朝長が義平に添い寝してもらう話 腐向け バリバリ自創設定最近、朝長はよく眠ることができないでいた。
京にいる時は父上の屋敷の自分に宛てがわれた部屋かそうでなければ兄離れしていない頼朝の部屋で寝ていた。
(父上のせいだ…)
父上があの日から弟たちを睨みつけるようになったから。酒を飲んでは暴れて播磨殿(清盛)や武蔵殿(信頼)への怒りを自分たちにぶつけてくるようになったから、源氏一の郎党 鎌田正清や東国にいる兄上の協力もあって東国へみんなで逃げてきた。
東国の暮らしが久々で慣れてないからか最近は何度寝ようとしても寝つけず、やっと眠れたらと思えばうなされ、四半刻も経たずに起きてしまう。夢見の問題ではなく、耳元で大きな音がなり続けたり、目の前で酷い明滅が起こったり、金縛りにあったりなど、様々な原因で起こされるのだ。なんなら眠ったほうが疲れるまであった。
3724