は引っ張らねぇから」

    はい ←
    いいえ

    ソ「ありがとう」

    最深部に到着した。

    流「どこに封印されてんだ」
    ソ「この台に精霊のしずくがあったのか?」
    ソ「……この台、動くみたいだ」

    なんと、台の下には階段があった!

    流「……」
    ソ「進んでみるか」

    ザッザッザ

    ソ「……ここは」
    流「なんだ、ここ」
    ソ「あの翠の宝石からすごい力を感じる。きっとあそこに精霊様がいるんだ」

    宝石に近づいた。
    宝石に勇者の痣が反応した!

    ソ「うわっ! まぶしい……」
    流「……目がしぱしぱする」

    ?「……うぅ、何だ?」
    ?「お前たちか? ……俺を起こしたのは」

    藤間「あーよく寝た……どれくらい寝てたんだ?」
    ソ「……あなたが、風の精霊様?」
    藤「そうだ! 俺は風の精霊。誰が封印を解いてくれたんだ……? ん、お前、勇者じゃないか!」
    藤「助かった! ありがとうな」
    ソ「……精霊様って、意外と気安い感じなんだな」

    流「なあ、精霊。精霊のしずくって、もうねぇのか」
    藤「しずく? ……あー、あれか。あれは俺ひとりで作れるもんじゃないんだ」
    藤「他に大地の精霊、水の精霊、炎の精霊を起こさないといけない。あいつらも封印されてしまっているはずだ」

    ソ「そんな……」
    藤「悪いな」
    流「……なら、復活させりゃいーだけ。どうせ魔王は倒す予定だし、ついでにやる」
    藤「はっはっは、ついで扱いか! 面白い!」

    藤「勇者、お前に忠告しておくことがある」
    藤「魔王は虹色の水を使い、何もかもを石にする呪いを使える」
    藤「虹色の水には触れちゃいけない。気を付けろよ」

    藤「あと俺が復活したからこの辺りの地方の魔物は、しばらく悪さが出来ないはずだ」

    ほこらから出た。
    町へと向かった。



    ソ「よかった。魔物達が大人しくなったな」
    流「あの兵士、帰ったのか? いねぇみてーだけど」
    ソ「……待て、町の様子がおかしい」

    町は異様なほど静まり返っている……

    流「……気を付けろ」
    ソ「……おい、これって……」

    そこには、町人の石像がたくさんあった。

    流「まさか」
    ソ「……何か音がする」

    音の方へ向かった。

    子ども「たすけて!」
    魔物「ぎゃはは! 石にしてやる!!」
    ソ「危ないっ!」

    ソータが子どもを庇った。
    魔物が虹色の水を吐き出した。
    ソータの身体に水がかかってしまった!

    流「!」
    ソ「うっ……大丈夫か……?」
    子ども「あ……」
    魔「ばかめ! 今にお前は石になるぞ!」

    流「……」

    流川が背後から魔物を斬った。

    魔「ぐわっ」

    ソ「う……身体が、石になっていく……」
    ソ「……はは、そんな顔するなよ勇者様……」
    ソ「俺は信じてる。アンタなら精霊の封印を解いて、魔王を倒せるって……」
    ソ「家族に……伝えてくれ……俺は、だい、じょうぶ……だっ……て……」
    ソ「……」

    完全に石になった。

    返事がない。

    返事がない。

    流「……」
    流「……おい。無駄だ。揺さぶっても起きねぇよ」
    子ども「う、うう……僕をかばって……」

    ?「大丈夫か!」

    大男がやって来た。

    ?「よかった。生きてる奴がいたのか」
    流「……アンタは?」
    魚「俺は魚住だ。この町の住民で……」
    魚「くそっ。いきなり雨が降ったと思ったら、雨に当たった人達がたちまち石になったんだ。家にいた奴らは無事だったが……雨を降らす魔物はどこにいった?」
    流「魔物は今倒した」
    魚「そうか! ありがとう。だが、石にされた人達は戻らないな……」

    魚「とにかく、皆を家の中に移動させよう」

    勇者たちは、石にされた人々を中にしまった。

    魚「なんてことだ。精霊のしずくがないと治せないのか」
    魚「仙道さえいれば……」
    流「仙道とやらはどこにいやがる」
    魚「わからん。あいつは気まぐれなやつで、各地を旅しているんだ」
    流「……」

    魚「彼は知り合いか?」
    流「ああ」
    魚「石になってしまっては連れていけないだろう。お前たちがよければ、彼の石は俺が預かろう」
    流「いいのか」
    魚「町の子どもを救ってくれた恩人だ。命を懸けて守ると約束する」
    流「……」

    流「いつまでも落ち込んでんじゃねー」
    流「さっさと封印解けばいい話」
    流「……」
    流「ここらの漁村は多分ここ。とりあえず寄っていくか」
    流「…………」

    流「……仲間が欲しかった?」
    流「……」
    流「……次の町で見つけりゃいい」
    流「……俺はついてく、ずっと」
    流「だから問題ねー」
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