ヤリサーサークル東卍知り合いから大学のテニスサークルに勧誘された。東卍テニスサークル。部長佐野万次郎を中心に定期的に活動している有名なサークルだということを知り合いから聞いて、俺はそんなに有名なら大丈夫かなとそのサークルに加入してみることにした。さっそく、参加するために部長である佐野万次郎の居る教室に向かった。
「すみません。佐野万次郎先輩居ますか?」
机に俯せになっていた金髪の男が近付いてきた。てっきり、俺より背が高くて、ガタイも良いと思っていただけに目の前の人物を見て驚いてしまった。
今、俺の目の前に居る人物は全く真逆だった。
「俺に何か用?」
質問されて、ようやく本来の目的を思い出す。
「あの、東卍テニスサークルに入りたいんですけど」
「ああ、入部希望者ね。名前は?」
「武道です。花垣武道」
「タケミっちね。分かった。じゃあ、タケミっち、今日からお前も東卍テニサーの一員な」
よろしくなと笑顔と共に手を差し出され、戸惑いながらも俺はその手を握り返した。
放課後、俺はさっそくサークルを見学するためにテニスコートへと向かった。
「佐野先輩」
「あ、タケミっち」
俺の姿に気付いて先輩が近付いて来る。
「来てくれてありがとな。あと、俺のことはマイキーって呼んで」
「はい。マイキーくん」
いろいろと聞こうとする前にマイキーくんはメンバーに呼ばれて行ってしまった。
「お前、タケミっち」
「はい」
目の前にはマイキーくんより、背が高くて、ガタイの良い金髪のミディアムヘアーの男性が目の前に立っていた。
鋭い眼光を向けられて、蛇に睨まれた蛙のようにその場から動けなくなった。
「俺の名前は竜宮寺堅。通称ドラケンだ。マイキーから話は聞いてる。メンバー紹介するから、こっち来い」
「はい」
悪い人じゃないことを知り、俺はドラケンくんの後を追った。
「三ツ谷」
ドラケンくんの声に薄紫色の髪をした男が振り向く。
「ドラケン。ソイツがマイキーが言ってた新人か?」
「ああ、タケミっちっていうんだ。タケミっち、三ツ谷だ」
「はじめまして。花垣武道です」
「マイキーから話は聞いてる。三ツ谷だ。よろしくな、タケミっち」
その後も俺はドラケンに促されるままに自己紹介して回った。
サークルが終わった後、新入生歓迎会をやるから参加してくれと言われて参加させてもらうことになった。
「乾杯」
ガチャンとグラスとグラスがくっ付き合う音とともにグラスを一気に煽った。
「んっ」
瞼を開けると目の前にマイキーくんの顔が映り込んできた。
「マイキーくん……あっ」
だんだんと覚醒した頭でマイキーくんが俺のモノを咥えているのが分かった。
「やぁ……なにしてるの?」
俺の問いにマイキーくんはタケミっちのちんこ、食ってンのと笑顔で答えた。
さあと血の気が引いた。
「馬鹿なこと言ってないで離して!!」
なんとか、マイキーくんを引き剥がそうとするけどびくともしない。
「マイキーくん……んん、あんっっ」
「タケミっち、可愛い」
ぐりぐりと先端を擦られ、再び口に含まれる。
「はなして……あぁん」
一体、何がどうしてこうなっているのか問い詰めないといけないのに気持ち良さで頭が朦朧とする。
「やぁ……!!」
気付けば、視界が霞んでいた。
「タケミっち、可愛い」
ジュルジュルとさらに激しく攻められる。
激しい呼吸とともに絶頂を迎える。
ごくりとマイキーくんが俺のを飲み込んだ音を聞きながら、俺は瞼を閉じた。