牙崎くん死なない！　オレ様は死なない。何を唐突にと思うだろうが、本当に死なない。例え話なんかじゃない。そのまんま、言葉通りの意味だ。
　『死ぬかと思った瞬間』と書かれた台本をテーブルに放り投げソファに身を沈める。事務所は空調が効いていて、ソファはそれなりの固さがあり横になるにはぴったりだ。うるさいチビもらーめん屋もいない。そういえば、最近は別々の仕事が増えた。オレ様は次の仕事まで時間がある。だけど、それまでは正真正銘の一人っきりだ。あっちには眼鏡かけてんだか乗せてんだかわかんねぇやつがいた気もするけど。
　死ぬかと思った瞬間。先ほどまで、チビとらーめん屋としていた会話が脳裏を掠める。チビは一番キツかった減量中の話をしていた。らーめん屋がそれを笑って聞いていて、オレ様にもそんな瞬間はあったか聞いてきたから、あるわけないだろ、と答えた。だってオレ様は最強大天才だから。

【七月团文】疯狗攻——粉红西瓜第一章

江舟死时陈鼎正和几个酒肉朋友挤在A市新开的清吧里，面对当今的时局大作点评。期间不知是烦于清吧内舒缓的音乐，还是已经对闲谈不感兴趣，陈鼎放下酒杯，不理这些依旧在侃侃而谈的好友，转而去了洗手间准备与情人闲谈几句。

这个时间，清吧里没有多少人在。

陈鼎一路走来，只在洗手间对面看到了一个人影。

那人穿着黑色的西装，个子很高，眼下正靠在色彩绚丽的抽象画旁，背后是杏子灰和布里斯托蓝做打底的墙壁。而氛围不同的多种色彩混合在一起，让人叫不准店主想要的装修风格是清冷优雅，还是想借着底色平和的皮凸显骨子里叛逆厌世的野性，洗手间对面那人则借着店主矛盾的设计氛围，给自己的身影营造出了几分与众不同的高级感，活像是画家笔下最具震撼性的幽暗一笔。