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    はろい.M(X.はの助)

    Xは不在ですが、ポイピクは稼動してる。
    むしろ、めっちゃ更新する。

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    POIPOI 68

    ひつとみつまが初めて一線を越えるまでの話です。
    交際してだいぶ時間が経つのに、ひつがみつまに手を出さない理由は何なのか。

    1は序章です。
    2は作成中。ちょいとお待ちを。

    ステップアップの話/1「ふ、服着なきゃ…だめですか…?」



    ------------------------------



    今日はフェスの日…ではなく、
    予定を合わせてバンカラ街に遊びに来ていたみつま。
    時間も時間なので、
    ひつの家で一泊させてもらうことになった。


    今までみんなで何回もお泊まり会はしてきたことがある。
    でも今は違う。

    なぜなら、2人は「交際中」ということである。
    そして、今日泊まるのはみつまのみ。
    二人っきりというシチュエーション…



    時間帯も夜となり
    同じご飯を食べ
    一緒にテレビを見て
    先にお風呂に入ったひつがあがってきたので、
    みつまは準備をして脱衣所へ。


    「ひつさん、お風呂お借りしますね♪」

    「うん、バスタオルどれでも使っていいから」


    はーい、と返事をして
    後ろ向きでゆっくりドアを閉め、そのままもたれかかる。

    …ドキドキドキドキ。
    みつまの心拍数が上がりだして、胸が苦しくなる…


    (パル子さんにアドバイスもらったけん…これはチャンスだよね!?)

    服を脱ぎながら気合いを入れた。







    というのも
    実は交際して1年になろうとしているが、
    まだ1度も身体を重ねたことがない。

    手を繋いだり、抱き合ったり、唇を重ねたり
    ここまでは戸惑うことなくステップアップしてきたが、
    どうしてもその先に進まないので、パル子にこっそり相談したのだ。






    (某日)
    「えーーー…ちょっと奥手過ぎーー」
    「パル子ならすぐみつまちゃん襲っちゃうーー」

    「そそそそんな事言わないでください!////
     恥ずかしいです…」


    顔の前でブンブン両手を振りながら赤面しているみつま。
    身体の火照りで汗がじわじわと額から流れてくる。


    「パル子さんが変なこと言うから
     熱くなっちゃったじゃないですか…
     ちょっとベスト脱いでも良いですか?」


    不服の顔で手で首元をパタパタと仰ぐ。


    「ごめんごめーーん、だいじょぶだよー」


    何か考えながら
    ウルトラハンドを伸ばしたり縮めたり


    「でもなんでーー
     そういう事嫌がる様なボーイには見えないんだけどぉー、
     まだお子ちゃまってかんじー?
     って!!何なの、そのっ……!!」

    「?チェック柄のシャツの事ですか?これは買った時に一緒に」

    「ちがうーーーー」



    ウルトラハンドで刺したところは…





    「これが着痩せというんだねえ…」







    みつまの、胸である。




    トトトトトッと近寄って

    「すごーーこれはこれはだいぶ豊満ー」


    顎に拳を添えて下からと上からとまじまじと見つめる。


    「もう!あまり見ないで下さいって!」


    胸を隠して後退り。
    同性とはいえ、恥ずかしいものである。


    「いいじゃんー、
     これ武器にしてこっちから誘っちゃえばいいのにーー
     こんなの見せられたらイチコロォーー」


    何かを想像しているかの様に右斜め上を眺め
    ニコニコしながら口角が上がるパル子。


    「お風呂上がりにバスタオル巻いてー
     後ろからーー背中にぎゅぅっと胸を押しつけてー
     耳元で可愛く「抱いて?」って誘ってみるとかーーー」


    「…!?
     ……そ、そんな恥ずかしいことっ、
     絶対出来ないですよー!!
     それにそんな機会ないですから!」


    想像してしまったみつま、
    頭の中がパンクしてしまい、頭から湯気が立ち昇る。


    「だいじょーぶーだいじょぶー
     これで落ちないボーイはいないとおもーうよー」


    肩に片手を置かれてグッドサイン。





    ……………


    (って言われたんやけど…
    やっぱり言われた通りやれるかどうか…
    不安しかないっちゃん…)


    急遽
    ひつの家に一泊することになったことで、
    パル子の作戦を実施する絶好のチャンスに。

    湯船で両膝を抱えて
    顔半分を沈ませながら
    湯船で温まった火照りと当時を思い出した火照りが
    混じり合って赤面しているみつまであった。



    つづく
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