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    iduha_dkz

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    iduha_dkz

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    タイトルそのままです
    可視光線の桃吾が次に夢を叶えるならこういう形かなぁと

    桃吾が夢を叶える時はこんな感じかなという妄想メモ円と桃は最初は別々の球団だったのが、トレードなり人的補償なりFAなりでパで同じ球団になる。その後ある年に綾の球団と円と桃吾の球団の日本シリーズが実現。
    円桃吾側のチームが先に3勝して王手かけてるタイミングで、綾と円が先発で投げ合う試合に。
    ゼロゼロが続く投手戦は、まさに「対等に投げ合う」という言葉がふさわしいもので。
    試合が動いたのは結局リリーフに継投してからだった。
    7回表、綾の後を投げた投手が塁に二人出したところで、桃吾に打席が回ってきて、スリーランホームランを観客席に叩き込む。それは6回裏まで投げていた円へ勝ち投手の権利を渡すホームランで、その後リリーフが1点取り返されたりもしたものの、桃吾の3点が決め手となって試合に勝ち、日本シリーズ優勝。
    円と同じチームで円が日本一になるのを見る夢を叶えて、試合直後のインタビューでは「子どもの頃からの夢がようやく叶いました」という意味の言葉を泣きながら話し、隣の円に通訳させる羽目になる桃吾がいたらいい。
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    iduha_dkz

    DONE綾と桃吾の高校での卒業式の話です。
    前半は1年時、後半は3年時。
    3年一緒に過ごすうちに色々理解して仲良くなり情も湧いたけど、それでも桃吾の一番は円なので綾の一番にはなれないことを最後に突きつける、一番のために他の大事なもの切る痛みを伴う別れが100通り見たくて書きました。
    最後の日を迎えて卒業式で久しぶりに会った二つ上の先輩は、綾瀬川と桃吾が二人で花束を持ってきたのを見て、はじめは落第点しか取れていなかった学生が百点満点を取った時の教師のような顔で微笑んだ。
    「二人一緒に来るとは思ってなかった」
    「元主将を心配させるなって、二年の先輩たちが二人で行けゆうてくれはったんです」
    「桃吾、それ言っちゃったら不安にさせるやつじゃない?」
    「大丈夫だよ綾瀬川。雛がどうしても俺に渡したかったって言えない照れ隠しなのはわかってるから」
    「主将ぉ!」
    「あ、ならよかったです」
    抗議の声を出した桃吾を綾瀬川はまったく気遣わず「ほら渡すんでしょ」と花束を差し出すように促す。長持ちすることを考慮してドライフラワーで作られた花束を二人から受け取り、鮮やかな花束に一度視線を落とした後、彼は自分より身長の高い後輩二人を見上げた。
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    iduha_dkz

    MOURNING話が進んで解釈変わる度に書き直される円桃。
    枚方シニア戦が終わったら完成します。たぶん。

    5/13追記
    13話で解釈が変わったので、この流れのままで書き換えるのはここで終了です
    今後はこちらで→https://poipiku.com/7684227/8748586.html
    枚方シニア戦の夜の円桃構えたところでピタリと静止し、そこに吸い込まれるかのように、豪速球が投げ込まれる。ミットにボールが納まる音だけが繰り返されて、U12と枚方ベアーズの試合は終了した。
    格上相手を当然のことのように抑えたエースピッチャーに対し、ある人は球威の凄さに圧倒され、ある人は球種の豊富さに目を奪われ、またある人はそのコントロールの正確さに魅了されていた。
    とにかく鮮烈だったのだ。綾瀬川次郎という才能は。
    だから、綾瀬川の活躍の裏で当然のことのように行われていた異常なことに気づいたのは一握りのよく見ていた人だけで、円が気づいたのも桃吾と常日頃から組んでいて、彼のことをよく知っていたからだ。
    枚方ベアーズ戦の桃吾のリードは、これまで円に対して行われたものより、ずっと厳しい要求がなされていた。ストライクギリギリの下半分に集められる投球は、打者にも打ちづらいが投手にだって投げにくい厳しいリードだ。
    1982