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    トレデュになるはずのお話
    デュが初めてじゃない。
    トレモブとモブデュの過去あり。

    「え、トレイくんまだデュースちゃんとシテないの!?」
    「わー、ケイト、声が大きい!」
    「あ、ゴメンゴメン。えーでも二人ってオレらより付き合うの早かったよね?」
    「あーまぁそれはそうだけど」
    「え……トレイくんって……ふn」
    「それ以上は言うなよ? 違うからな?」
    「じゃあデュースちゃんが拒否ってるとか?」
    「そうゆう雰囲気になったことがないわけじゃないんだが……デュースが全く乗り気じゃなさそうでな、なんだかんだ理由をつけてかわされてしまうんだ」
    「まあ最初は怖いだろうし緊張するよね、エースちゃんもけーくんにしてはずいぶん段階踏んだしー」
    「……」
    「トレイくん?」
    「デュースは初めてじゃないと思う」
    「え、うそ。それほんと?」
    「多分だけどな。なんていうか、キスなんかは凄く慣れてる感じがする」
    「えー意外ー、デュースちゃんやるー」
    「ま、下手だけどな。でも馴れないことを必死に頑張ってるって感じじゃない」
    「んー、それってトレイくん的にはどうなの? やっぱ初めての方がいい?」
    「そりゃあ初めてだったら嬉しいとは思うさ、自分以外のやつがデュースに触れてたって考えるだけで嫉妬で頭が焼ききれそうだよ。でも、だからってデュースへの想いが変わるなんてことはない」
    「まあトレイくんだって2年間そこそこ遊んできたわけだし、人のことは言えないよねー」
    「おいおい、人聞きの悪いこと言うなよ。俺はその都度真剣だったさ、ケイトと違って」
    「真剣な人はたった3日で関係持った相手と1週間で別れたりしないと思う」
    「あ、あれは! ……相手だって本気じゃなかったから」
    「トレイくん、語るに落ちてるよー。えー、でもそれなら何でデュースちゃんはトレイくんのこと拒否ってるんだろ?」
    「……恋人だって思ってたのは俺だけで、デュースにとって俺はそうゆう対象じゃないのかもしれないな」
    「いやキスを嫌がってないならそこは大丈夫でしょ」


    「っていう話をトレイくんとしてたんだけどー……エースちゃんなにか心当たりある?」
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    目覚めると真っ白な天井と微かに鈍い音を立てている業務用エアコン。少し視線を右に移すと腕に繋がれた点滴がある。薬品と消毒用アルコールの香りがここがどこかをぼやけた視界でも嫌でも理解させる。病院。視界とは相反するようにハッキリとした意識は私だけが生きているという事実を突き付け絶望させるのに十分だった。一瞬で愛する両親を失った。突っ込んできたトラック。間抜け面で寝惚けていた運転手の顔をありありと思い出していくと心の奥が沸き上がる黒々とした負の感情で支配されていった。返して、私の大切なお父さんとお母さんを。こんな醜い世界に一人ぼっちにしないで。死が救済だというのなら今すぐ私を殺せ。ろくに動かない左腕を伸ばして点滴を引き抜く。死んでやる。死んでやる。死んでやる。すぐに看護師が駆けつけて私のむなしい抵抗は止められた。
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