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    Oneamongthe1

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    Oneamongthe1

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    ヘタリアとか見てて思いついたシシフォス帝国の歴史とか文化とかひたすら深堀していった雑書き 睡眠時間を削った産物だし地理とか歴史とか文化とか全然詳しくないからなんかおかしくても気にしないでくださいね、マジで。

    シシフォス帝国深堀文化的な話

    シシフォス帝国の文化と歴史を語る上で、どこにでも名前が出てくるのが初代皇帝。彼があらゆる分野においてえげつない勢いで啓蒙運動をしまくって一代でシシフォス帝国の時代を100年ぐらい進めた。
    すべての事は密接に関わりあっているため、国を思うようにコントロールするためには皇帝もあらゆる分野に手を出す必要があったのだった。
    どういうものをメインの食料にしたらみんなが食っていけるか?そのための農業や牧畜はどうしたらいいか?農場と家と牧場の最もいいバランスは?少ない物資で安全でメンテ費用が少なく長持ちする建物を建てるには?その材料はどこから?流通のルートは?流通させるための道や荷車は?
    この国をどのように発展させれば自分の目指す『全員が永遠に幸福な国』が作れるのか?皇帝の指針としては、『とりあえず反逆されるようなことだけは防ごう』というものだった。

    皇帝が行ったプロパガンダの一例として、
    ・知的であることはかっこいいことだと思わせた
    ・知的であることは非暴力的であることだと広めた
    ・シンプルでモダンなものが新しくて知的でハイカラでかっこいいものだと刷り込んだ(軍服や宮殿もモダニズムを取り入れた造形だ)
    ・民族的な物は古臭いものだと思わせた
    ・民族主義とかナショナリズムとか差別的でダッセーよな種族や歴史の壁を取っ払って協調して混じり合うのが知的で今風でイケてんだよな結局〜みたいな風に思わせた

    ……やってる事は一旦置いといて、それを“全部成功させている”のが初代皇帝の凄いところである。

    食文化!
    ・侵略戦争時に侵略した国々の食文化を取り込んだ多国籍料理
    ・鉱山周辺では鉱山で働く鉱夫たちのためのハイカロリーおやつがあったり
    ・全体的に頭脳労働でカロリー消費してるからすごいスイーツ文化発展してる
    ・なんなら皇帝も庶民もおやつの時間大事にしてる 糖分補給。
    ・カフェ文化の発達。コーヒーハウスは元々(17世紀後半から18世紀ヨーロッパにおいて)文化的交流や政治的ディスカッションの場として発達したという歴史があるため、そういう感じで原理主義者のみなさんによって建てられ、『なんか知的でカッコイイぞ』と市井に受け入れられていった。
    ・朝食が豪華め。朝飯食べると科学的に良いからね。カフェで朝飯食べるとかいう文化あるかもしれん
    ・清潔で豊富な水も侵略で手に入れたけどほぼ硬水。ミネラル豊富。ブイヨン系の“煮込む”文化。
    ・魚類は輸入に頼りきりだった。あとの方で港を手に入れるため海沿いの国を侵略したが、その時すでに国土がけっこう広くなっており、国内で流通する魚の殆どは保存用に加工された魚。干したり凍らせたりした魚を調理する系の魚料理が多い。現在は色々整備されて瞬間冷凍技術だとかで国内どこでも一定の鮮度を保った生魚も食べられる。……が、あんまりメジャーじゃないよね。
    ・遠い場所にあるのか無くなったのか分からん国の『豆腐』という食べ物がフォルムとか色とかが帝国民の美意識にマッチしたのかかなり流行った。
    豆腐はかなり痛みやすいため流通とか保冷とかがちゃんとした頃に現れたのだが、煮ても焼いても揚げてもイケるので登場以来国民に親しまれている。我々では思いもよらないような奇想天外な豆腐料理とかもあるかもしれん。


    造形文化!
    色んな国を侵略してきたということもあって色んな国のエッセンスをちょっとずつ取り入れた造形や、元々それぞれの国で発達していたデザインを使うこともあったが、民族的な文化とか誇りとか全部忘れさせて反抗心を削ぐための施策として、民族的な物よりもどこの国のことも想起させない無機質でメカニックでシンプルなデザインがナウい、という感じに皇帝が流行らせた。


    服飾文化!
    安価で質もそこそこな服を大量に全国に流通できるシステムが早くから組まれていた。鉱夫が使う頑丈なデニムとかが発端かな?
    デニムは輸入品が多かったそうな。
    外国から古着を輸入してそのまま使えそうなやつはクリーニングして店に出したり、そのままじゃ使えなさそうなやつはなんかうまいことやって繊維にしてからもう一回布にして服に仕立て直す、古紙のリサイクルみたいなことを布でしていた。


    水と文化の発達
    国内で手に入る清潔な水=硬水。
    つまり風呂の文化が未発達……!
    とはいえ、体が汚いままだと皮膚病とかなんか色々問題がある。特に労働者、鉱山とか入るし。硬水でもちゃんと泡立ってしっかり洗浄できる石鹸の開発に皇帝が投資してたり?
    ミネラル分を除去するなんか……方法を開発したり……?
    シャワー派が多い国になるかな、そのうえで硬水で洗ってパサつく髪とか肌つっぱったりを解消するためのスキンケア用品も発達したかも。このへん薬品学の基礎になるかも…


    なんか歴史とかの話
    地理的に終わってるってどんな感じだったのか?
    とりあえず条件として
    ・エグい内陸
    ・マジでなんもない 水ない、食料ない、耕作に適した土地もここで育つ植物もない

    =えげつない酷暑と干ばつに見舞われる内陸国で国土の8割砂漠(岩あり)。しかも高湿度。流れてる川は流れ遅くて淀んでてきったなくて飲めたもんじゃないし度々氾濫するしマジ“オワ”なんですけど。
    もしかして南半球にあったのか、エーオロス共和国(仮)(シーシュポスの父親がアイオロスというらしいのでシシフォス帝国の前身となった国をアイオロスをもじってエーオロスと仮称している)。共和国だしなんかそんな気がしてきたぞ。
    えげつない酷暑に見舞われるような国なら日差しから体を守るためメラニン色素がいっぱい出て髪や肌、目の色は濃かったのでは。
    で、まずは隣にあった鉱山を持ってる鉱物資源が豊富な国をボコって占領。鉄があれば現代の文明なんでもできる。鉱石の輸出で金を得て、武器や食料、水、衣類、とにかく生活に必要なものはこの頃ほとんど輸入だった。
    輸出の方は、ここでしか取れない鉱石があったからかなりふっかけたとか……
    さらに山岳地帯(きれいな水がある)や河川、湖、地下水などの水資源を豊富に持つ国々をボコって占領。すべての基礎は水。
    ただ海から遠かったため基本硬水。このへんで硬水を基礎とする文化が固まる。
    水をゲットできたのであとは肥沃な土地を狩りに行く。どんどん海に近づいていく。海岸沿いの国を狩って港も取った。
    大体のものは国内で賄えるようにしたあとは「じゃあ満足したんで侵略すんのやめるわ」という宣言を出してあとは内政を頑張ることに。シシフォス帝国の国土はかなり広く南北に伸びる形に。現実に置き換えるとアフリカからヨーロッパぶち抜いた形……かな……よくわからん
    “冬でもギリ凍らない程度の北の海に面している。北部は典型的な海洋性気候”とか最初に書いたしワンチャン海を挟んでアフリカからヨーロッパ貫いてる可能性あるけど、別に蹂躙の舞台地球とは言われてないからね。大陸の形が今と同じとも言われてないからね。火山活動とか地殻変動とかクトゥルフが目覚めたりした結果ヨーロッパとアフリカが地続きになってるかもしれないもんね。気にするな。


    リボンとICチップ
    シシフォス帝国人は生まれたときにこめかみ、またはうなじに極小のICチップを埋め込むことを義務付けられている。生後バイタルが安定し次第即埋め込みの手術がされ、同時に戸籍の登録が完了する。名前の欄は後から親族などが役所に行って記入する。
    ICチップは脳波コントロールが可能で、周囲の操作権限の与えられた電子機器(テレビ、携帯端末、家の電気、エアコン、ドアロックなど)を操作したりできる。電子決済にも対応。幼い子どもが家電をメチャクチャに操作しないように、操作権限の付与には機械ごとに決まった複雑なパスワードを入力する必要があったりする。
    このICチップは戸籍の管理を容易にすると同時に各種個人情報にも紐付けられており、シシフォス帝国では保険証や免許証などもまとめてこのICチップに記録される。このICチップに入力されている個人情報は自分でも編集したりすることができず、シシフォス帝国人は身分を偽ることができない(が、外国でこのICチップの読み取り機器がない場合は別だ)。
    また、盗難や紛失の恐れがないことも利点だ。
    生まれつき死ぬまで有効な身分証明証があるため、帝国人は「車に乗る予定はないけど免許とっとくか……身分証明証にもなるしな……」とか考えずに済むのだ。
    脳波コントロールは手足が不自由に生まれても様々なことをできるようにとかなんかそういうやつで発展した技術なんだと思う。

    このICチップが埋め込まれている場所には蓋のようなものがついており(といっても素人では開けられない)、これにLEDリングをつけたりして場所をわかりやすく示す。見た目的にはデトロイトビカムヒューマン。
    この蓋の部分に専用のアタッチメントで拡張機能のついた端末をつけられる。これにより物理端末を通さずにインターネットに接続できるようになったり(視界に直接ウィンドウがあらわれる)、骨伝導を用いた音楽鑑賞が可能になったり。あんま思い付かないけどきっと色々機能があるんだと思う。
    帝国人的には他国人より生まれつき身体的特徴が一つ多い程度の認識であり、拡張機能のないアクセサリーをここにつける人もいる。

    マーシャが常につけていたリボンも、上記の拡張端末の一種である……と推測される。
    というのも、布状のものに電子回路を編み込むなどという突飛にして珍妙奇天烈な技術は知恵の国シシフォス帝国でもそうは見られない、が思いつく人がいないとも限らない。恐らくその全く新しい技術のテスターとしてサンプルを貰って使っているのでは……と部下は噂していた。
    一方で、あれは単に外見を美しく整え適度に飾る事で相手からの好感を得、効率的なコミュニケーションに役立てようとする一般的なシシフォス帝国人の行いでは、と噂する部下もいた。
    実際どうなのか聞いてみた人もいるが、そういう時に限って緊急の仕事が舞い込み、大将閣下は謝りつつ世間話を中断して仕事に向かうのだった。
    真相は、今は世界連合に没収されている。
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