カドに妖精夕飯後のコーヒータイム
それを目にした瞬間グエルは口に含んだコーヒーを吹き出しそうになった
(小さなスレッタ・マーキュリーがいる)
ただこの小さいは子供のスレッタ・マーキュリーがいるという意味ではない
ここは寮を追い出されたグエルが暮らすキャンプ
そこでグエルがテーブル替わりに使っているコンテナ、その端っこのカドの部分に小人サイズの小さなスレッタ・マーキュリーがぶら下がるように上半身を覗かせている
(…慣れないキャンプ生活で疲れたせいか?)
グエルは自分の眉間を指で揉み再度コンテナのカドの方に目を向ける
(いる)
小さなスレッタはうんしょうんしょと言うふうにカドにしがみつき一生懸命コンテナに登ろうとしている
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