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    ある・R18

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    ある・R18

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    現パロジョシュクラ

    ##ジョシュクラ

    バレンタイン!「ジョシュア、忙しいのに呼び出してごめんな」
    「ううん、クライヴからの呼び出しならいつだって歓迎だよ」
    恥ずかしさを紛らわせるためから、宙に浮く手を握れば、クライヴのほんのり赤かった頬が更に赤くなる。
    「えっと、それで今日バレンタインだろ?ジルがチョコを作るって言うから手伝ったんだけど、その、これ、ジョシュアの分」
     相変わらず嘘が下手なクライヴは少しまごつきながらも恥ずかしそうに紙袋を差し出しながらそう言う。
     ジルがチョコを作ったのはおそらく本当だろう。僕がジルなら兄さんの為に絶対作るから。ただ、あのジルがわざわざ「2人でジョシュアに贈りましょう」とは言わないだろう。だからきっとこれはおそらく、クライヴが僕にくれた物だと思う。付き合ってるんだから堂々と渡してもいいだろうに、可愛いなぁ。
    「ありがとう、クライヴ!それじゃあこのチョコはクライヴとジルからのって事かな、ジルにもお礼を言っておいてほしいな」
     わざと騙されたフリをすればクライヴの動きが固まって「あの、その、」と困ったようなぎこちない動きをする。急かしたりせずに、どうしたの?と言った顔をしてクライヴが話しだすのを待つ。あーあ、耳まで真っ赤になって可愛いなぁ。
    「それは、俺が、ジョシュアの為に作ったんだ……ジルには内緒で……」
    「本当?そうだったら良いのにって思ってたんだ、凄く嬉しい!」
     内容は予想通りのものだったけれど、予想は飽くまで予想であり、本当だと分かるのは本当に殊更嬉しかった。前世でただの弟だった時には叶わなかったこの関係を、ようやく手に入れたこの関係を改めて噛み締めた。
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