狼〈ｳｪｱｳﾙﾌ〉は誰だ（FF5/バツレナ）　真昼の白い光が溢れる長い廊下を、一心に駆けていた。
　おそらくどこかの宮殿なのだろうが、レナが知っているどの王城にもこんな廊下はなかった。
　——と、思う。
　左手には窓が、右手には乳色の石壁が続く。足元には分厚い真紅の絨毯。頭上にはいくつもアーチを描く高い天井が延々と、見える限りの先まで延びている。
　どこまでもどこまでも、まるで果てなどないかのように。
「はぁっ、はぁ……」
　足音は絨毯に吸われ、細かな埃が光の中で静かに輝く。白昼夢のような美しい光景の中、聞こえる音は自分の荒い息遣い。そして背後から迫ってくる微かな唸り声。その二つ。
　
　どこからどれほど逃げてきたのだったか。
　——何も思い出せない。
　止まったら捕まる、捕まったら終わりだ。

蛛网阁楼（下） 哥哥被我杀掉一天后，家族举办了葬礼。
葬礼由父亲操持的，听说举办得极为庄重。我以身体不适为由，并没有参加。实际上身体不适不过是拙劣的谎言而已，我很害怕，只是想象哥哥在棺材里的样子我就会浑身冷汗，更何况亲眼去看。
那天以后我变得更加敏感并且精神恍惚，整天把自己关在了房间里，其他人都以为我因为兄弟的去世而导致身体持续变差，没人知道我就是杀人凶手。
“乌洛波，为什么要这样做呢？”
“哥哥”如往常那样站在我面前，一如既往的微笑以及温柔的语气。
“应该我问你才对！为什么不遵守约定？为什么要抛下我？你该死！”我近乎歇斯底里，却没有勇气抬头直视哥哥的眼睛。
“乌洛波，为什么要这样做呢？”同样的话语再次响起。