レイ ボクはユズキが大好きだ。
一緒に遊んでくれるところ、ご飯をくれるところ、おさんぽに連れていってくれるところ。とにかく全部が大好き。
お部屋にいるときはユウキが構ってくれる、なんかむずかしいことしてるんだって。でも一段落するとお部屋から出てきてボクに構ってくれる。
ボクに構ってくれてるときのユズキの顔が大好き。とても優しい顔。
今日は日曜日、お日様が高く昇ってる。こんな日はお昼ご飯の後、おさんぽに連れていってくれるんだ。
ユズキと一緒にご飯を食べて、おさんぽの準備をして。
ボクは嬉しくて駆け出した、ユズキを置いて。
交差点を飛び出した、大きなトラックに気づかずに。
ユズキがいつも見せない顔をしている、とても悲しい顔。こんな時はボクが顔を舐めるとすぐに優しい顔になる。
すぐにでも優しい顔にしてあげたかった。
でも、体が動かない。ユズキはさらに悲しい顔をした。
ユズキをはやくよろこばせてあげないといけないのに。
でも、なんでかな
すこしずつ
ねむたくなってきちゃった