想いが叶う朝には「Vox〜んふふ〜」
小動物と錯覚するようなかわいい鳴き声を上げたその人は、そのまま俺の肩にのせた頭を擦りつけてくる。
思わず、大きなため息を吐いた。
途端にムッとしたのか、ばっとこちらを向いた彼に頭を軽くはたかれた。
再度ため息を吐きそうになって慌てて呑み込む。
Voxは、もうだいぶ参っていた。
とにかく、数時間前の自分に言ってやりたい。Ikeには飲ませるな、と。
VoxとIkeは家飲みの真っ最中であった。
久々にふたりきりでご飯に行く機会を得てウキウキでいたところに、Voxの手料理が食べたい、と驚きのご指名があったため家へ招いて料理を振る舞うことにしたのだ。
その道で生きているプロ並みだとはとても烏滸がましくて言えないが、400年も生きた鬼にとって好きな人の胃袋を掴むことなど造作もなかった。

四角關係？「這還真是慘烈啊……」腳下踩著宛如細河般的鮮血，原先應該是充滿人聲的村落，如今只留下一片死寂，凌亂不堪的屍體倒落在地上。
而就在剛才這座村落的活人由二個變為一個了，當然這不包括他，畢竟他是惡魔可不是人。
村落的中央廣場，唯一一個站著的人，他的髮色像是吸收了血液的植物，紅慢慢爬上亞麻色的髮，但那是他天生的。
「嘖，還有人嗎？」因為沒有刻意放輕腳步，所以走路時那黏糊的聲音當然被聽見了，面前的人轉過身來，手上的刀順著向心力混著還未乾涸的血朝Vox飛去，Vox側頭避開了飛刀
「怎麼又是你」他的眼睛跟Vox的幾乎相同只是現在帶著慍色，如果一次是巧合，二次是機率，那第三次就是命運了，否則這麼大的世界他們如何相遇。
「Eki？好久不見了。」尾音不自覺帶入輕挑的興奮感，對，這已經不是他們第一次見面了，雖然距離上次不到十年，對一個活了300多歲的惡魔來說10年真的很短。