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    aimaikusuri2

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    aimaikusuri2

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    高専組で行く(予定の)TRPG
    五夏セッションが楽しかったので、大人数タイマン(?)シナリオをザックリ書きました。

    友人とセッションできたらログ載せたいです。

    高専組でいくTRPGそれは灰原の言葉から始まった。

    「温泉、行きませんか!?」

    聞けば、任務先で知り合いになった旅館の女将に招待されたのだとか。

    ーーーこのビッグウェーブ、乗るしかない。


    PL:五条限定

    KPC : 夏油 家入 七海 灰原
    NPC : 4名


    ガラガラガラ!

    灰原 失礼しますッ!
    皆さん!温泉!行きませんか!?

    後ろからひとつ遅れて苦い顔をした七海が顔を出す

    夏油 温泉?
    硝子 (タバコを吐いている)

    七海 経緯をお話ししますと、私たちで任務に向かった先がその旅館だったんです。そこの女将さんが灰原をえらく気に入りまして、お礼にと先輩方を招待してくださったんです。

    灰原 七海ってば女将さんがああ言ってくれたのに、「いえ、礼には及びませんので」って断ろうとするからびっくりしたよ!

    七海 あなたは図々しすぎます。いくら女将さんから申し出てくださったにせよ、弁えるべきです。もう少し日頃の態度を改めてください。

    灰原 七海はもうちょっと甘えてもいいんじゃないかな!

    夏油 まあまあ2人とも落ち着いて、灰原は任務ばかりの私たちを気遣って招待を受けてくれたんだよね、ありがとう。

    灰原 あ!はい!

    硝子 アンタ遊びに行きたいだけでしょ

    灰原 バレちゃいました?

    七海 灰原ッ

    夏油 休息はいいことだよ。私たちも夏休み休暇もらってるし、どうしようか。

    硝子 アタシは行くよ、いいじゃん温泉

    夏油 私も、悟はどうする?
    〜五条の参加を促す
    夏油 じゃあ決まりだね、七海もくるだろう?

    七海 ...わかりました、ご迷惑にならないと良いのですが.....

    灰原 心配性だなあ七海は、きっと女将さん喜ぶんじゃないかなあ!

    七海 (胃が痛い...)

    灰原 そうだ!その旅館のすぐ近くにある海岸が海開きしてるみたいなんで、いっぱい遊べますよ!夜には旅館の近くに屋台が出るらしいですし!

    硝子 へぇ〜、イベント盛り沢山じゃん ナイス

    日時を決定し、そしていよいよまった旅行当日。
    寮の前で待ち合わせをしていた5人は、ぞろぞろと駅へ向かう。

    電車RP

    電車から鉄道へと乗り換え、しばらくすると目的地のアナウンスが流れた。

    灰原 ここですね!降りましょう!

    鉄道から降りる。
    涼しい車内とは打って変わって、ジリジリと照りつける日差し、澄み渡る青空には入道雲。すぐ側にはキラキラと青を反射して輝く広い海に、青々とした木々。
    古びた駅から見るこの光景は、日本ならではの黄金比であった。

    灰原 皆さん行きましょう!レッツゴー!

    七海 はしゃぎ過ぎです。

    夏油 いい天気だねえ

    硝子 あとで見に来れるんだから早く行くぞ
     暑いんだけど

    山沿いに面している旅館のため、道は整備されてはいるが自然が残り、葉のざわめきや鳥の囀りも聞こえてくる。
    少し歩くと、目当ての旅館が見えてきた。
    広々とした駐車場には満車という程では無いが、半分以上はスペースが埋められている。流石にこの時期からは忙しくなるのだろうと伺える。

    ガラガラガラ

    灰原 こんにちは〜!

    女将 まあ!雄くんいらっしゃい!七海くんも!もー待ってたわ〜! この子達がこの前言ってた先輩方かしら!

    灰原 そうです!今日は皆んなで癒されにきました〜!

    硝子 どうも、お世話になります〜

    七海 (ぺこり)

    女将 あらやだ!美男美女じゃないの!
    スラっとしててべっぴんさんねぇ〜

    硝子 そんなことないですよ、女将さんだってすごく美人さんです

    女将 も〜〜そんなこと言って〜

    夏油 あはは、お世話になります。改めまして、この度はご招待頂きありがとうございます。来てから言うのも何ですが…本当にいいんですか?

    女将 勿論!雄くんと七海くんに助けられたのはそうなんだけど、お仕事まで手伝ってくれちゃって…あの時男手が足りなかったから本当に助かったのよ〜!

    夏油 そうだったの?

    灰原 はい!

    七海 困ってらしたので

    RP

    女将 あらやだ私ったら!ごめんなさい、すぐにお部屋に案内しますね、鍵取ってくるからちょっと待ってて〜!

    そうして家族連れの賑やかな客室を通りすぎ、取り置いて貰った部屋へと案内を受ける。

    灰原 しっつれいしま〜す!

    シャッと襖を開けると、広々とした憩いの空間。開けられた襖の窓からは青一面の景色が飛び込む。
    畳や木の匂いが一段と強まった気がした。

    夏油 す、すごいな 私たち5人いても余裕だね…

    硝子 普通に泊まったら結構高いでしょコレ

    七海 (渋い顔で額を抑えている)

    灰原 七海!僕たちが来た駅が見えるよ!

    七海 どうお返しすれば良いのか….

    灰原 七海、顔色悪いよ?

    硝子 あ〜涼し〜 アタシちょっとここで休んどくから、野郎共は予定通り海で遊んできたら〜

    灰原 そうだった!よーっし誰が一番早く着けるか競争しましょう!

    夏油 勝負なら負けていられないね、全力で行かせてもらうよ

    七海 全くこの人達は…


    旅館から早足で抜け出すと、4人は全速力で海へと駆けていった。



    1d4で順番を決める

    RP

    海辺にはちらほらと人がいるようだった

    →バレーボール
    →海水浴
    →砂遊び

    ひとつ遊び終えると硝子が来る

    硝子 お〜いバカ共やってるか〜
    硝子 飲み物買ってきてやったから、喉乾いたらすぐに来いよ〜1人煙草ワンカートンね〜


    全て遊び終えたタイミングで5人はお腹が減る。
    灰原曰く、ランチもついてきているらしい。
    一度旅館へとRPを挟みながら帰宅。

    シャーっと襖を引くと、机には小さな器に慎ましく添えられた健康的な日本食が彩られていた。

    灰原 お腹ぺこぺこ〜!

    夏油 あはは、ここまで用意してくださるなんて、どうしたらいいんだろう…

    七海 全くもって同感です…

    硝子 全身全霊で食べるしかないんじゃない?

    RP

    それでは…
    『いただきま〜す!』

    甘煮や漬物、香り豊かな茶碗蒸し。
    繊細な口触りの料理に舌鼓を打ち、各々食事を終える。

    夏油 ふぅ、美味しかった。

    硝子 夏油は日本食好きだよね

    灰原 そういえば七海は日本食ってどう?
    味濃い方が好き?

    七海 そうですね…スペイン料理が好みですが、日本食も嫌いでは無いですよ。

    灰原 なるほど、あんまり好きじゃないんだね!

    夏油 灰原…!

    硝子 わはは

    しばらく談笑をしていると引き戸の向こうから、失礼致します、と凜とした声がかけられる。

    黒井 お食事は終えられましたかね?

    灰原 とっても美味しかったです!

    夏油 ええ、こんなに良くしてもらって、どうお返しすれば良いか…

    黒井 ふふふ、女将からのお気持ちですから。遠慮なく受け取っていただけるときっとあの方もお喜びになられるかと。
    それにしても、夕食は無しで良いんですか?

    灰原 屋台で沢山食べる予定なので!

    黒井 なるほど!楽しんでくださいね。

    仲居が和食器を片付けていると、閉められた引き戸が再び開けられた。

    理子 黒井〜仕事はまだ終わらんのか〜?

    黒井 お嬢様!今はお仕事中ですから、お戻りください、お客様にご迷惑でしょう

    理子 む!妾は誰にも迷惑などかけとらんが!

    そう言うと、バンダナを巻いたセーラー服の子供はズカズカと部屋に入ってきた。

    黒井 お嬢さま!

    夏油 いえ、大丈夫ですよ。お気になさらず。君、名前は?私たちと遊ぶかい?

    理子 ほほーん、妾に名を聞くとは良い度胸じゃな! コホン!
    妾こそはーーー

    灰原 あ、僕知ってる!厨ニ病ってやつだ!

    七海 灰原ッ!

    理子 ううるさい!厨ニ病じゃないもん! ケホン!妾は天内理子!この屋敷の頂点に立つものである!

    黒井 女将のお孫さんなんです…

    夏油 それは大変ですね…

    理子 おい!さっきから扱いが雑!ひどい!

    硝子 おい五条、オマエゲーム持ってきてんじゃ無いの?UNOとかあるだろ

    RP 黒井は途中で食器を下げに行く



    引き戸が開く

    黒井 失礼致します。お嬢さま、そろそろ戻りますよ

    理子 まだやるもん!ぐぬぬぬ!

    黒井 お父様とお母様が帰って来られましたよ

    理子 えっ、お父さんとお母さんが!?

    理子はばっと顔を上げるものの、名残惜しそうにしている

    (五条に言わせても良い)
    夏油 また遊びに来るから、言っておいで?

    理子 ...わかった

    黒井 お嬢様がお世話になりました、ありがとうございます。

    黒井は礼をして、その場から姿を消す。
    理子もそのあとをついて行こうとするが、
    理子は引き戸の前で5人に振り返る。

    理子 今日は久しぶりに楽しかった...その、次は負けないから!

    (五条に言わせてもいい)
    夏油 受けてたつよ

    理子は嬉しそうにニッコリと笑うと、黒井を追いかけて去ってしまった。

    灰原 面白い子でしたね!

    硝子 アタシ温泉行きたいんだけど。汗でべたべた。

    夏油 確かに、早いけど入っちゃおうか

    七海 賛成です。

    灰原 せっかくですし皆で浴衣着ませんか!5人分用意してくださってるみたいです!



    5人は着替えと浴衣を持って温泉へと向かう。

    硝子 じゃあアタシこっちだから。あんまり騒ぐんじゃないぞ。

    硝子と別れ、4人は脱衣所にはいる。
    きゃいきゃいと走りまわる子供に、ご老人。
    自分たちと同じ様に海で遊んだ体を流す為か、それなりに人はいるようだ。

    RP

    ガララと引き戸を開けると、石鹸の香りと湯気が立ち込めた熱気が包み込む。

    薬湯、ジャグジー、サウナ、露天風呂が楽しめそうだ。


    露天風呂
    露天風呂からは、山を一望できる景色が広がっている。美しい景観に温泉の流れる音も相待って、時間の流れが緩やかだ。


    ~入浴後

    七海 いい湯でしたね

    灰原 本当に!あ、自販機ある!

    夏油 何か飲むか?奢ってあげるよ

    灰原 悪いですよ〜 コーヒー牛乳で!

    七海 私はこの紅茶で。

    夏油 あはは、悟は何飲む?



    夏油 あ、硝子だ 

    七海 お待たせしてしまいましたかね

    硝子 (マッサージチェアに座っている)
       おー野郎共、遅かったじゃないか。

    灰原 温泉楽しんできました!



    夏油 そろそろ屋台が出る時間じゃないかな?



    旅館を出ると、屋台で売られている食べ物の匂い、炭の匂いが鼻をくすぐる。
    朝に通った道がすっかり屋台のお祭りで賑わっていた。

    灰原 わ〜!!いい匂い!フランクフルトあるかな!?
    先輩!お肉が無くなる前に行って来ますね!!七海、行こう!

    七海 引っ張らないでください

    2人は人々の中へ入っていった。

    夏油 灰原は元気だなあ、私も何か買おうかな。悟はどうする...って、悟もしかしなくとも屋台初めてなんじゃないか?

    硝子 箱入り坊ちゃんだからなあ。あそうだ、綿菓子食べてよ。綿菓子が綿菓子食べてる所撮ってあげるから。

    →綿菓子
    →フランクフルト
    →たこ焼き
    →お面屋
    →カステラ
    →りんご飴
    →射的

    その場に合わせてRP

    射的
    っち、クソ おい親父、これぜってぇ落ちねーようになってるだろーが

    射的をしようと屋台へ向かう途中、前方から不満げな声が聞こえてくる。

    ツミキ 暴言吐いちゃだめ!ごめんなさい!おとーさん頑張ったけど、駄目みたい。諦めよう?

    恵 ....

    後ろでひとつぐくりをした、しっかりした女の子と。
    む、と膨れている男の子がいる。
    どうやら狙いの景品が落ちなくて困っている様子だ。

    甚爾 いーや、まだ終わっちゃいねえ。
    こっからだ。

    ツミキ おとーさんお金無いんだから無茶しないの!

    甚爾 明日コレで増やすのさ(パチンコのジェスチャー)

    ツミキ もっとダメ!!


    rp


    いい感じに遊んだと感じたら次の描写へ


    灰原 先輩〜!

    お祭りを楽しんでいる3人に、元気な後輩の声がかかる。
    灰原は何やら大きな包装紙を抱えて、七海は手にバケツを持っている様子だ。

    灰原 花火!しましょう!!


    お祭りに人々が釘付けになっているからか、海辺は貸切状態だった。
    バケツに水を汲んで、灰原は包装紙を破いていく。
    ススキ花火 噴射花火 線香花火...
    品揃え豊かに様々な花火がずらりと砂の上に並べられる。

    夏油 うわぁ〜懐かしいなあ、子供の時よくこれで遊んだっけ

    RP

    →ススキ花火
    真っ直ぐに噴射する花火 振り回すと楽しい

    →スパーク花火
    線香花火の強化版 チリチリと火花がスパークするぞ

    →線香花火
    ゆっくりゆっくり、火種が落ちないように

    →変色花火
    ススキ花火と違って色がくるくると変わる面白い品物。

    →ネズミ花火
    めっちゃ回る 高速 すげえ パァン!!

    →ヘビ花火
    ムリムリムリィっと上へ上がっていく様はなんとも形容し難い


    楽しい時間はあっという間にすぎていく。
    沢山笑い合い、沢山ふざけ倒した。
    そんな、青春。
    沢山の思い出の中に、また一つ新しい記憶が刻まれた。
    ふと感傷に浸りたくなり、五条は海を見つめる。

    夏油 悟?どうかした?

    〜RP〜

    灰原 僕これ、片付けちゃいますね!

    七海 それ私が持ちます。

    夏油 あっ、いいのかい?

    硝子 アタシら先帰るから、アンタらは好きなだけイチャイチャしてなクズ共ー


    硝子 ふあ〜ぁ、アタシ眠いー先帰るねー

    灰原 あ!家入さん待ってくださいよー!

    楽しげな声が遠ざかる。
    今、ここには2人だけが存在しているような気持ちになる。

    夏油 悟、どうした?疲れた?


    RP
    夏油 帰ろうか、悟

    歩きながら、傑は一つ大きなあくびをして、ふふと笑う。遊びすぎて疲れたのかも、と。
    それを見て、ふんわりと心地よい眠気に包まれる。
    沢山笑った。沢山、みんなの笑顔を見た。

    その日の夜は、満点の星空だった。


    あはははは!活気のいい笑い声が食堂から聞こえる。ちょっとした旅行の2日後のこと。

    なぜか4人集まって笑い転げている。
    なんだなんだとその場へ足を運ぶと
    みれば、硝子の携帯の写真を皆んなで見ているようだった。

    (RP中面白かったシーンを入れる)

    灰原 あははははは!!本当だ!!五条先輩わたがしだぁ!!

    七海 灰原、失礼ですよ...

    硝子 いやまじでグラサンつけたらヤバいわ。五条が五条食ってる。

    夏油 あっさとる!見てコレ....ふっクク!





    皆んなで写真を見ている中、硝子は次の項目へ進む。...何やら暗くてわからないが、動画のようだ。よく見ると、海辺に2人が立っている様子が見える。

    夏油 あ〜、違うんだ、これはそういうロマンチック的な恋愛漫画的なのではなく

    灰原 お似合いでしたよ!お二人とも!

    七海 ええ、はい。離れて正解だったというべきか。

    硝子 いやーマジ笑い声抑えるの必死だったんだから で、いつ籍入れんの?

    夏油 いや私たち付き合ってないから!


    呪術師は、いつ死んでもおかしく無い職業だ。
    それなら、今この瞬間を人の何倍も楽しんでやろうと思う。
    いつ死んでも悔いがない様に、なんて到底無理だけど。
    こいつらといる幸せな時間を、全力で生きてやる。
    俺はそう心に誓い、いつまでもゲラゲラ笑い続ける灰原にゲンコツを落とした。
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