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    amaama1205

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    amaama1205

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    スミスさん(@illbeloyalfam)から指定いただきました!
    具合悪い推しが好きなんですけど指定してくれたのがスミスさんかつTS准将だったので自動的に生理前准将です!あと一佐が周期を把握してる男です!

    性癖パネル① 体調不良(自由後♀)ファウンデーションとの戦いによって轟沈した戦艦アークエンジェルに次ぐ新造艦の進水式を迎えるこの日、同じく世界平和監視機構コンパス所属の戦艦ミレニアムは総裁ラクス・クラインを伴ってオーブへと寄港した。開発に携わったモルゲンレーテ社のあるオノゴロ島では国家元首カガリ・ユラ・アスハを始めコンパスとは縁のある佐官も多く集まりミレニアムのクルー達を出迎えた。
    「クライン総裁、この日を迎えられたこと、まずはお祝い申し上げる」
    「尽力に感謝いたします、アスハ代表」
    親しい間柄ではあるもののあくまで公人として握手を交わすカガリとラクスを、ラクスの後ろに控えるキラは被った軍帽の陰から見つめていた。ラクスの服の裾がゆらり舞ったような気がして、けれど肌を撫でるような風など感じられない。悪いのは自らの体の方だと、キラは微かに顔を俯け目を伏せる。まるで水底を揺蕩うような視界が酷く不快で、背筋にじっとりとした汗が浮く。それに気付かないふりをして、キラは浅く息を吐き式典の進行を見守っていた。
    武力の象徴とも言うべき戦艦の進水式であるこのセレモニーにメディアの取材は入らない。抑止力としての役割を担うとはいえ、戦艦はあくまで戦艦だ。中立を謳うオーブとは縁遠くあるべきもので、矛盾を感じ得ない代物を世界に向けて大々的に報じたりはしない。それでも、かつていくつかの大戦を停戦に導いた戦艦の後継艦には注目が集まり、プラント、大西洋連邦からも組織の重鎮が詰めかけている。そんな大切な場をコンパスの要として名が知れてしまっている自分が離れるわけにはいかないと、キラはじわりと迫り上がる気持ちの悪さを飲み下した。
    「それでは新造艦を見に行こうか。ラミアス艦長を始めとした旧アークエンジェルのクルー達が待っている」
    「アスハ代表」
    「……どうした、ザラ一佐」
    和やかなムードに割って入ったのはカガリの背後に控えていた佐官、アスランだった。
    「実は新造艦のメインシステムについて一点、ヤマト准将のご意見を伺いたい案件が」
    「……それは今でなくてはならないのか?」
    「今後の式典進行にも関わりがあり、可及的速やかに対処すべきかと」
    ふと目が合ったカガリの眉がぴくりと跳ねたのが見えて、これはもう逃れられないと覚悟したキラは居住まいを正した。
    「……ヤマト准将、構わないだろうか」
    「承知しました」
    「よろしく頼む。一佐、案内を」
    「はっ……ヤマト准将、こちらへ」
    「はい」
    歩き出したアスランの後に続いてキラも足を踏み出した。すれ違いざまに目が合ったラクスはにっこりとした微笑みを向けてきて、それに可憐さだけではない圧力のようなものを感じキラは息を詰まらせる。これはあとで怒られるなぁと気を重くしながら、キラはアスランと共にモルゲンレーテのファクトリーに足を踏み入れた。
    式典に直接関わりのない筈の職員でさえ、この日は何処か忙しない動きを見せている。それこそ式典に駆り出される人員の穴を埋めるべく文字通り走り回っているのだろう。かつてアストレイといったモビルスーツの開発に着手していた関係でモルゲンレーテでも顔が知られているせいか、キラを見かけた職員はどこか高揚した様子で会釈をしてくる。それに敬礼で応えながらキラはアスランの案内で施設の一角に位置する部屋へと入った。室内に人影は無く、それを確認した途端足からかくりと力が抜ける。倒れ込みそうになるところを腕と腰を絡め取った手に支えられ、キラは苦笑を浮かべながら少しむっとしたような表情のアスランを見上げた。
    「大丈夫か?」
    「……バレてた?」
    「当たり前だろ」
    そのまま室内に設置されていたベンチに座らされ、キラはようやくほうっと息を吐いた。その様子を見てアスランが眉を顰め、改めて大丈夫かと問うてくる。
    「平気、立ちっぱなしで少し目眩がしただけ」
    「よくここまで歩けたな」
    「……君が途中で抱っこしようとしてくるんじゃないかってハラハラした」
    「お前、結構人目を気にするだろう」
    「これでも准将だからね、一応」
    女だ、オーブの身内人事だと食って掛かろうとする者は少なくない。戦場に身を置き続けるのは本意ではないが、それでも世界の平定に向けて心血を注ごうとする姉や友人達の為を思えば与えられた役職に見合った行動を心掛けなければならない。威厳の為には多少の虚勢も必要で、おいそれと弱みを見せるわけにはいかないのだ。
    それでメインシステムって?と問いかけたキラに、アスランはあっけらかんとした様子でそんな案件などないと宣ったので、目を丸くしたキラは溜息と共に肩を竦めた。
    「君があまりにも真面目な顔で言うから本当なのかと思った」
    「ポーカーフェイスが上手いと言って欲しいな」
    「ポーカーフェイス、ねぇ……」
    「随分含みがある言い方だな」
    「普段僕の前じゃ緩み切った顔しかしてないのに」
    ふふっと笑いかければ、少しばつの悪そうな顔をしたアスランはそっと伸ばした手をキラの頬に添えた。冷えていた肌には焼けるように感じる体温が、それでも心地よくてキラは目を細めた。
    「恋人の前で気を張ってたって仕方ないだろう?」
    そう言って甘く蕩けたような表情を浮かべたアスランが顔を近付けてくる。キスされる、と身構える体とは裏腹に、心臓が大きく打ち震えた。彼のエメラルドグリーンの瞳に、期待に染まり切った自分の顔が映り込んでいるのが恥ずかしい。互いに忙しくてこれが久しぶりの逢瀬だ。体調不良で式典を中座している身分でどうなのという理性を蚊帳の外に追いやって、キラは顔に熱が集まるのを感じながら目を伏せようとした。
    しかしそれ以上アスランの顔が接近してくることはなく、それどころか下瞼を指で押し下げられて一気に頭が冷える。
    「貧血だな」
    「……そうですね」
    「キスされると思った?」
    「あー……なんかムカつく」
    期待したのが馬鹿みたいだ、と口を尖らせたキラの視界を手で覆ったアスランが体をゆっくりとベンチに押し倒した。足元には高さをつける為か折り畳んだタオルを敷かれ、制服の胸元が寛げられる。本当に甲斐甲斐しいというか、過保護というか、と溜息交じりに睨め付けてもアスランには全くと言っていい程響いていない様子だった。
    「ちゃんと食べて寝てるんだろうな?」
    「ミレニアムクルーの監視の目が厳しいからちゃんと食べてるってば……今日はたまたまだよ、何か朝から調子悪くて」
    「キラは生理中より生理前の方が具合悪くなり易いからな」
    あまりに自然に紡がれた言葉の意味をはたと考え、聞き間違いかと頭の中でアスランの声をリピートする。しかしやはり意味が分からない。
    「……は?生理が、なに?」
    「だから、もうそろそろだろ?」
    「もうそろそろって……」
    視線だけを巡らせたキラは、室内にあったカレンダーを見つけてその日付をじっと見る。それこそ新造艦のシステム開発に加わっていた事で多忙を極めていたせいかすっかり忘れていた事に気付き、キラはぽかんと口を開いた。
    「お前な、自分の生理周期くらい把握しろ」
    「……ねぇ、僕以上に僕の周期を把握してる君の方が異質だって気付いてる?」
    「宇宙と地球で離れていてもお前の体調管理は俺の役割だからな」
    「式典に戻ったらアスラン・ザラ一佐はデリカシーの欠片もない上に変態だって触れ回ってもいい?」
    「キラ・ヤマト准将は俺のものだって触れ回ってもいいならな」
    「恥ずかしいから絶対やめて!」
    傍らに腰かけたその体を目一杯叩いて、それでもどこか上機嫌のアスランはにこにこと見下ろしてくる。この状況下で不謹慎ではあっても、会えて嬉しいのは彼も同じなのだと読み取れるくらいには目の前にいる恋人はやはりポーカーフェイスとは程遠い。不調などどこかへ飛んでいきそうな単純な自分があまりに恥ずかしくて、キラは苦し紛れにアスランの軍服を掴んでその体を引き寄せた。
    「アスラン、僕生理前だからイライラする」
    「どうしてほしい?」
    「キスして」
    「そんな事なら喜んで」
    さっきはしてくれなかったくせに、と不満を漏らそうとした口はアスランによってものの見事に塞がれたのだった。
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    Replies from the creator

    amaama1205

    DONEゆき太さん(@watari_yu)から指定いただきました!
    本当はDT攻め×ビッチ受けが癖なんですが指定が無印軸だったのであんないたいけな少尉をビッチにするのが心苦しくなりビッチ成分は控えめにしてます(当社比)
    キラがアルテミスでモブレされたのは史実だってどこかで見た気がしたので一応裏設定として存在してます。攻めに捧げたくて大切にとっておいた純潔をモブに奪われ自棄になって性に奔放になる受け好き…
    性癖パネル④ DTの攻め(無印軸♀)キラは女性としての自覚が圧倒的に足りていない、とアスランは漏れそうになる溜息をどうにか飲み込んで、無機質な白い天井をぼんやりと眺めている。目指す世界の違いからザフトを離反し元は敵艦であったアークエンジェルに合流したアスランは、割り当てられた部屋のベッドに体を横たえたままそのあまりの居心地の悪さに身動ぎ一つ取れないでいた。おかしい、これは俺のベッドなのに、と壁側に追いやられ体の左半分を壁に押し付けるような体勢に嘆いてみても状況に変化がみられるわけではない。それもこれも然も当然といった顔で部屋に押しかけ、ただでさえ狭いベッドの半分を占拠している幼馴染のせいでしかないのだが、睨みつけようにもその当人があまりに無防備な状態で隣にいるのでアスランは一切の抵抗を封じられているのだ。うっかり視線でも向けようものなら半袖のティーシャツの襟ぐりから何が見えるだとか、ショートパンツからすらりと伸びる何が見えるだとか、視界に入れるのも憚られる生身があるのだから仕方ない。その刺激の強さに目を背けるしかないアスランは、いくら幼馴染といえど紛うことなき女性の体に対する耐性を全くと言っていい程持ち合わせていなかった。
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    amaama1205

    DONEmaoさん(@mao28207205)さんから指定いただきました!
    前にキラが記憶喪失になったらみたいなアンケ取ったくせに何故か今回はアスランが記憶喪失です。キラだけを都合よく忘れてます。いつものようにふわっと読んでください。

    多分この後「馬鹿お前なんで隠してた!」ってカガリお姉様に殴られて記憶が戻る。
    性癖パネル⑦ 記憶喪失(自由後)アスランが任務中に怪我を負ってオーブに帰還を余儀なくされたという連絡がキラの元に届いたのは、事が起こって既に一ヶ月以上が経過してからだった。アスランとかねてから恋人関係にあったキラは彼と定期的に連絡を取りあってはいたものの、諜報活動が主立った職務であるアスランは潜入任務も多く、自由に連絡が付かないこともままあった。だからこそキラはアスランとの連絡が途絶えた原因が怪我であるなど夢にも思わず、任務で忙しいのだと信じて疑わなかったのだ。

    全身の血の気が引く思いでキラはミレニアムの艦長であるコノエにモビルスーツの発進許可を申請した。准将位に就いているキラは形式上艦長であるコノエに発進許可を申請するものの本来は独自の権限を行使する事も可能であったが、現在はファウンデーションの事件の混乱もあってコンパス総裁であるラクスはオーブで隠遁生活を送り、キラはミレニアムに詰めてはいるものの准将としてではなく一整備クルーとして作業を手伝っているという状況下にある。旗艦を離れる事自体に問題は然程無いが、キラの愛機には完全に世界からのマイナスイメージが付きまとっている為フリーダムを利用しての地球降下は実質不可能、けれどプラント発オーブ行きの民間シャトルのこの日の最終便は既に出発している。つまりキラが今すぐオーブに向けて降下する為にはミレニアムに格納されている他のモビルスーツに搭乗しての降下しか選択肢がなく、流石にあくまで私用の域にある理由で好きに扱う訳にはいかなかった。アスランの負傷から既に一ヶ月以上が経過し今すぐどうという事がないというのは頭では理解していても、それでも居てもたってもいられないというのがキラの本心であり、その訴えを一身に受けたのがコノエという構図となったのである。
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