迷妄の天使ぼく　ドルエンテ　今天界で授業を受けている
みんな同じ格好で　おんなじことをして
なにがたのしいのかわからない

ぼく　ドルエンテ　今授⬛︎でみんな笑っている
正直何が面白いのかわからないけれど
きっとここは笑うところなのだろう

ぼく　ドルエンテ　今⬛︎⬛︎が褒めてくれた
お前は他の天⬛︎より優れているって
だからなんだというのだ

ぼく　ドルエンテ　今…⬛︎⬛︎に⬛︎られた
お前は他の⬛︎⬛︎とは違い狂⬛︎⬛︎い⬛︎⬛︎て
しょうがないだろう　僕は人の⬛︎⬛︎ちがわからな⬛︎のだかﾗ

ぼく　どる⬛︎えﾝテ　今遂に⬛︎⬛︎を追⬛︎さﾚ⬛︎
このあとの⬛︎⬛︎はほと⬛︎ドなｨ
あぁ… なんﾉ面白⬛︎もナイ⬛︎⬛︎だっタ………

ボｸ ドﾙぇんﾃ イﾏ譛鬮伜ｯｩ蛻､螳倥陬√″繧貞眠繧峨▲縺
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どれだけの月日が流れたのだろうか
地上に降り立った時
もう既に彼は何も感じることは無くなっていた
生まれた時から家族はおらず
集団の中で育ってきた彼は
十分な愛を感じたことはない
心が壊れてしまったのだろうか
それとも⬛︎⬛︎によって失ってしまったのだろうか


そんなこと彼にとってはどうでも良い
ただ心にぽっかり空いた穴を
埋めてくれるものを探していた





______みつけた





森の中で瀕死の山羊？をみつけた
狼に喰われたのか身体の損傷が激しかった
特に酷かったのが顔で
左目を中心に喰い千切られていた

今更可哀想などとは思わない
彼はなにも感じないから

でも　もしかしたら

瀕死の山羊を生き返らせることが出来るならば
また戻れるかもしれない

彼はそれが善行だと思っていた

彼は既に狂っていた

山羊はもう長くは持たない

彼にはそれが分かっていた

でも彼は

禁忌については何も知らなかった


⬛︎⬛︎に戻りたい
こんな所に居たくない
ただその一心で



山羊を生き返らせてしまった

そのときだった


彼に罰を与えるかのように一筋の稲妻が直撃した

あぁ　これが天罰なのだろう

彼の翼は真っ黒に堕ち

それまでの記憶が完全に消えた


記憶をも失いただ愛を求める空っぽの器になった彼は

まだ意識の無い山羊に大量のキノコを植え付けた

ただのキノコでは無い
彼の魔力がたっぷり詰まった
特別なキノコ

山羊は動き出した
喋ることはない

彼の魔法は不完全なので
いつ術が解けるか分からない

そんなことはどうでも良い

はじめまして！ぼくドルエンテ！！！
ぼくをみて！ねぇねぇすごいでしょ！！！

山羊は黙って頷く

やった！！成功したんだね！！！
きっともうきみは自分で歩くこともできないし
最低限の生活を送ることも難しいと思う

でも大丈夫！！ぼくがいるよ！
ずっとぼくがいる！
だから気にしないで！！
きみはずっとぼくだけをみてればいい！
ずうっといっしょにいようね！！！！！！！！


キノコに意識を乗っ取られた山羊は
果たして本当に彼なのだろうか
心の奥底に意識はあるものの
キノコの支配下にある為返事はできない

果たしてそれは本当に愛なのだろうか？

そんなことを考えても　目の前の小さな⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎が変わることはない


愛に飢えたバケモノと自我を失った山羊のおはなし