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    はろい.M(X.はの助)

    Xは不在ですが、ポイピクは稼動してる。
    むしろ、めっちゃ更新する。

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    POIPOI 67

    みつま、ひつと出会うってよ。
    はつね、ひつ、みつまの出会いまでの話です。
    ひつとみつまの絡みのみ見たい方は、フェス2日目へどうぞ。

    フェス中の看板娘 フェス1日目今日はフェス1日目。


    「なぁはつねー、まだ食べるの?食べすぎじゃね?」

    もぐもぐ…
    「ひはーはひゃひふひてはひほふは…はははへはひふぁーひ
    (いやーはしゃぎ過ぎて体力が…まだ食べ足りなーい)」

    「あのなー…
     喋る時は口の中の食べ物飲み込んでからにしろよ…」


    はつねとひつは追加で食べ物を買いに来た。
    ひつはただの付き添い人である。

    はつねはごくごくとドリンクを飲み、
    ぷはー!と一言溢してから袖で口を拭くと、
    何かに気づいて手を振った。


    「みつまちゃーん!!ゼルダ(大先輩)フェスぶりー!!!」

    「あ!はつねちゃん!久しぶりやんね♪」


    大きく手を振って彼女に近寄る。
    何も知らないひつは1人ぽつんと置いてきぼり。

    ハッと後ろを振り向き、無邪気な顔で手招きをするはつね。
    いつもバンカラ街に居るが、一度も見た事ない子。
    ひつは疑問に思いつつ、ゆっくりと2人に近寄った。


    「この子はね、みつまちゃん!
     フェスの時だけバンカラ街で会えるんだよ」

    フェスの時だけ店の手伝いの為に
    ハイカラスクエからバンカラ街まで出向いてくる。
    仕事中は白い三角巾と割烹着を着て、
    今は蒸し物の準備をしていた。


    「えっと…初めまして、みつまと言います…
     よろしくお願いします」


    片手で三角巾の後ろ側を押さえながら
    若干下を向き、
    目が合ったと思ったら逸らされたり。

    はじめて会うからなのか、
    二線も三線も置かれている様に感じた。
    はつねと会話する時のテンションと明らかに違う。
    ひつも簡単に挨拶をした。

    「…はつねちゃん、今日もいつもの?」

    「うん!いつものください!」

    みつまは背後を見せない様に
    蒸し器の中から
    出来立ての蒸し物を一つ紙に包んで渡し、
    軽く会釈をして、小さく手を振った。


    その後2人は
    ひろばの階段に座って
    はつねが一緒に食べようと
    半分に分けてくれた蒸し物へお礼をいって手に取る。
    パクパクと頬張るはつねの横で蒸し物をじっと眺めているひつ。


    「…あの子、みつまちゃんだっけ…、やたら背後気にしてなかったか?」

    「んー…そういえばこの前後ろから肩叩いた時、
    一瞬怯えた顔して振り向いたんだよねー、
    その後直ぐに謝られたんだけど。
    俺びっくりしてさー大丈夫だよとしか言えなかった」


    はつねもその理由は知らなかった。
    こちらから聞くのもおかしいし、
    彼女が話してくれるのを待ってみてもいいのかもしれないというはつねなりの優しさだった。

    あのはつねがイカしたことぽろっと言うものだから、
    それに驚きを隠せないひつ。


    「そうだな…。
     まーとりあえず…一旦帰って寝るか」

    「うん、食欲満たされたら急に眠気来た…コジャケも寝てるし、頭めちゃくちゃ重たい(笑」


    はつねから貰った蒸し物を少しずつ頬張り、
    すりみ連合のライブを横目に歌を聞きながら、2人はそれぞれの家に帰って行った。
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