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    Si__Vales_Valeo

    またお話書き進めてます〜4万字くらいになりそうなので前後編にするかな…と考えてます。
    複数ページにしたいのでアップはpixivになると思います。

    とか書きましたが、短いお話書いたのでこっちにupします。

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    Si__Vales_Valeo

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    FGOフェス2025、コロシアムマウンテンのポカぐだ♀、アルクェイド独白です。

    今日帰宅途中に3つ浮かんだうちのひとつです。
    明日また1こupします。

    #ポカぐだ
    pokaguda

    ポカぐだ♀ / FGOフェス2025 / 英霊祝装私のコロッセオにやってきたマスターは、今はアステカの神と話し込んでいる。
    満開の花のような明るい笑顔でやってきたというのに、その花は徐々に萎みしゅんとしている。
    それも彼の言動が原因だ。

    わざわざ「客なら歓迎する」だとか、「運営側で責任者だ」とか、一歩引いた身だと強調しちゃって。
    マスターが考えることなんてわかるでしょうに。

    「そんなぁ……テスカトリポカと一緒に戦うつもりだったのに」

    ほらやっぱり。
    彼女がマシュに次いで頼りにしているのは彼だもの。戦闘力でいえば彼女のサーヴァントの中で誰よりも優れていると言える。
    優勝を目指すならば、一番に彼を候補に入れることでしょう。
    私でなくても予想できることだわ。

    だめなの? なんて眉を下げるマスターを見下ろし、彼は「批評はしてやるよ」と微かに笑うだけ。
    頼られて内心嬉しいでしょうに、おくびにも出さない。




    「……あ。待って待って!」

    曇った表情から一転、マスターはパッと瞳を輝かせた。
    なにかを閃いたらしい。

    「"テスカトリポカ"は、勝利した者には援助を惜しまないのよね?
    勝つためにはあなたの力が必要なの。だからお願い! 一緒に来て!」

    ズイと迫られて、手を両手で掬われて、必死な顔で希われて。
    ようやくその気になったらしい。
    彼はやれやれと肩をすくめ、私へと顔を向けた。

    「少し外すぜ? 我がマスターにこうまで求められては、戦場に出ないわけにはいかないんでね」

    許可を求められても。私は責任者を強制したわけではないし、彼が常に監督していなければ闘技場を維持できないわけではない。
    わかっているでしょうに。

    「……お好きなように」

    彼が想定しているだろう答えを口にする。
    マスターはわたしの答えに飛び上がって喜んだ。




    私にお礼の言葉を叫び、マスターは彼の手を取り闘技場へと駆けて行く。
    小さくなるふたりの背を見つめ独りごちた。

    「……最初からその気だったくせに」

    私にだってわかります。
    だってあからさまだもの。

    カッチリと着こなしていても、足元は動きやすいスニーカーなんだもの。












    uploaded on 2025/08/04




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    Si__Vales_Valeo

    DONEFGOフェス2025ありがとうのポカぐだ♀ です。
    英霊召喚フォトスタジオはサーヴァントの映像が映るわけですが、テさんとぐだちゃんが一緒に写真を撮ります。
    以前撮ったことあるのですが、慌てちゃってマシュのアナウンスはちゃんと聞けておらずうろ覚えです。

    もう1本書いたらまとめてしぶに上げようと思います。夏イベ前に書き終えたいです。
    ポカぐだ♀ / FGOフェス2025 / 英霊召喚フォトスタジオカーテンで仕切られた小部屋でテスカトリポカとふたりきり。録音されたマシュのアナウンスに従って正面のタッチパネルを叩く。画面に夢中のわたしの横でテスカトリポカは呆れ口調で言った。

    「写真撮影って、この前もしたよな? 他のヤツと撮ればいいじゃねぇか」

    とは言うけれど、『一緒に写真撮ってもらってもいい?』というわたしのお願いを突っぱねるでもなく、こうしてフォトスタジオまでついて来てくれている。そして撮影の準備をこうして隣に立って待っていてくれているのである。とても律儀だ。

    「この前の写真、すごい引き攣った顔して映っちゃったんだもん。リベンジさせてよ、リベンジ」

    肩越しに見上げた彼の顔にははっきりと興味がないと書いてある。「まぁいい。好きにしろよ」と、答えもすげない。
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