バレンタイン神代
朔が他の人から貰っていたのを見て妬いてしまった可愛い人。当人には自覚がないため自然に渡すのを遅らせようとしている。相手が残念そうな顔をしていたらどこか満たされてしまって、あっさりと渡してくれるだろう。
それを食えない同僚から指摘され悩むのはまた数日後。
「蒼樹朔、私は毎年一人にしか渡さないんだ。」
物部
ガトーショコラを焼いて待っている。ただ、待っている。来なくたっていい。来なかったら保険で用意した彼に似合うハンカチを渡そうと思っている。
旦那は意地でも帰ってこようとしてくれるらしいので花畑を背負った小動物と化す。当日は他の誰が何をしてるか一切興味は無いが、後日思い出して好きになれない同僚のことを揶揄うだろう。
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