Have a good one!源一郎お誕生日SS
八月二十七日金曜日、横浜の朝は今日も蒸し暑い。
「ちょっとコンミス、朝からそんな辛気臭い溜息吐くのやめてくれない?!」
浜辺に打ち上げられたくらげのように萎れて、盛大なため息と共に食堂の机に突っ伏す朝日奈の姿に、凜は露骨に眉間に皺を寄せた。
「コンミスちゃんどうしたの~、悩み事でもあるんさ~?」
「はあ……どうせ明日、鷲上の誕生日にあげるプレゼントが決まらないとか、そう言う事でしょう」
「う゛ッッ!」
「三上さん の 口撃 こうか は ばつぐんだ」
「流星、なにポケモンみたいに実況してんの」
「鷲上さんなら、先輩がプレゼントすれば何でも喜んでくれそうですけどね……ちなみに俺も、先輩からのプレゼントなら何でも大歓迎ですよ」
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