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    iduha_dkz

    @iduha_dkz

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    iduha_dkz

    DONE綾と桃吾の高校での卒業式の話です。
    前半は1年時、後半は3年時。
    3年一緒に過ごすうちに色々理解して仲良くなり情も湧いたけど、それでも桃吾の一番は円なので綾の一番にはなれないことを最後に突きつける、一番のために他の大事なもの切る痛みを伴う別れが100通り見たくて書きました。
    最後の日を迎えて卒業式で久しぶりに会った二つ上の先輩は、綾瀬川と桃吾が二人で花束を持ってきたのを見て、はじめは落第点しか取れていなかった学生が百点満点を取った時の教師のような顔で微笑んだ。
    「二人一緒に来るとは思ってなかった」
    「元主将を心配させるなって、二年の先輩たちが二人で行けゆうてくれはったんです」
    「桃吾、それ言っちゃったら不安にさせるやつじゃない?」
    「大丈夫だよ綾瀬川。雛がどうしても俺に渡したかったって言えない照れ隠しなのはわかってるから」
    「主将ぉ!」
    「あ、ならよかったです」
    抗議の声を出した桃吾を綾瀬川はまったく気遣わず「ほら渡すんでしょ」と花束を差し出すように促す。長持ちすることを考慮してドライフラワーで作られた花束を二人から受け取り、鮮やかな花束に一度視線を落とした後、彼は自分より身長の高い後輩二人を見上げた。
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    MAIKINGぜんぜんまったく書いてる途中だけれどもこの会話出すなら今じゃない?となったのでワンシーンだけ抜き出したもの
    大学から一緒の学校になった花瀬花の、4年クリスマスの日に瀬田ちゃんが花房に告白してOKもらえたその少し後のワンシーンです

    こちらのその後的なものになります
    https://poipiku.com/7684227/9696680.html
    「花房さ、オレのせいでカノジョと別れたって前言ってたじゃん。確か一年のバレンタインデー前」
    「……よく覚えてるね」
    「その後からオレに付き合っちゃわないって言うようになったら、そら覚えてるだろ」
    「そっか」
    「やっぱオレのこと好きになったからってのが、カノジョと別れた理由なん?」
    「……そう。カノジョより瀬田ちゃんと一緒にいたいって思っちゃったのに、隠して付き合えるわけないじゃん。俺から別れ切り出した」
    「え、態度に出て振られたとかじゃなく?」
    「別の人の方が大事になっときながら、振られるくらい態度に出すなんてサイアクじゃん」
    「あーまぁ、確かに?」
    「ほんとにいい子だったんだよ……俺が野球最優先でもそれが晴くんだからって受け入れてくれててさ……でもだから、カノジョより優先したい人ができたのに、前と変わらずバレンタインのチョコもらうなんてできないじゃん」
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    MEMOサークルでツイートしていた花瀬花メモです。
    椿が綾に夢中になったところから始まる花瀬花。前半小学生で椿瀬田の年代が最上学年になった後のタイミング、後半中学入ってからの話になります。
    花瀬花メモ埼玉の強豪リトルチームで小学校低学年から野球はじめた瀬田ちゃんと椿。
    数年一緒のチームでやっていくなかで、瀬田ちゃんはエースかつ強打者に、椿は4番打者かつキャプテンとチームの中心にいて、互いに信頼を寄せ合う強固な絆があったのに、U12で綾瀬川を見てから宗ちゃんは綾瀬川の話題が多くなる。
    自分もその目で見たあの才能を意識するなとは到底言えない瀬田ちゃんだけど、それはそれとして面白くはないのでチームと関係なくて理解してもらえそうな花房に連絡をとることに。
    「ピッチャーの例で綾瀬川出てくるのなに。そこはオレじゃないの?」と送ると、「直接愚痴聞く?」って言われて会うことになった。

    埼玉で誰かに会ったりしないように瀬田ちゃんが横浜まで行き、「ほら海だよー珍しいでしょ?」「夏に海水浴くらいするし!」みたいな会話しながら花房の家に案内される。部屋で2人っきりになると、「送ってきたことだけじゃないでしょ? 宗ちゃんに感じた不満、全部吐き出していきなよ」と花房が言う。
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    DOODLE円桃前提綾→桃
    高校で寮が同室設定
    円が一番なので、綾に好かれても同じ気持ちは返してあげられなくて困ってしまっている、そんな桃吾がいたらいいなって夢をみています。
    誠実さの落とし穴『綾瀬川に好きって告白された』
    入力しては消し、また入力しては消し。メッセージアプリの送信欄で、桃吾はそれをもう何回も繰り返していた。寮で同室の相手から好きだと言われたことは伝えた方が円への裏切りにならなそうで、でも伝えたら円に影響が出そうで、そして影響が出ると思うこと自体が円を低く見て裏切っているようで、伝えるべきか否かずっと答えが出せないでいる。
    円と桃吾は互いに好きだと気づいていて、でも付き合うのは夢を叶えてからと関係性を固めていない。そんな状態でよりによって夢の最大のハードルに桃吾が好かれてしまったと、そんな報告をしたら円の心が平穏でいられないことはわかっていた。
    恋人が同じ部屋に住んでいる相手から告白されてアピールされているなんて知ったら、普通は引き剥がしたくなるものだ。桃吾だって円がそんなことになっていると知ったら、相手となんとか距離を取って欲しいと伝える。それが綾瀬川でさえなければ、桃吾はさっさと伝えて自分にやましいところはないと証明していただろう。
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    MOURNING話が進んで解釈変わる度に書き直される円桃。
    枚方シニア戦が終わったら完成します。たぶん。

    5/13追記
    13話で解釈が変わったので、この流れのままで書き換えるのはここで終了です
    今後はこちらで→https://poipiku.com/7684227/8748586.html
    枚方シニア戦の夜の円桃構えたところでピタリと静止し、そこに吸い込まれるかのように、豪速球が投げ込まれる。ミットにボールが納まる音だけが繰り返されて、U12と枚方ベアーズの試合は終了した。
    格上相手を当然のことのように抑えたエースピッチャーに対し、ある人は球威の凄さに圧倒され、ある人は球種の豊富さに目を奪われ、またある人はそのコントロールの正確さに魅了されていた。
    とにかく鮮烈だったのだ。綾瀬川次郎という才能は。
    だから、綾瀬川の活躍の裏で当然のことのように行われていた異常なことに気づいたのは一握りのよく見ていた人だけで、円が気づいたのも桃吾と常日頃から組んでいて、彼のことをよく知っていたからだ。
    枚方ベアーズ戦の桃吾のリードは、これまで円に対して行われたものより、ずっと厳しい要求がなされていた。ストライクギリギリの下半分に集められる投球は、打者にも打ちづらいが投手にだって投げにくい厳しいリードだ。
    1982