ポップスターに墜落してから、どのくらいの月日が経ったのだろうか。
いくつもの夜を越え、朝日を浴び、夕日に照らされて、この大地の自然に触れ、まともに季節を感じて。ここで過ごした時間も長くなってきた。
錆びついていた日々が、鮮やかな色を覚えた。この星を、確かに"好きだ"と思ってしまった。
今までに感じたことも無いような感情を、この胸の奥で絶え間なく動き続けている心臓の気持ち悪さを、嫌と言う程感じてしまう。
怖い
自分でも訳が分からない。ただひたすらに、恐怖を感じる。
いつの日からか、堪らなく夜が怖くなった。暖かくて柔らかい、一番星の光を強く浴びすぎて、それが一秒でも無くなるのが耐えられなかった。
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