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    #AIの民#Acc

    @AccLubOn

    AI絵作ってるから嫌いな人はみないでね
    鬼切くんがすき

    ※パスは何も書いてなければSP鬼くんが手に持ってる刀の本数です

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    🙆「折った」 🙅「折れた」 
    若頼光と若鬼切くんの話

    ##光切

    伸びしろしかない戦場はすでに静寂に包まれていた。

    無数の屍が転がり、血と鉄の匂いが重く淀んでいる。
    砕かれた武器、千切れた肉が混ざり合い、あたりは地獄絵図の様相を呈していた。

    頼光は足元の血だまりを踏み越えながら、辺りを見渡す。
    鬼切の気配はすぐそこにある。しかし、姿が見えない。

    まだ未熟な鬼切を連れて二人で挑んだ妖怪討伐だったが、戦闘の最中、不意に数の暴力に襲われ、離れ離れになった。
    数えきれぬほどの妖が四方から押し寄せ、斬り伏せても、斬り伏せても終わりが見えなかった。
    頼光にも鬼切をかばいつづける余裕がなく、混乱の中で、頼光は鬼切の姿を見失った。
    襲ってくる妖の最後の1匹をようやく斬り倒した後、頼光は即座に鬼切を探し始めた。
    血の契約の気配を何度も確認する。鬼切は死んではいない。

    そして、頼光は彼を見つけた。

    巡らせた頼光の視線の先、夕日に照らされた廃墟の片隅に、座り込む人影があった。
    鬼切。

    足早に近寄った頼光の目に飛び込んできたのは、数多の妖怪の死体と、血の海の中に膝をつく鬼切の姿。
    両腕も、衣も、顔さえも血に染まり、鬼切は微動だにせずうなだれていた。

    「鬼切!」

    頼光は息を詰めて鬼切を呼び、肩を掴んだ。
    鬼切がゆっくりと顔を上げ、そこで初めて、鬼切の目が頼光を捉えた。
    瞳が、まるで罪を負った子供のように揺れている。

    「怪我をしたか?」

    答えを待たず、頼光は鬼切の全身を探った。
    白い顔にも髪にもべったりと血や肉片がこびりつき、瘴気と異臭を放っていた。
    衣は血を吸って赤く染まり、両手も真っ赤に濡れている。
    しかし、よく見れば、それらはすべて、鬼切の血ではない。

    「無事です、ご主人様。」

    しっかりとした声をきいて、頼光はそっと安堵の息をついた。

    「では、何があった」

    問いかけると、鬼切はひどく悲しそうに目を伏せた。
    鬼切はしばし言葉を探すように口を閉ざし、それから絞り出すように言った。

    「……ご主人様からお借りした、大切な刀を……折ってしまいました……」

    頼光はその言葉に息をのんだ。
    鬼切の視線の先、地面に散らばったのは、見覚えのある刀の無惨な姿。
    刃は粉々に砕け、鍔も折れ曲がり、もはや修復の余地はないだろう。

    鬼切はそれを見つめ、この世の終わりのような顔をして俯いた。

    「どうお詫びすればよいか……」

    頼光は思わず苦笑した。
    懐から取り出した布で、まだ血の滴る鬼切の頬を拭った。

    「気にするな。よく生きていた。」

    そう言えば、鬼切はようやく顔を上げた。
    瞳の奥に浮かんでいた不安が、少しだけ和らいでいく。

    「刀が折れても逃げずに戦い抜いたお前は見事だ。
    しかし、刀が砕けた後はどうした?」

    頼光の問いに、鬼切は少しだけ視線を逸らし、ためらいがちに答えた。

    「あの……拳で……」

    頼光は、目を見張った。
    辺りを見渡せば、屍の多くは斬られたものではなく、粉砕されたかのような凄惨な状態だった。
    鬼切が全身血まみれであった理由をようやく理解した。
    頼光は鬼切の背中をポンと叩いた。

    「次はお前のその力に耐えられる刀を用意させよう」
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