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    yukinosiu02

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    yukinosiu02

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    帯咒だけど左右ちょっと分かりにくいです
    咒がご飯作って帯さんが食べて最後にハグをして終わります。

    #妖刀ルーム

    君の好みを教えて「暇だしなにか作ろうかぁ?」

     割烹着を着てザンバラな髪を高い場所で結い上げてから手を洗って布巾で水気をきって、そういって咒は冷蔵庫の中を軽く漁っていくつかの食料を出してから、まな板の前に戻って、冷凍してある鶏肉を水をためたたらいにつけ置いてから、先ににんじんと新玉ねぎを千切りにしてから酢が入った水にさらしてキャベツを千切りにしてから、作っておいた浅漬けを皿に盛って冷蔵庫に戻してか解凍された鶏肉を一口大に切ってから、ボールに移してしょうゆ、すりおろしにんにく、しょうがに調理酒を少しだけほかの鬼哭の為に多めに入れて濃い目の味付けをして調理用ガーゼをかぶせてもういとど冷蔵庫にしまってから、前日から作っていた出汁が入ったボトルを鍋に注いで少し温めてからワカメ入れて手のひらで豆腐を切ってはねないようにゆっくり入れた。

    「あーみそを忘れていた。みそ、みそ」

     咒は大豆みそと赤みそを2つ手にとってお玉で掬って鍋で溶かして混ぜ合わせると出汁と味噌の香り台所に包まれた。

    「おや? 帯さん? 珍しいですねぇお腹が減ったんですか? 今は重い物しか作ってないので葛湯でも作りましょうか? ああ、そういえばヒビは大丈夫ですか。わたくしので平気だったら妖力を使いますか?」
    「……別にいい香りがしたからきた」
    「おや、まぁ爺のみそ汁香りに釣られてくれんですねぇ少々お待ちくださいな」

     咒は鍋の前に立って漆の容器に完成したばかりのみそ汁を注いで、陶器の器には炊きたての白米を持って箸を1膳準備してお盆に乗せて帯をカウンターテーブルに移動させてからお盆を置いた。

    「こちらをお先に食べてくださいなぁ。本日はお肉食べれます?」
    「平気だ」
    「そうですか。あ、帯さんの味の好みはありますか?」
    「オレの好みか?」
    「はい、タレを迷っていまして。わたくしを助けると思って」
    「なら濃いの」
    「甘辛いのでも平気ですか? 照り焼き風味できますよ」 
    「甘辛いやつ」
    「はい、わかりまた。あと少しでおかずを作りますので待っててくださいね」

     咒は新しく調味料を手にとってから火の元近くに置いて油を熱しておく、冷蔵庫からボールを出してガーゼを外して水が入った桶にガーゼを漬けてからバッドにカタクリ粉を敷いてから、咒は一旦手を洗って布巾で水気を取って鶏肉にカタクリ粉をまぶしてから熱された油にポンポンと入れていく。
     そうした瞬間、焦がししょう油と肉が焼ける香りが台所に満ち上げ上がる前に、熱したフライパンに取り出したしょう油、酒、みりん、砂糖の順番で入れてタレを作ってから手の甲にタレを少しだけ移して味見をする。

    「うーん、これ位ですかねぇ……あぁ、味見を頼みましょうか」

     咒は指先にタレを乗せてすでに、みそ汁も白米も空にした帯の前に指をずいと差し出した。

    「味見をお願いしてもいいですか?」
    「良いぞ。この指を舐めれば良いのか?」
    「はい、どぉぞ」
     
     咒の指が牙が生えた帯の口内誘われ舐められた感触がして咒が指を抜こうとするとする前にピリッとした痛みが走った。

    「イタッ……好みの味付けでなかったですかぁ?」
    「別に丁度いいぞ」
    「えぇ。それなら構いませんがぁいきなり噛むのは駄目ですよ。せめて爺だけにしないな」

     スルリと咒が指を抜いてお盆を持って台所に戻って完成したおかずを皿に盛り付けてからみそ汁と白米をおかわりを盛って小鉢にサッパリとしたサラダを移して、飽きないように小さな皿にマヨネーズを乗せる。

    「おまたせしました。爺特性の唐揚げ定食です」
    「いただきます」
    「はぁい。召し上がれ」

     帯は箸を早速唐揚げにのばしてテリテリとした唐揚げをつまんで口に運んで噛むと最初はタレの旨味が来て次に肉汁が溢れて、そのまま白米をかき込んでもう一度食べ合わせてみそ汁を流し込む。

    「美味しいですか? そんなにがっつかなくても良いですよぉ」
    「うふぁい!!」
    「あぁあ口の端に米粒が、あぁ動かないでホラ。せっかちいけませんよぉ」

     咒は取った米粒をそのまま口に運んで、食んで飲み下してから頬杖をついてから帯がすべてを食べきるのをニコニコと眺めている。

    「ごちそうさま」
    「はい、お粗末さまぁ。帯さんあまり無理をしないでくださいね。爺を使ってでも残ってくださいね」
    「咒は使わない。咒の所の主が心配するだろ?」
    「そ、そうですかねぇ? わたくしはローさんのお役に立ててる、かわからん時がありますし。むしろ人間の害になった事がありますしぃ。あ、片付けますねぇ」

     咒はキレイに食べれたのを確認してからお盆を掴んで流しに逃げて食器を洗おうとするが帯に背後から抱きしめられた。

    「帯さんごめんなさい。貴方を傷つけてヒビを入れたい訳じゃないんです。だから、帯さん少しだけ離してくださいなぁ。正面から抱きしめさせてください」
    「良いぞ! お前が変な事言わないなら」
    「言いません。主に誓って」

     そうして、二人は人通りが多くなる時間帯にも関わらず正面から抱きしめ合ってる所を他の鬼哭に揶揄われとかなかったとか。
    -終-
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