君と/貴方と「5分!5分待って!!」
そんな風に慌てながら目の前の情報を整理しようと頭を抱えている最愛の人を見て微笑み此処までのことの流れを思い出す。
事の始まりは俺の事務所に入った一本の電話だった。
「所長!電話です!」
そう言いながら受話器を渡してくるサイドキックに相手は誰だと聞くと出てみれば分かります!と笑顔で返されたので受話器を受け取り電話を代わる。
「もしもし、お電話代わりました。ツクヨミ事務所の所長ツクヨミです。」
「あっ、ツクヨミ?ホークス事務所サイドキック一同ばい。」
その声を聴いて目を丸くし答える。
「先輩方、お久しぶりです。」
「久しぶり、元気やった?」
「はい、先輩方はお変わりないですか?」
「うん、こっちもみんな元気ばい!」
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